宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●西洋占星術と宝瓶宮時代の新しい西洋占星術=宝瓶宮占星学による今週の運勢=星のディレクションをお届けしています。
※2009年 8月15日アップ
今週は、23日に太陽が乙女宮に、26日には水星が天秤宮に、火星が蟹宮に、それぞれ入宮します。翌27日には金星が獅子宮へ入宮です。
今週のアスペクトは、山羊宮の冥王星、魚宮の天王星、双子宮から蟹宮へ移動する火星、乙女宮から天秤宮へ移動する水星が、グランド・クロス(90・90・90・90)を形成します。
そこに天王星と衝(180度)の位置にある乙女宮の土星が絡み、その土星は、今週前半、水星と合(0度)をとります。
グランド・クロスを形成する二つの衝(180度=冥王星と火星、天王星と水星)に対しては、水瓶宮の海王星、それと衝をとる獅子宮から乙女宮に移動する太陽、そして蟹宮から獅子宮に移動する金星が、それぞれ調停(60・120・180)の座相を投げかけます。
今週前半、月は、蟹宮(17日)から乙女宮(22日)を移動しますので、星たちがフルキャストでグランド・クロスやら調停座相×2(ミスティック・レクタングル=冥王星と火星の衝に対しては海王星と太陽が調停座相、その海王星と太陽の衝に対しては冥王星と火星が調停座相を、お互いに投げかけ合う)を形成します。
今週前半、火星と土星は矩(90度)をとりますが、土星と冥王星は、まだ矩には至りません。
※注) ここで「今週」という言葉は、1週間ではなく2週間分を指して使っている場合がありますのでご了承ください。
※最下段の「今週の星の動きを概説」も併せてご参照ください。
天秤宮に象意を持つ人は、最初に象意を持つ人と、それ以外に象意を持つ人とで、今週は星のディレクションが変わってきます。
最初に象意を持つ人は、今週ならびに9月に起こるさまざまな出来事をとおして、いろいろと考えさせられることが多く、また、そこから多くの情報を知り得たり、何かを学ぼうとするなど探究せざるをえないでしょう。
それは新しい自分の在り方を見つめたり、また、パートナーや協同者、新たな仲間との関係や在り方を模索したり、構築していくことになりそうです。
One-Point ◆ 一方、それ以外の人を含めた天秤宮に象意を持つ人は、今月は行動力が増し、活発に活動できるときなので、思う存分、自己の能力を社会的に発揮していくことができます。
蠍宮に象意を持つ人は、心理状態やコミュニケーションの在り方に課題や緊張感が生じたり、逆に身動きが取りづらくなるようなことがあるかもしれません。
それでも、蠍宮に象意を持つ人は、今は社会的な人気を得やすく、人格が明るく高潔で前向きな人ほど、周囲の引き立てを受けやすいときです。
こういうときは、これまで、どれだけ人間的に内面性を充実してきたかによって、仕事運など社会的な運勢が変わってきますので、自己チェックしてみるとよいでしょう。
One-Point ◆ 単純にいえば、これまでの自分の内面の充実度によって、現実社会の評価が決まりやすいときです。実情を見て、必要であれば意識を改めるチャンスです。
射手宮に象意を持つ人は、最初に象意を持つ人と、後半に象意を持つ人とでは、今週は星のディレクションが変わってきます。
最初に象意を持つ人は、基本的に射手宮らしい自分の魅力を発揮しやすいので、ラブチャンスや自分の新しい理想像を発見していくことが可能です。
後半に象意を持つ人は、頑固に自分の考えを通そうとしやすい人生期にありますので、社会的な実力や立場が伴っていない場合は、特に今週は妥協することも視野に入れないと、周囲の反発や厳しい試練の場に立たされることが起こりえます。
One-Point ◆ だいたいは多くの場合そうですが、起こった状況に対して、見識や実力が本当に備わっている場合は、ピンチもチャンスに変えられるものです。今週は特にそういう時期です。
山羊宮に象意を持つ人は、最初に象意を持つ人と、それ以外に象意を持つ人とでは、今週は大きな運勢の差が見られます。
山羊宮の最初に象意を持つ人は、人生に一度といえるような自己変革を行うべき人生期に今はあるのですが、今月は特にその傾向が強まることになります。
それは運命的に避けることのできない変化なので、むしろ新しい人生を踏み出すくらいの意識で、自ら自己変革の扉を叩いて、自ら進んでいったほうが、将来的に良い結果を招きやすくなります。
One-Point ◆ それ以外の人を含めて山羊宮に象意を持つ人は、山羊宮らしく生きることが、良くも悪くもできるときなので、良い面を出せるよう前向きなビジョンをもって柔軟に歩むとよいでしょう。
水瓶宮に象意を持つ人は、自分でも知らずに感覚的にアクティブな行動をとってしまいやすいときなので、それを新しい自分を見つける「旅」にしていくとよいでしょう。
周囲の環境や他との関わりに関心が向きやすい時期にあって、そこから見出そうとしているのは、結局、未来に向かうべき新しい自分像だったり、社会的な立場です。
今週は、そういったことに関連して、意識の変化や気分の変化が起こりえます。
One-Point ◆ 水瓶宮に象意を持つ人は、今週は考えがあちこち飛んだり、感覚的でまとまりにくい面が出てきますが、幅広くいろんな可能性を考えることが、将来の決定にいずれ役立ちます。
魚宮に象意を持つ人は、現実から逃げ出して、自分の感性や美意識の世界にこもりたい心境ではないでしょうか?
それが昂じると、アルコールや薬物依存の可能性も出てきますが、このサイトをご覧の皆さまであれば、占いやスピリチュアルな精神世界に答えや癒しを求めそうです。
それ自体は構わないのですが、重要なことは、今は現実から目をそむけるべきではなく、災い転じて福となす心構えで、未来に意識を向けて、自己改革や環境設備の転換を図っていくとよいのです。
One-Point ◆ なぜ今のような人生期が訪れたのか、過去ではなく未来に目を向けて考えるといいよということです。トラブルが不幸とは限りません。自分の将来に必要あって起きているのです。
今週は、18日に衆院選が公示されますので、政治向きの話はあまり書けません。先週の「今週の運勢1」などをご参照ください。
衆院選が終わった9月以降に、冥王星、天王星、土星のTスクエアが形成されますので、現実的な社会運営体制の変革が起こりやすいということです。
左欄の「今週の星の動き」に書いたように、今週は、冥王星・天王星・火星・水星のグランド・クロス(90・90・90・90)が形成され、ほぼ今週いっぱい続きます。それは、普段は動きの速い水星が逆行間近のため、動きを遅くしているからです。
ちなみに、参院選の投票日である8月30日は、グランド・クロスの中心となる冥王星に、月が合(0度)のアスペクトを取ることを付け加えておきます。
「月」は、感受性や感情やムードに左右されやすい一面を持ちます。その月が投票日にグランド・クロスの冥王星と合ということは…、あ〜、政治的な話は書けませんぅ。(笑)
ヒントは、冥王星は、火星と衝(180度)、水星・天王星と矩(90度)、太陽と三分(120度)、海王星と六分(60度)ですから、冥王星と合の月も同様のアスペクトをとって、感覚的に強い意志を発揮しやすいということです。
ふっておいて何ですが、そういった政治向きの話はともかく、今週は太陽・水星・金星・火星といったパーソナル・プラネットが、ほぼ同時期に宮移動をします。
そのため、本人が気づくと気づかないとに関わらず、多くの人に意識の変化が起こりやすくなります。感受性やアンテナの高い人は、すでに自分の意識の変化に気づいているかもしれません。
変化の方向性や内容は、個々人のホロスコープ(出生天球図)によっても変わってきますので一概にいえませんが、今回は、一般的に自存意識や自分の能力(スキル)などの在り方に、意識変化が起こりやすいといえます。自分が変われば運勢が変わりますので、飛躍の足掛かりにするとよいでしょう。
もし、その変化が衆院選と結びつけば、「宝瓶宮時代とライフスタイル」や「新旧混在と変革の2009年」に書いたように、「宝瓶宮時代の意識の目覚め」につながっていくことになります。
※
まったく別の話ですが、のりピーこと「酒井法子さんの夫が、渋谷で麻薬所持で逮捕された」というニュースの第一報に接したとき、瞬間的に「のりピーもやってる!」と思いました。
のりピーの誕生日が、2月14日でもあったからです。
その後、彼女は失踪、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕状、そして出頭逮捕という流れは、皆様もご存じのとおり、やっぱり「やっていた!」のです。
2月14日生まれの彼女の太陽は、現在、木星・海王星と合(0度)です。海王星とはここ数年来、合が続いています。これが何を意味するのかというと、アルコール依存や薬物依存に陥りやすい時期にあるということです。
ただし、本人の意志や環境要件もありますので、2月14日前後の生まれ全員がそうなるということではありません。のりピーの場合、現在のサインとは違いますが、出生時における木星・海王星も合です。現在の星のディレクションといっそう共鳴しやすく、条件が整えば、薬物依存が強調されやすくなってしまいます。
皆様にご理解いただきたいことは、西洋占星術でいわれるように、幸運の星=木星が○○と合(0度)だから「ラッキー」、とはならないということです。
のりピーが逮捕された8月8日現在、彼女の出生時の太陽は、木星や海王星と合、火星とトライン(120度=三分)、西洋占星術でいう吉座相です。一方、西洋占星術で凶座相とされるスクエア(90度=矩)は見当たりません。
だからといって、今回の事件を見ればお分かりのとおり、それが大吉や幸福な情況や事態を招いたものでないことは、誰にでも分かる紛れもない事実です。
現現実にそぐわない、木星が幸運の星だとか、吉座相・凶座相といった西洋占星術の思い込み解釈や占断は、宝瓶宮時代となった今では、この事実一つを見ても、もう止めたほうが正解だと思われません?
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