宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.695 / 2020.08.24 〜 09.06

去りゆく“夏”の想い出


●隔週土曜日に更新予定です。
※2020年 8月22日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 複雑なアスペクト・パターンの今週で、一面のみを見るとウラを見逃すなど間違うことが起こります。
課題や問題の多い今週ですが、対処や解決も可能な逆もありえる今週です。
星の動き ◆ 今週は、9月6日に水星が天秤宮に入宮し、同日、金星が獅子宮に入宮します。
水星と魚宮の海王星は衝(オポジション=180度)で、山羊宮の木星&冥王星そして今週後半の土星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
木星&冥王星&土星は、蟹宮の金星と衝(180度)で、牡羊宮の火星を軸にT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成し、魚宮の海王星が調停(60/120/180度)の座相を投げかけます。
その一方で、海王星は双子宮のドラゴン・ヘッドと射手宮のドラゴン・テールの軸となってT矩(90/90/180度)を形成し、火星が調停(60/120/180度)の座相を投げかけ、今週後半は水星を交えて大十字(グランド・クロス=90度×4)が形成されます。
乙女宮の太陽と魚宮のケレスも衝(180度)で、牡牛宮の天王星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
月は今週、蠍宮2度〜牡牛宮3度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、ふだん衝動的なご判断や言動をしやすい方ほど、今週は気をつけたほうがよいときです。
なぜかというと今週の星まわりは、左欄の「今週の傾向と星の動き」に書きましたように単純ではなく、“ウラ”や“ウラのウラ”が生じる複雑な動きがあるときなので表面のみで軽々にご判断すると、間違えやすいためです。
一時的に対処を間違うだけならともかく、単純でめでたい人や、周囲や本質がみえていない人など、“軽薄”な人物といった評価がくだされないためで、今週は異なる視点から水面下の動きを見極めるとよいでしょう。

One-Point ◆ 牡羊宮の後半また終盤(20度〜29度)に象意を持つ人は、衝動性が強まる時期なのでとくにそうすが、理性を働かせれば、逆に現実を見抜いたご判断や対応ができる今週です。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮の後半(15度〜29度)に象意を持つ人をはじめとして、情熱的に過ぎても、また逆に慎重に過ぎても、恋愛をはじめとした異性関係に勘違いや齟齬が生じる今週になります。
左欄の「今週の傾向と星の動き」に書きましたように、単純ではない複雑な動きが同時並行的に生じる今週だからです。
牡牛宮の最初のほう(0度〜5度)に象意を持つ人も、異性への関心が強まる今週ですが、やりすぎたり逆に一歩を踏み出せなかったり、結果、“磯のアワビの片思い”にも似た時期になりやすい時期です。

One-Point ◆ ただし、初盤(0度〜9度)や中盤(10度〜19度)に象意を持つ人の中には、それとは関係なく、独立独歩に我道を行く、“ゴーイング・マイ・ウェイ”で突き進む人もいる昨今です。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、中盤(10度〜19度)をふくめてもいいのですが後半(15度〜29度)に象意を持つ人をはじめとして、良し悪しはともかく“課題”や“トラブル”が生じやすい今週です。
逆に言えば、それゆえにこそ左欄の「今週の傾向と星の動き」に書きましたように、単純ではなく複雑なウラの動きを、人々とは異なる立場から冷静に分析されたり、鋭い洞察力を働かせることが可能な今週になります。
そういった点では、見果てぬ“夢”を追って活動されるよりも、ウラかたの参謀役を果たしていくのによい今週です。

One-Point ◆ いずれにしても多種多様な動きが生じる今週なので、“主観”や“短慮”は禁物で、ご自分や相手とは異なる第三者の視点を交えた“客観的”でクールな分析が役立つときです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、今週は全体的に“楽ありゃ苦あり”また“万事塞翁が馬”といった、スムーズな反面、課題がともない、課題がともなう反面、なにごともスムーズに進むことが可能な両面性があるときです。
左欄の「今週の傾向と星の動き」に書きましたように、複雑に星の象意が絡まっている今週なので、良し悪しはともかく、いつでも逆転のチャンスとピンチが同居し、ご自身の“想い”(感情)も両存する今週です。
こういった時期は、ご自分の心身の成熟度が試されますので、表層的な出来事に一喜一憂しない“見識”や“諦観”(人格)が重要になります。

One-Point ◆ 蟹宮の後半(15度〜29度)に象意を持つ人をメインに、“恋愛モード”が高まる今週ですが、複雑な星まわりゆえに“恋愛異性運”は一筋縄では行かない波乱含みの今週です。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、周囲や状況に関係なく“我道を行く”なり、ご自分独自の“個性”や“才能発揮”となるビジネスを新規展開をふくめて、日常的に進めていくのもよい今週です。
念のために書いておきますと、左欄の「今週の傾向と星の動き」に書きましたように、世の中は全体的に“課題”や“トラブル”や“対立”が生じるものの、同時にその“対処”や“調整”や“解決”もまた可能な今週になっています。
いわば、単一の見方ではなく、右も左も、上も下も、前も後ろも、横も、過去も未来も視野に入れた複眼的な思考をされるとよい今週になります。

One-Point ◆ そんな今週なので、獅子宮以外に生まれもつ「運勢サイン(宮)」も多様な状況や環境を視野に入れなければならないため、獅子宮らしく高潔な自我意識で進むのもよいでしょう。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、乙女宮らしくご自分のスキルや個性を発揮されてご活躍できる今週です。
ただし、左欄の「今週の傾向と星の動き」に書きましたように、“ウラ”や“ウラのウラ”がある今週なので、スキルや個性を十二分に活かすためにも、四方八方に気を配り、安易にすべてを信じ込まないほうがよいときです。
一例ですが、高いスキルの発揮することに対して、“反発心”を抱く相手もいる今週ですし、恋愛(好意)や“異性関係”を匂わせて“利用”したり、“ダマそう”とする“善人”もいますので、シンプルだけではない高度な対処が必要な今週です。

One-Point ◆ いずれにしても、ご自分らしい個性やスキルを最高度に発揮できる今週なのはよいのですが、同時に“課題”や“トラブル”も併行して潜んでいると考えて用心して行動しましょう。



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