宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.661 / 2019.12.30 〜 2020.01.12


●隔週土曜日に更新予定です。
※2019年12月28日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 山羊宮に7つもの星が集まり、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって、運勢変化の違いが大きい今週です。
一方で、良し悪しはともかく“自己主張”しがちなときなので、相手や状況に応じて適切を心掛けましょう。
星の動き ◆ 今週は、1月3日に火星が射手宮に入宮します。
11日に天王星が牡牛宮2度で順行に戻ります。
天王星は水瓶宮の金星と交歓(ミューチュアル・リセプション)です。
山羊宮で、木星、ドラゴン・テール、水星、太陽、ケレス、土星、冥王星と、7つの星が大会合(ステリウム)を形成します。
このうち、前4つの星は、蟹宮のドラゴン・ヘッドと衝(オポジション=180度)で、今週後半の太陽を除いて天王星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相をとります。
後ろ3つの星は、三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)で、魚宮の海王星と六分(セクスタイル=60度)です。
月は今週、水瓶宮17度〜獅子宮16度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、やる気がでてきたり、アクティブになったり、衝動的な傾向がでやすい今週です。
それはよいのですが、昨今は仕事の多忙期だったり、覚えたりやることが多すぎたり、果ては何を行動したらよいのか分からなくなるなど、少なからず迷いや混乱が生じるケースがなくはありません。
ある意味、“うれしい悲鳴”ともいえるのですが、おおむね牡羊宮の前半に象意を持つ人は情報力を活用されて、新規展開や業務拡大などを計画されるのもよく、後半に象意を持つ人は自己抑制気味ながら重厚鈍重をもって進めるとよいでしょう。

One-Point ◆ いすれであっても、“時”や“タイミング”は重要ですので、まずは優先順位を早急に決めて、牡羊宮らしく片っ端から短期決戦で次々と課題をクリアしていかれるとよいでしょう。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、明るく前向きに才能や実力の発揮、また個性発揮ができる今週や昨今です。
とくに牡牛宮の初盤や前半に象意を持つ人にそういえますので、過去のご自分や考えにとらわれすぎずに、少し“奇想天外”くらいでも、新たな自分や過去とのギャップをみせると職場や社会で人気が出そうです。
一方、後半に象意を持つ人も、その傾向がなくはないのですが、ある意味、過去を踏襲しつつ、ご自分らしく安全かつ着実に進めながら、それでいて大きな仕事や大変革を成し遂げていくことが可能な人生期です。

One-Point ◆ いずれも、ご自分らしさを心がけて、新たな人生の道を選ばれだり、斬新なファッションをされるなど、個性的であることで人気が出たり、理想の自己像を顕現できる今週です。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、大なり小なり“質量転換”のような人生上の転換期にあるときですが、今週以降はそれにともなって意識の転換や“方向転換”など、生き方をチェンジされていく時期になります。
どこまで実現できるかはともかく、多くの双子宮がご自分なりの“夢”や“大望”を抱き、仕事をはじめ社会的な“ビジョン”を描いている人生期にあるのですが、今週以降は現実をみて具現化に向けた転換をしていくときです。
“夢”や“想い”を描くのはご自由ですが、そこに留まっていたり何気に準備してきた時期から、いよいよ実現可能な方向に具体的に進む転換期に入ったということです。

One-Point ◆ それゆえ仕事はもちろんご自分の社会的使命や責任が意識にのぼってきたり、実際に方向性や方法を見出そうとされる時期で、そうであってこそ運勢が伴いやすくなる昨今です。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、アバウトまた雰囲気的にざっくりいえば、今週は仕事や社会活動にいそしんでいくターンの時期になります。
それはそうと、無自覚だとしても感性的だったり夢想に流れやすい傾向にあったこれまでの人生期から、何をすべきか、どこに向かうべきかはあっても、何をやったらよいのか漠然としたり、やりたいことが多すぎたりして混乱がちな時期です。
そうでなくても、もともと蟹宮は主体的に進むよりも、相手や周囲にそいながら対処するような生き方になりやすいタイプゆえ、昨今の「組織運営変革の深化」のディレクションがピークの混乱期は迷いがちになりやすいときだといえます。

One-Point ◆ やるべきことや目標が多すぎて、今ひとつ目標が見えづらくなっている時期だとはいえ、いったん火急の事態が起これば、即応して対処できるポテンシャルは持たれている時期です。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮、とくに初盤や前半に象意を持つ人は、独自の好みや才能を発揮できる仕事をさっさと立ち上げるのもよいでしょう。
もちろん、リスクは最低限にとどめなければなりませんが、実際に進んでやってみないと見えてこない課題や必要な手立てを発見されたり認識できないことも多いので、まずは進めてみることも必要なときです。
逆にいえば、とどまっていても何かが見えてきたり前向きなよい展開が起きるのであればいいのですが、“時”を逃してしまうことも考慮に入れて、拙速であっても致命的な失敗を避けつつ進め、学んでいくことも新規展開には避けられないことが多いものです。

One-Point ◆ 今の時期に悩むことがあるケースでは、ご自身がこれまでに培ってきたどのスキルを発揮されたらよいのか、分からないことですが、三度の飯より好きなものが第一候補です。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、同じ乙女宮でもいろんなスキルや能力また個性を持たれた方がいますが、大半の方がそれらを発揮できる人生期にある今週また昨今になっています。
乙女宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)によっては、まれに例外となることがありますが、だいたいは乙女宮らしい個性や才能を発揮できる今週また昨今なので、恐れすぎたり、固定観念にとらわれすぎずに気ままかつご自由に進んでみましょう。
“完璧性”や“潔癖性”が乙女宮の特徴のひとつなのですが、それも度が過ぎると逆に自分を狭い世界に押し込めて身動きしずらくなるときにある時期だともいえます。

One-Point ◆ あえてキツめにいえば、乙女宮個人の完璧性や潔癖性などは、社会全体からみれば“偏屈”でしかないこともあるために、自らその“カラ”を破ってみると視野が開ける昨今です。



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