宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.625 / 2019.04.22 〜 05.05


●隔週土曜日に更新予定です。
※2019年 4月20日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 今週は、ある問題を解決しようとすると、別の問題が生じかねないときです。
逆にいえば、“問題”を生じる行ないが、逆に別の問題を解決に導くといった複雑ときです。
星の動き ◆ 今週は、29日に土星が山羊宮20度で逆行に転じます。
山羊宮の土星&冥王星&ドラゴン・テールは三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)で、蟹宮のドラゴン・ヘッドと衝(オポジション=180度)です。
これに双子宮の火星と交歓(ミューチュアル・リセプション)の牡羊宮の水星が軸となってT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
その一方で、魚宮の海王星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
さらに、火星と射手宮のケレスおよび木星との衝(180度)に、海王星が軸となってT矩(90/90/180度)を形成し、こちらには水星が調停(60/120/180度)の座相を投げかけます。
牡羊宮の金星はケレスと三分(トライン=120度)です。
牡牛宮の太陽と天王星は合(コンジャンクション=0度)です。
月は今週、蠍宮29度〜牡牛宮23度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、“正義心”や“よかれ”と思って衝動的また計画的に行なったことが、問題の解決にはつながるものの、そのことがまた別の問題をこじらせることになりかねない複雑な運勢の今週です。
牡羊宮らしく、“こうあるべき”と考えて言動したり、持ち前の“フロンティア・スピリット”を発揮されて動くほど、そういった二律背反的な現象が起こる今週なので、結局、動きづらさのともなうことになります。
これを避けるのはむずかしいのですが、百戦錬磨で思慮深く四方八方を考慮して判断できる見識があれば、天才的な一手を打つことが不可能とはいえません。

One-Point ◆ 単純にとらえてしまう人や、人生経験が少なく、人の心やウラを見抜く見識も周到な根回しをする実力もない場合は、隠された運勢によってムリに動かないというのも一手です。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮の初盤に象意を持つ人は、ふだんは伝統的で奇抜なことを好まないとしても、昨今の人生期は、どこか型破りで他人がしないことを試みる兆候がでるときです。
そのため、他人に頭をおさえられたり、自由を束縛されることに少なからず反抗心が芽生えやすく、仕事や社会で個性や才能を発揮したり、信念をもってご自身の考えをつらぬきやすい現状です。
一方、牡牛宮の中盤や終盤に象意を持つ人は、内面の情動が強まったり、TOPへの欲求が高まる人生期にあって、昨今は、我が身の現状がわかるなど、現実が見えてきますので、その点では牡牛宮らしい慎重さがでるときです。

One-Point ◆ 牡牛宮全体的には、これまで1〜2年間ほどの発言や行動の結果が、良し悪しはともかく何らかのかたちとなって現われやすいときなので、それをよくみてご参考にしましょう。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、アイデアやヒラメキに恵まれやすく、それゆえやる気パワーも出やすい今週とその前後です。
昨今の人生期は、一抹の“勘違い”をふくめて、良し悪しはともかく“イメージ”や“ビジョン”にも恵まれて、そのことが現実問題の画期的な解決につながる一方で、自分自身や相手をふくめて課題をもたらすことも起こる今週また昨今です。
逆に申し上げますと、誤解されたり問題が起きることをおそれずに、“善意”や“理想”を掲げて対外的に発信や行動することで、組織運営に大きな変革をもたらし、問題の解決につながりやすい人生期です。

One-Point ◆ いずれにしましても、左欄の「全体傾向」に書きましたように単純ではなく、一筋縄ではいかない時期なので、策を弄しすぎないほうが、結果的に“批判”を避けやすいでしょう。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、蟹宮らしく気分や感情の変化は生じやすいものの、総じていえば“仕事モード”など対外的に活動できますし、週が進むほどに、職場や社会でグッド・チャンスに恵まれていく今週です。
ただし、週の初盤は精神性や善意といった人の良さを失うと、対人関係で問題が起こりやすいときで、それを過ぎるほどにに職場で人気がでる事態が生じたり、才能や実力を発揮できる出来事が生じていく今週です。
いずれにしても、左欄の「全体傾向」に書きましたように一筋縄ではいかない今週なので、善意や理想を掲げると同時に、その弱点には対処や根回しをしておきましょう。

One-Point ◆ 昨今の人生期は、内面性やプライベートを意識してきた人生期から、対外的に仕事や社会で活動していく人生期への転換期にあります。未来を見つめて対処していきましょう。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮の初盤に象意を持つ人は、今週は“理想の自己像”をみつめつつ、何度も書きますが、ご自身の個性や才能やご興味にふさわしい独自の分野を、新たな仕事やビジネスまた社会活動に転換していく人生期に入っています。
この星のディレクションは、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって、数年間のタイムラグがありますので、同じ初盤に象意を持つ人でも、早ければ3年ほど前から受けはじめており、遅い人では今年から受けていきます。
早いお話が、人生の転職期ともいえますので、そのさいは、ご自身が好きで長くご興味をもってきたものから選ばれるとよいでしょう。

One-Point ◆ 獅子宮の中盤また終盤に象意を持つ人は、内面性や気力が活性化し、発揮しやすい今週なので、仕事や社会に弊害をおよぼさないよう対処しつつ活動されるとよいでしょう。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、ご自身や対人関係をふくめて精神的にも仕事的にも、内外に課題やトラブルが生じやすい今週また昨今にありますが、左欄の「全体傾向」に書きましたように、状況は単純でなく複雑です。
課題やトラブル自体は避けられないのですが、たとえば「災い転じて福となす」といったことや、「情けは人のためならず」といった言葉があるように、“裏切り”の一方で、“善意”や“理想”を掲げた生き方に共感してもらえたり、助けてくれる人も多い昨今です。
そんな中で今週は、実力や才能また知識を発揮できるときなので、慎重にウラも読みつつ、“複雑”な現状に対処されていかれるとよいでしょう。

One-Point ◆ 乙女宮の昨今の人生期は、ご自分の意志どおりに進むというよりも、相手や周囲の状況によって動いていくときなので、精神性を高くもちつつ細かい状況把握が必要なときです。



【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2018 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.