今週の運勢２／天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術＝宝瓶宮占星学―
星のディレクション

《 7.天秤宮 ＝ Ｓｉｇｎ Ｌｉｂｒａ 》

天秤宮に象意を持つ人は、長いことTスクエア（180・90・90）に近い星周りが続くと、良し悪しはともかく、現状にもだいぶ慣れてきたのではないかと思います。
最初のうちや若いときはこれに慣れないために、動きがとれなかったり、逆に焦ってトラブルを招くことも起こりがちですが、今の人生期の体験は今後、社会に出て対外的に活躍していく運勢期に向けて役立ちます。
むしろ、そのための今の人生期ともいえますので、現状を表層的にとらえることなく、内面性の充実や深い霊性（精神性）を整えておくことも必要です。

One-Point ◆ おおむねながら、自分の周囲の現実もよく見えるときなので、将来の大きな活躍ために、考えや発想も、また行動パターンも転換していくことを考えて進むとよいでしょう。

《 8.蠍宮 ＝ Ｓｉｇｎ Ｓｃｏｒｐｉｏ 》

蠍宮に象意を持つ人は、自分のためというよりも、人のために自分の能力やスキルを発揮していくときにあるといえます。
現状は簡単とはいえない状況の中にありますが、今は自分のことをさておいても、パートナーや協同者など周囲の人々と協力していくことが、本領発揮や自己実現につながります。
ふだんスピリチュアルな言動をしている人であれば、昨今の人生期はグランディングをしっかりと行ないつつ、実際に役立つ活動を展開していくときです。

One-Point ◆ 単純にいえば、「霊性と現実」、「心・技・体」などのバランスに課題が生じたり、難しいときですが、達人やプロと呼ばれる人々は、それらを矛盾させることなく扱っています。

《 9.射手宮 ＝ Ｓｉｇｎ Ｓａｇｉｔｔａｒｉｕｓ 》

射手宮に象意を持つ人は、能力や実力を発揮していける時期が続いていますが、であっても、そこに解決すべき課題やトラブルが少なからず伴いがちです。
今の時期、前向きで楽天的なのはいいのですが、成り行き任せに手を抜いて安易に進みすぎると、結果、何もたいしたことができないまま時だけが過ぎてしまいます。
全員ではありませんが、すでにディレクションを受け始めている人は、現実よりも夢や幻想の世界に我知らずに意識が引き込まれる場合がありますので、たまには現実面から自分の意識や内面のチェックしていくとよいでしょう。

One-Point ◆ このディレクションは、意識があっても無意識のうちに意識が飛んだかのように過ごしやすく、夢や状況に流されて、地に足がつかないまま生きることも生じやすいためです。

《 10.山羊宮 ＝ Ｓｉｇｎ Ｃａｐｒｉｃｏｒｎ 》

山羊宮に象意を持つ人は、個人的な面において、「再スタート」や「再構築」のときにあることをご理解ください。
本物の人格や見識を持つ実力者であれば、昨今、与えられた社会的な立場の責務を充分に果たしていくために、意識や考えを根底から見直して、改めるべきは改めるときにあるといえます。
そうでない人であっても、状況は個々のホロスコープ（出生天球図）によってさまざまですが、自分の内面の意識を改めていくに、やぶさかであってならないのは、ほぼ共通したディレクションです。

One-Point ◆ 今週や、今後１〜２か月は、自分自身を見つめなおして、自我を確立したり、意志を強くもっていくなど、新しい意識や行動を起こしていくのによいチャンスのときだといえます。

《 11.水瓶宮 ＝ Ｓｉｇｎ Ａｑｕａｒｉｕｓ 》

水瓶宮に象意を持つ人は、ある意味、一つの自己サイクルが終わりつつあるときなので、次のサイクルに向けた「自分探し」の準備をしておくとよいときです。
これまで関心があった情報や書籍やシチュエーションにこだわることなく、好むと好まざるとにかかわらず、新たに縁や出会ったものに関心を示したり、アウトラインだけでも理解し、一応は把握しておくのもその一つです。
新しい自分を始めていくには、これまでとは部分的でも変化・成長していくことが必要なので、新しい意識を身につけたり、新しい情報を得ていくことが必要だからです。

One-Point ◆ どれが必要かについては、本物の深い霊性や直感を働かせて選択できればいいのですが、そうでなくても自分なりに判断して、当たる当たらないではなく経験することも重要です。

《 12.魚宮 ＝ Ｓｉｇｎ Ｐｉｓｃｅｓ 》

魚宮に象意を持つ人は、極論すればですが、今の時期は「理論」や「理屈」や「考え」がさほど重要なのではありません。
今の時期に重要なのは、昨今や先頃に思い描いた「夢」や「ビジョン」、また「願望」や「考え」を、自分自身が実体として実践したり、現実化していくために意識をもって行動しているかどうかということです。
「意識」や「考え」があまりに広がりすぎて、すぐには現実化が不可能な場合もありますが、将来的に、また段階的にでも、現実化していけるかどうかのチェックが必要な人生期がはじまっています。

One-Point ◆ こういうときは逆に、思い切って自分の実体をもって人のために尽くして生きたり、また相手に有益な奉仕をするなど、パートナーや周囲とかかわることで現実化ができていきます。

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