宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週日曜日に更新予定です。
※2024年10月27日アップ
注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
許容度数(オーブ)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
「運勢を決めるサイン(宮)」もご参照ください。
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【気ままなブログ】
「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ」
※ホロスコープや占星学、時事問題、日本の原点などの記事がメインです。
※「今週の運勢」の見方」をご参考にアップしました。
◆ 2週間分の週初め〜週中〜週末の傾向
今週(2週間分)は、中頃をメインに“何でもあり”といった状況のときです。
ということは、何を書いてもどこかで当たるし、何を書いてもどこかでハズれるといったワケわからない“渾沌”のときでもあり、“良い”ともいえますし“良すぎて悪い”ともいえますし、“悪い”けれども“何とかなる”といったときだともいえます。
ということで、“常識的”に正解を見出そうと思っても、結果的には難しいかもしれません。
◆ 概 容
このような“渾沌”や“混迷”の状況は、12サイン(宮)で言えば「魚宮」の真骨頂といえる独壇場でもあります。
“常識的”に考えても答えが見えなければどうするのか、ご自分の感覚や感性など人知を超えた直観によって動くでしょう。
あるいは信仰など信じる“主観”的なことを頼りにもともと考えても答えを見出せないので自己満足で多くの人が動き、さらに渾沌を増す今週です。
One-Point ◆ そういった状況はふだんでも多くあると存じますが、ご本人はそれが科学的な思考で正解だと、多くの場合“事実誤認”や“勘違い”をしているのかもしれません。
今週は、11月3日に水星が射手宮に入宮します。
翌4日に火星が獅子宮に入宮です。
水星と火星と魚宮27度Rの海王星は、その直前をメインに大三角(グランド・トライン=120度×3)を形成します。
それに留まらず、水星は入宮直後まで、牡牛宮25度Rの天王星と衝(オポジション=180度)で、火星は週を通じて山羊宮29度Rの冥王星と衝=180度で、それぞれ衝=180度の星を尻尾とした大三角凧(トライン・カイト=120/120/60/60度)を形成する今週です。
一方、牡羊宮4度Rのドラゴン・ヘッドと天秤宮4度Rのドラゴン・テールに対して、それぞれ水星と火星と冥王星が3か所から調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
蠍宮初盤(0〜9度)〜中盤(10〜19度)の太陽は、魚宮12度Rの土星と三分=120度です。
射手宮中盤(10〜19度)〜終盤(20〜29度)の金星と双子宮20度R前後の木星は衝=180度です。
山羊宮19度のケレスは、木星と転(クインカンクス、インコンジャンクト=150度)です。
One-Point ◆ 今週は、交歓(ミューチュアル・リセプション)は見当たりません。週末に木星を頂点に太陽とケレスを底辺の星としたYOD=60/150/150度が形成されます。
今週は、11月1日金曜日が新月です。
ジャストの合=0度となる時間帯は夜8時頃で、蠍宮9度の太陽と月です。
パートナーやご夫婦など雨降って地固まるような関係の再生によいときです。
緊張緩和のはじまりともできますので、そのような“対立”から“安定”へと意識や舵を切り替えてみるのも悪くはありません。
One-Point ◆ 全体的には一触即発の“緊張”と同時に、“緩和”や“調整”また“安定”とがもたらされる“渾沌期”ということに変わりありませんが。
牡羊宮に象意を持つ人は、少々極論ですが“恋愛情動マックス”になりやすい今週です。
“恋愛幻想”とも言えますが、情愛や異性関係をはじめ夢や理想の自己像を描きやすくなりますので、それ自体は良いことですが、対外的や社会的な規範も同時に尊重されるとよいときです。
とくに牡羊宮の最後のほう(25度〜)をメインに終盤(20〜29度)に象意を持つ人は、対外的に“激情化”の傾向がある昨今の人生期なので、自己を正しく律すればトップ運が可能な昨今の人生期です。
牡牛宮に象意を持つ人は、先回と同様に今週も“恋愛幻想”が高まり、良し悪しに関係なく独自の“夢”や“理想”を描いたり、一部では思い込みやすくなるときです。
とくに終盤(20〜29度)に象意を持つ人にその傾向が強く、他人と同じであるよりも独自の個性を理想の自己像として描かれる人生期です。
悪いことではなく、牡牛宮の幅を広めるために必要な時期なので、殻にこもらず則を越えず、存分に発揮されるとよいでしょう。
双子宮に象意を持つは、老若男女を問わず、知識や自由気ままな関係性などコミュニケーションを期待したり、志向しやすい今週です。
昨今の場合は、SNSなどで考えや持論を自由奔放に発信しやすくなりますので、「過ぎたるは、猶、及ばざるがごとし」にならない程度を視野に入れて気ままさを発揮されるとよいでしょう。
今週は社会的には何でもありのときなので、賛成も反対も話題には事欠きませんので、それゆえ逆に高い見識や理性また“節度”が光るときになります。
蟹宮に象意を持つ人は、周囲や社会の状況を敏感に察しやすく自身の感情において良し悪しはともかく言動しやすいタイプです。
そこから見たときに、今週は良し悪しとは関係がなく何でもありの渾沌とした状況がそこかしこに大なり小なり生じますので、枝葉末節に惑わされずに、大局を見定めた度量を発揮されるとよいでしょう。
細かな個々の状況にコミットしやすいタイプなのですが、それだと大海の小船のように些細な波にもまれますので、枝葉を受け入れつつも、広い視野で“幹”や“根っこ”など大勢を見極められ混乱しないようにいたしましょう。
獅子宮に象意を持つ人は、良し悪しは別として、大きな夢や理想を描き行動的になり、何らかのアクションを起こしやすくなる今週です。
多くの場合、若い方ほど異性関係や恋愛幻想にかかわりやすく、いずれであっても情愛や理想の自己像といった自己実現にかかわる夢やアクティビティ(活動、動き)をとりやすくなりそうです。
もっとも今週は、ご自身の内面や現実を見つめて、慎重にも用心深くなり、抑制することになりがちなので、そのような夢や思いを描き留まったり、実際の活動とのジレンマに陥ることにるケースもありえます。
乙女宮に象意を持つ人は、対外的には“イージー”など成り行き任せかのような言動また生き方になりやすく、内面的には自分の個性や才能また得意のスキルの発揮の見直しを迫られるジレンマや葛藤さえ生じかねないときです。
ただし、良し悪しや善悪は関係がありません。
しゃがんだりジャンプしたり、伸びたり縮んだり、ゆっくりだったり走ったり、緩急や変化があっての人生で、そこに物事の発展や成長が伴なうからです。
いわば“Walk don't run”、急がば回れを吟味されるのもよいときです。
One-Point ◆ “ごった煮”状態の世の中となる今週です。何でもありで良いのか悪いのか、どれがどうでどう転ぶのか判断に難しく渾沌とする今週です。焦らずに王道をもって地道にコツコツとが、案外と功を奏するかもしれません
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