宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.653 / 2019.11.04 〜 11.17


●隔週土曜日に更新予定です。
※2019年11月 2日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 問題の解決にむけて、あれこれと踏みだす今週ですが、異性関係は注意が必要で複雑さがみられます。
星の動き ◆ 今週は、16日にケレスが山羊宮に入宮します。
ケレスは射手宮の木星と合(コンジャンクション=0度)です。
蟹宮のドラゴン・ヘッドを頂点に、蠍宮の太陽と魚宮の海王星とが大三角(グランド・トライン=120度×3)で、山羊宮の土星&ドラゴン・テールの合(0度)を尻尾としてトライン・カイト(60/60/120/120度)が形成されます。
太陽には蠍宮の水星が合(0度)で、土星には山羊宮の冥王星が合(0度)です。
また、冥王星は天秤宮の火星と矩(スクエア=90度)で、海王星は射手宮の金星と矩(90度)です。
ドラゴン・ヘッドとドラゴン・テールに対して、ほかに牡牛宮の天王星も調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
月は今週、水瓶宮1度〜蟹宮26度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、どこに象意ポイントをもつか、またどんなホロスコープ(出生天球図)かによって若干、異なってきますが、昨今は、良し悪しはともかく“ドラマチック”な出来事が相応に起こりやすくなっています。
仕事や社会的な立場において、思わぬ変化に直面しやすいのですが、それが内面の精神意識や対人関係にも、案外と大きく影響していく今週また昨今です。
ただし、これまでワンマンや傲慢不遜になることがなく、違法行為も行なわず人道にも反しない正々堂々の生き方をされてこられた方であれば、逆に信頼を勝ちとり運勢にのって“立身出世”のときになります。

One-Point ◆ 逆にいえば、昨今の運勢のみにのって、“立身出世”した人ほど注意が必要で、過去の不正によって立場を追われたり、“バケの皮”がはがれて露呈することが起こりかねません。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、とくに女性のほうが受けやすいディレクションになりますが、一見、理想の男性(または女性リーダー)やパートナーと思えても、そこはご注意が必要な今週(前後)になっています。
逆にいえば、たしかに知識やビジョンをもった“りっぱ”な人物との関係が深まったり、出会いがあったりするのですが、一言でいえば牡牛宮の象意を強くもつ方ほど、その方との意識や考えや価値観が異なることが多いでしょう。
それが“悪い”というのではなく、“勘違い”や“事実誤認”をふくめて“異なる”部分があることをご理解されたうえでのパートナーシップが必要ということです。

One-Point ◆ 牡牛宮の前半、とくに初盤に象意を持つ人は、ご自分らしい生き方や才能またオリジナルな個性を発揮されて、交友関係を新たな広めていくことになる昨今の人生期にあります。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、ご自分らしく“理想”や“ビジョン”を描いたり、さらには対外的に“メッセージ”を発信されていかれるのによいときです。
ただし、ご注意が必要なのは、“恋愛幻想”をからませないことだったり、さらには男女を問わず“女性”とのパートナーシップには、お互いの“考え”や“スタンス”の違いを埋めていかなければならない今週になっているようです。
もっとも、双子宮にかぎらず、今週は全体的に“異性関係”にご注意が必要なときなのですが、そんな中でも双子宮ご自身が、“対人関係”が重要ポイントとなる今週はもちろん、昨今の人生期にあります。

One-Point ◆ 生まれもつホロスコープ(出生天球図)によっては、異性関係をふくめて対人関係に“誤解”が生じたり、双子宮ご自身が“誤解”を受けかねませんので、それも要注意の今週です。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、良くも悪しくも対人関係やコミュニケーションのあり方が「今週の運勢」を分けていくことになります。
もともと昨今は、これまで培ってきた人間関係のあり方といった“対人意識”、すなわち人と接するときの無意識の“考え”や“スタンス”が、徐々にでも根底から変わっていくことになりやすい人生期にあります。
それが今週は、“異性関係”や“対人コミュニケーション”をともなってあらわれたり、もしくは“対人幻想”をいだきやすいときにもなっていますので、相手によっては言動や対応に細心の配慮が必要な今週になっています。

One-Point ◆ 蟹宮にかぎらず、今週は全体的にも異性関係には注意が必要なときなので、“恋愛幻想”をいだくのはともかく、ネットをふくめて、社会常識を超えて発揮することには要注意です。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、ほんとうの自分らしさや、どのように生きればよいのかなど、ご自身のあり方や新たな人生の方向性といった生き方などを、今一度、根本から考えてみられるのによい今週前後です。
ご自分が、何を“理想”や“ビジョン”に描いて生きようとされているのかだったり、どのような才能やスキルを現実に発揮されて、“自己表現”や“自己実現”をめざそうとされているのかだったりするようなことです。
答えが出ても出なくてもいいのですが、“理想の自己像”を描くとともに、実現可能かどうかを考えたり、模索されてみられるとよい今週になっています。

One-Point ◆ 今週の星の配置は、獅子宮にかぎらず異性関係には、思い違いや重大な課題がともない、さらなる模索を必要としますので、まずは生き方あたりから見直されるとよいでしょう。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、ある意味、昨今の人生期はパートナーをふくめた対人関係において、どこまで“人を信じられるか”といった運勢期だったり、そんな出来事が生じるときにあるといっても過言ではないでしょう。
人間関係の理想を見つめて目指すとともに、相手によっては裏切られて、最悪は人間不信にも陥りかねないときですが、その一方で信頼に応えてくれるよい人がいるのもまた現実のときです。
そういった“人間関係の現実”を体験し学ぶときだといえばそうなのですが、今週は“恋愛幻想”や“異性関係”には相応のご注意が必要になっています。

One-Point ◆ さらに広くみれば、昨今の乙女宮は人間関係にかぎらず、“理想”を目指しながらも現実やその実際を体験されつつ、それでも理想を目指すのかといった人生期にあるときでしょう。



【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2019 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.