宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週日曜日に更新予定です。
※2023年 4月 2日アップ
注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
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【気ままなブログ】
「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ」
※ホロスコープや占星学、時事問題、日本の原点などの記事がメインです。
◆ 2週間分の週初め〜週中〜週末の傾向
今週(2週間)は、すべての物事が陰に陽に絡み合って全体的に生じますので、個々人においては太刀打ちしにくく、人によっては無力感やまだ見ぬ理想といった観念に走ったり逃げ込むことさえ起こりやすくなっています。
「溺れる者は藁をもつかむ」という諺がありますが、藁をつかめば確実に溺れますので、焦らずに“まな板の上の鯉”よろしく“明鏡止水”の境地で状況変化を待つのも一つの手です。
◆ 概 容 今週また昨今は、強く激しい情愛が高まるときになっています。
それ自体は良し悪しとは関係ないのですが、情動や意識を上手にコントロールされて発揮できないと、非現実になったり常識に反する言動を取りかねません。
One-Point ◆ 俗に言う適齢期の場合、たとえば結婚などに逃げ込むことも起こりやすい今週です。めでたいことではあるのですが、一生ものゆえ冷静なご判断も怠りなく。
今週は4日に水星が牡牛宮に入宮します。
11日には金星が双子宮に入宮し、水星と交歓(ミューチュアル・リセプション)を形成します。
今週中頃過ぎまで水星&牡牛宮のドラゴン・ヘッドは合=0度で、蠍宮のドラゴン・テールと衝=180度をとります。
この衝=180度は、水瓶宮の冥王星を軸にT矩(Tスクエア=180/90/90度)を形成し、魚宮の土星と蟹宮の火星を交えた大三角凧(トライン・カイト=120/120/60/60度)の中心軸になります。
また、乙女宮のケレスを頂点に魚宮の海王星を尻尾として、冥王星と金星を交えた大三角凧=120/120/60/60度も一方で形成されます。
牡羊宮の太陽&木星は合(コンジャンクション=0度)です。
牡牛宮の天王星はノーアスペクトです。
One-Point ◆ 冥王星と土星をそれぞれに交えた大三角凧=120/120/60/60度が2つも形勢され、その一部が矩=90度をとるという珍しい複合的なアスペクト・パターンの今週です。
バラバラにおきているように見える出来事が、実はウラで複雑に絡んで動きをもたらしている今週になります。
個々人における出来事も例外ではなく、強い情動や情愛による動きが、シビアに現実をみた実利的な打算にかかわりやすくなっています。
One-Point ◆ それが悪いという意味ではありませんが、どちらに転ぶかはケース・バイ・ケースです。その結果が出るまでは、ある程度の時が必要なのはいうまでもないでしょう。
牡羊宮に象意を持つ人は、中盤(10〜19度)や終盤(20〜29度)に象意を持つ人をメインに、課題や問題があっても「何とかなる」と前向きにもイージーにもとらえやすい今週また昨今です。
それがどのような出来事や課題や問題となるのかは、牡羊宮以外に生まれもつ象意によってそれぞれに異なってきます。
ただ今週は、いずれにも動きが出やすく、行き過ぎたり、やり過ぎたり、意図しなくても「過ぎたるは、猶及ばざるがごとし」ということにならないように、ご注意はされておきましょう。
牡牛宮に象意を持つ人は、良し悪しにかかわらず情動が強めになりがちな今週です。
情愛や異性関係の知的好奇心が高まりやすく、ひそかな情報交流やコミュニケーションが起こりやすくなります。
ただし、シビアに現実をみたご判断や忍耐強さが可能な今週ですので、ご自分の部屋にこもるのも、また常識や現実との齟齬にご注意されて人生経験と割り切られて活動や行動範囲を広げられてみられるのも、ご判断は人それぞれです。
双子宮に象意を持つ人は、情愛関係や異性への知的好奇心が、両極端にも高まっていくことになる今週です。
一方で、忍耐強くパワハラやセクハラに走らずに、世間の常識を保たれて仕事や社会的な責任や使命を果たしていくことが可能なときなので、ご自身の品位やレベルが試されることにもなる今週です。
若いときの人生経験としては、地位や立場を自分本位に利用することがないとはいえませんが、結局は、社会的な実力はもちろん、良識にのっとった精神面によって最後はご判断されることになります。
蟹宮に象意を持つ人は、初盤(0〜9度)に象意を持つ人をメインに、やる気はあっても周囲の動きがなかったり、自らも今一歩動きづらい今週また昨今です。
そのぶん、今週は焦らずに徐々に肩慣らしをされて調子を上げていくとよく、「今週の傾向」に書いたように全体が絡み合って複雑に人知れず動いていますので、個人では有効な手を打ちにくいときでもあるためです。
逆に申し上げますと、蟹宮の受動的な個性を活かされて受け入れつつ、漸次、現実社会への対処方法を見出されていく学びのときにされるのもよいでしょう。
獅子宮に象意を持つ人は、対外的な社会活動の方向に、個性や独自の才能また信念の発揮を含めて生き方や生きる方向性をチェンジされていくことが可能になっている昨今の人生期です。
獅子宮らしく、王者の風格を意識されるなり、社会の中心に立つ自我意識によって、社会貢献やご奉仕をご自身の使命や社会的な責任感とされて果たされていく転換期ともなっています。
ご判断はご自由でかまわないのですが、今週は培ってきた知識やスキル(技能)が独自の分野で役立ち、フリーランス的にも発揮できるときです。
乙女宮に象意を持つ人は、仕事をはじめ対外的な社会活動の分野で、ご自分らしく魅力を発揮されて注目を集めたり、高感度が縛上げすることが起こりえます。
異性関係においてもモテ期ともなりやすく、仕事関係においては高い専門知識やスキル(技能)が発揮できますので、周囲の評価も高まるでしょう。
いくぶん“両極端”の傾向がみられる運勢期ですので、仮に人徳や見識や実力がまったく伴っていない場合はこのかぎりではありませんし、調子に乗りすぎても大どんでん返しが起こりえますので、一応はご注意が必要なときですがふつうであれば問題はないでしょう。
One-Point ◆ 個人では全体的な動きに太刀打ちできない時期ですが、逆にいえばツボをえた小さな動きが、有機的に関連的して全体を動かしていくことも可能な今週だといえます。
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