宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.539 / 2017.08.28 〜 09.10


●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 8月26日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ かなり複雑な星の配置なので口合戦をはじめ、何でも起こりえる状態です。
それはまた、解決策も見出せることを意味しますし、実際、TOP会談や実力者らによる対話や調整も可能な今週です。
星の動き ◆ 今週は、9月5日に水星が獅子宮28度で順行に戻り、10日に乙女宮に再入宮します。
そのあたりまで、獅子宮の水星&火星&ドラゴン・ヘッドは三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)で、水瓶宮のドラゴン・テールと衝(オポジション=180度)をとり、牡羊宮の天王星や今週中頃あたりまでの天秤宮の木星や射手宮の土星が、計3か所から調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
ドラゴン・ヘッドとドラゴン・テールに対しては週を通じてになります。
木星は、天王星と衝(180度)で、蟹宮のケレスと山羊宮の冥王星の衝(180度)の軸となってT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
一方、ケレスも同様に軸となって木星と天王星にT矩(90/90/180度)です。
さらに乙女宮の太陽と魚宮の海王星も衝(180度)で、これには冥王星が調停(60/120/180度)の座相をとり、今週後半は太陽もケレスと冥王星の衝(180度)に調停(60/120/180度)の座相をとります。
獅子宮の金星はノーアスペクトで、月は今週、蠍宮15度〜牡牛宮13度をトランシットします。

※「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく一般的には一筋縄ではいきにくく、また課題も多く生じがちな今週また昨今です。
ですが、個人的に知識や実力があったり、また才能や見識がある人ほど、今週は画期的なアイデアやヒラメキをえて、切り抜けたり調整を図るなど、うまく対処していくことが可能になっています。
逆に、違法な行為をしてきた人の場合や、自己本位だったり、ワンマンで傲慢になり横柄な態度をとってきた人ほど、うまくいきづらいのはもちろんのこと、組織のTOPにあっても、いつ社会のどん底に転落してもおかしくない人生期です。

One-Point ◆ であっても、徐々に態勢を持ち直していくことが可能なときにさしかかっていますので、あくまでも現実や事実をふまえたうえで、独自の考えで起死回生を図るのもよいでしょう。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、必ずしも悪いわけではありませんが、自分で思うほどチカラを出しづらい今週なので、仕事で華々しくご活躍されるというよりも“作戦タイム”のようなときになっています。
かといって気落ちしたり、自信をなくす必要はなく、誰でも定期的におとずれる意識転換や行動転換のときでもありますので、なにもしなくても、ときが過ぎるのを待つなど、チャンス到来に備えておくのも一つの方法です。
実際、常にというわけではありませんが、スキルのある人ほど、適宜、今週も波状的に活躍のチャンスは訪れてきます。

One-Point ◆ こういうときは、過去の成功を踏襲しようとして焦って動くほうが逆にミスを招来しやすいので、むしろ過去にこだわらずに守旧よりも新たな視座を身につけるほうがよいときです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、人によっては、昨今をふくめてもいいのですが今週は、楽観的やイージーな気分になること自体は悪くないのですが、そのように衝動的に言動してしまうことは注意が必要なときになっています。
どちらかというと、自分がオモテに立って言動するというよりは、リーダーの徳性をそなえていくかのように、大きく内面の精神意識面を天子といった王道の方向に転換していくとよいときになっています。
アイデアや人とのコミュニケーションは活発にしても、自分よりも実力のある人にお願いしたり、動かしていくほうがうまくいきやすいときです。

One-Point ◆ もちろん、充分に慎重でクールさをそなえ、社会的な見識も実力も満点に近いという方の場合は、ご自分で動かれてもかまいませんが、今は“傍目八目”といった周囲のときです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、今週また昨今のように複雑な情勢のときは、デリケートすぎる感性が雑多な“情報”を拾いすぎて、たとえば過敏になりやすいケースが生じえますので、すこしクールダウンしましょう。
自分が気にしたり思ったり心配するほど、そう簡単にはとって食われるようなことは起こりませんし他人は気にしていなかったりもします。
なのでこういうときは、良い意味での成り行きまかせにしたり、イージーなどおおらかにかまえて、事実をそのままに受け入れて客観的になるといった“捨て身”のスタンスも、案外と必要なときになっています。

One-Point ◆ ナーバスになるほど、だいたいは事実が見えなくなり言動を誤まることも多いので、ここは、“栃殻(とちがら)も身(実)を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ”を実践するのもよいでしょう。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、昨今また今週は比較的ながら、案外と多くの星の影響を受けることになります。
そのため、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によっても、また、どの星のディレクションをチョイスして意思決定や言動するかによっても、運勢は相応に変わっていくことになります。
このようなときは、まずは混乱しないことが重要なので、目的ややるべきことを明確にしたうえで、知識や理性だけではなく直感なども働かせつつ、客観的に事実や現実を見極めながら対応やとるべき手段を図るとよいでしょう。

One-Point ◆ 最善の道を選択しようとされたり、テッペンをとっていかれるのはご自由ですが、今週は若干でも、相手のレベルや状況を見誤りやすい傾向がありますので、ご注意は必要です。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、だいたいながら今週また昨今は、自分の見識やレベルに応じた状況や結果が生じやすいときなので、その出来高によっては、素直に受け入れて客観的にご自身に検討をくわえていくことも必要です。
また、それが自分だけではなく、ご自分の目や判断に一因するとはいえ、想ってきたタイプとは異なるパートナーの資質やレベル、また周囲の人だったりすることもある人生期なので、どこかで勘違いもなくはありません。
それも自分の現状といえなくもありませんので、すべてを事実として冷静に受け入れて、今一度、足元から今後の人生を見直していかれるとよいでしょう。

One-Point ◆ 乙女宮の全員がそうだというわけではありませんが、そういった時期にある方が少なくはないので、未来を見通しつつ、将来にそなえたご自分や環境準備をしていくとよいときです。



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