宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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渋くても、天然の“甘さ”を生ず。
●隔週土曜日に更新予定です。
※2020年 9月 5日アップ
全体傾向 ◆ 今週は、二大勢力が合従連衡を組みつつ“頂点”を争う“対立”がそれぞれの分野で生じます。
中立や留保はしにくい星まわりなので、旗幟を鮮明にするか、四方八方に目を配って動く必要が生じます。
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星の動き ◆ 今週は、10日に火星が牡羊宮28度で逆行に転じ、13日に木星が山羊宮17度で順行に戻ります。
乙女宮の太陽と魚宮の海王星の衝(オポジション=180度)と、双子宮のドラゴン・ヘッドと射手宮のドラゴン・テールの衝(180度)とで、大十字(グランド・クロス=90度×4)が形成されます。
前者には、山羊宮の木星&冥王星&土星の連続合(ローリング・コンジャンクション=0/0度)が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけ、後者には火星が調停(60/120/180度)の座相をとります。
木星と天秤宮の水星は矩(スクエア=90度)で、牡牛宮の天王星と獅子宮の金星も矩(90度)です。
魚宮のケレスは火星と六分(セクスタイル=60度)です。
月は今週、牡牛宮3度〜蠍宮12度をトランシットします。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
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※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ」
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。
牡羊宮に象意を持つ人は、後半(15度〜29度)や終盤(20度〜29度)に象意を持つ人をメインに、自分の“真価”が問われるというか、実際の“レベル”がそのまま社会現実化しやすい今週になります。
“果敢”に言動したり“パワフル”な今週となるのはいいのですが、過去をふくめて間違った言動をしたり、“正しい”と思って非人格的な言動を我知らずしてきた場合、今週は非難や試練を受けるときになります。
逆に、驕り昂ぶることなく、人格的で実力を発揮されてきた人の場合、今週前後は社会的な地位が上昇したり組織や社会の“TOP”に立てるときです。
One-Point ◆ いずれであっても、牡羊宮に象意を持つ人は、状況を見極めて過去にこだわらず、考え方や思考形式を将来的な社会活動やご活躍にむけて変えていくのによい今月です。
牡牛宮に象意を持つ人は、周囲の激しい“対立”やTOP(頂点)をめぐる“権力闘争”の今週のような運勢期は基本、合いません。
平和で安定した日常を送れる社会や時代のほうが、基本、牡牛宮にはむいているために、左欄の「全体傾向」に書きました今週あたりの“対立期”は、星の動きからみてもこもりがちになりやすいときです。
もっとも、牡牛宮生まれ(太陽)だからといって、必ずしも牡牛宮の象意が強いとはかぎりませんので、その場合は、牡牛宮以外に生まれもつ「運勢サイン(宮)」をご参照いただいたほうがよいとはいえます
One-Point ◆ 一方、牡牛宮の象意が強い場合は、“権力闘争”の矢面に立って対外的に活動されるよりも、立てこもって静観するか、ウラから支援や支持を表明することになりやすい今週です。
双子宮に象意を持つ人は、“TOP”や“権力”を志したり、目指すことが起こる今週ですが、運勢は両極に分かれます。
昨今は、中盤以降(10度〜29度)に象意を持つ人をメインに、ご自分なりの“夢”や“願望”を描きやすい人生期ですが、それが“理”に叶っていて“実力”をもつならともかく、そうではない場合、今週は“課題”や“抵抗”が生じる時期になります。
逆にいえば、“夢”や“願望”が時代に沿っていて“実力”も実際にあり、自分とは異なる相手を冷静に見極められる“見識”や“人徳”があれば、院政を敷くなど影響力を行使できる今週になります。
One-Point ◆ わかりやすい言葉でいえば、単なる“夢追い人”や凡人には課題や試練が生じやすい今週ですが、ウラのウラまで見抜いて対応できる実力者であれば、“権威”発揮の今週です。
蟹宮に象意を持つ人は、今週の星まわりからみて一筋縄ではいかず、あれやこれやの思案も必要になるでしょう。
ただし、運勢が“悪い”と言っているのではなく、逆に蟹宮らしく自分自身はもちろん、自分とは異なる相手や周囲の状況をキャッチできるときになりますので、“主観”や好き嫌いなどの“感情”を抜きに客観視されるとよいときです。
今週は、独り善がりで“夢”をみたり、“TOP”や“権力”を目指したり、あるいは“従属”しても、“敵対”や周囲からの“異論”また“反発”が生じやすい時期になっているゆえです。
One-Point ◆ それが、一概に“悪い”とはいえませんし、実際、今週は何をしても“課題”や“対立”がともないやすい星まわりなので、客観的に考えて対策を講じておくとよいということです。
獅子宮に象意を持つ人は、違法や不当な手段によらず、正々堂々の王道でもって人徳的にも言動された場合、TOP運を生まれもっているほど、組織や社会の頂点に立つことが可能です。
逆に、ご自分が対抗勢力を不当に非難したりするほど困難が生じますが、自分とは異なるそれら人々の考えや言動に配慮できるほど、新たな仕事や独自の立場を見出すなど評価を受けていくことになる今週です。
その点では、獅子宮らしい見識や実力を本当にもつのか、人格的に高潔な寛大さがあるのか、幾重にも試されます。
One-Point ◆ 今週自体が、左欄の「全体傾向」に書きましたように、TOP争いや覇権をめぐる対立が起きやすいときなので、いわば獅子宮が陰に陽にかかわらざるをえないときになっています。
乙女宮に象意を持つ人は、今週の運勢の前提として、左欄に書きました「全体傾向」をご一瞥いただきたいと存じます。
望むと望まざるとにかかわらず、今週は“TOP争い”や“権力闘争”に巻き込まれやすい乙女宮になっていますので、ライバルなどをはじめ、周囲からの“批判”や“攻撃”を受けることがあるかもしれません。
とはいえ、乙女宮にかぎらず全体的な傾向ですし、むしろ“TOP”に立ちやすい今週の乙女宮なので、ここは王者の風格で謙遜し、受け流すくらいの対応が、評価は高まる今週になるでしょう。
One-Point ◆ 早いお話が今週の“TOP”や“覇権”の主役は、乙女宮に象意を持つ人なので、周囲に配慮されて、反発や非難は受け流すくらいのほうが運勢的にも“ベター”だという意味です。
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