宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
HOME | 今週の運勢1 牡羊宮〜乙女宮 | バックナンバー > No.537
●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 8月12日アップ
全体傾向 ◆ 今週は異性関係や情愛関係のパワーが強く、良し悪しはともかく不安定にもなりがちです。
軍事関係や飛行体また事件や事故が活性化する今週ですが、GOとSTOPのギリギリのせめぎあいで一触即発の状態もありえます。
*
星の動き ◆ 今週は23日の朝7時過ぎに太陽が乙女宮に入宮します。
25日に土星が射手宮21度で順行に戻ります。
翌26日に金星が獅子宮に入宮します。
金星と山羊宮の冥王星は衝(オポジション=180度)で、天秤宮の木星を軸にT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
獅子宮の太陽&火星&ドラゴン・ヘッドは三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)で、ドラゴン・テールとの衝(180度)に対して、木星と土星と牡羊宮の天王星が、それぞれから調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
魚宮の海王星は、乙女宮の水星と衝(180度)で、蟹宮のケレスとは三分(トライン=120度)です。
月は今週、牡牛宮2度〜蠍宮15度をトランシットします。
*
注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
牡羊宮に象意を持つ人は、生まれもつ象意(ディレクション)ポイントの位置によって、今週の運勢の緊迫度は大きな差がでます。
基本、最初のほうや初盤に象意を持つ人ほど、今週の牡羊宮からいえば比較的に穏やかなほうで、中盤から終盤に象意を持つ人ほど、今週は尻上がりに内外ともに緊迫度が高まっていきます。
そういった緊迫状態の中で、衝動的に行動するか、冷静に現実に対処するか、仕事がらみの情愛にうつつを抜かして安易になるかは、人それぞれで、生まれもつホロスコープ(出生天球図)とご自身の力量とで異なってきます。
One-Point ◆ いちばん無難なのは、牡羊宮らしくないのですが、動かずに状況を見定めておくことで、牡羊宮らしいのは、そんな中でも、ここぞという機があれば、一気呵成に意表をつくことです。
牡牛宮に象意を持つ人は、今週は動きたくても動いてはいけないというか、基本、動けないときになります。
牡牛宮の中盤から終盤に象意を持つ人ほど、そういえるときで、恋愛衝動や内に秘めた情熱が高まる人もいますが、そんな情動に流されると、昨今 流行の“不倫ブーム”に否応なく陥る星も働いていますので、注意が必要になります。
そういった点で動きたくても動いてはいけないし、また動けないときですが、逆に対外的に衝動行動に走りやすいケースも一部ありますので、イージーに動かないように自制して、自分をコントロールしていくべき今週になっています。
One-Point ◆ 先回も書きましたが、ではどうしたらよいのかというと、昨今はご自分の内面性を深く見つめて、精神世界を学んでみたり、人としての意識などを探求していく時期になっています。
双子宮に象意を持つ人は、今週また昨今は双子宮らしくもあり、また双子宮らしくもないときで、誤魔化すことなく現実を見すえながら、真摯に対処せざるをえない“真価”を試されるときになっています。
前向きに“何とかなる”とイージーにも安易にも、また理想的にもとらえやすい昨今の人生期にある人が多いときですが、周囲の現実はシビアで甘くはなく、かといって看過もできないときにある人が多いでしょう。
なのでいつものように、双子宮らしく軽く冗談を言い飛ばして楽しめない、絶妙の“行動”が必要になる事態もありえるときになっています。
One-Point ◆ 人によっては重大な“責任”がかかることもあり、もっとも苦手な状況に陥りますが、口先だけや安易な妄想に流れない本物の自分自身の内面を見なおして再構築すべきときです。
蟹宮に象意を持つ人で、初盤に象意を持つ人は、非現実的な“夢”や“妄想”に流れすぎないようにご注意さえすれば、今週は、蟹宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)の影響のほうが強いときです。
一方、蟹宮の中盤や終盤に象意を持つ人は、どうしようもなく低俗な人か、逆に高尚で地位や立場のある優秀な人物か、いずれからの人気を得たり、あるいはかかわりをもつことが起こりやすくなっている今週です。
そういった点で、良し悪しはともかく心理面を含めた内外の変化や、心の波乱も起こりやすい今週になっています。
One-Point ◆ ですが、ほかに生まれもつ運勢サイン(宮)の影響を除けば、今週は実力を評価されたり、個性的な活動ができたり、やる気が出たりするなど、案外と充実したときになりそうです。
獅子宮に象意を持つ人は、初盤に象意を持つ人ほど、獅子宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)の影響が強くなりますので、そちらをご参照ください。
一方、獅子宮の中盤また終盤に象意を持つ人は、気力またやる気が高まり、障害や困難があったとしても、生まれもつホロスコープ(出生天球図)にもよりますが、忍耐強く物事を成し遂げていく今週になります。
なかでも、終盤に象意を持つ人は、自分らしく個性や才能や実力を発揮して、仕事をはじめ対外的にご活躍できますが、同時に“英雄、色を好む”といった状態もありえるなど異性関係に何らかの影響が現われやすいときです。
One-Point ◆ 良し悪しはともかく、これまでの異性関係や情愛のあり方が、今週は何らかの結果を迎えやすいので、イージーゴーイングに接してきた人ほど、一波乱がありえる結末になります。
乙女宮に象意を持つ人は、断定的に申し上げますと、これまでのご自身の人生の“結果”が、良し悪しはともかく、それ相応にあらわれて、“終わりと始まり”のときになっていきそうな今週また昨今です。
すでにそのように人生の再スタートをした方もいらっしゃると存じますが、乙女宮の後半に象意を持つ人で、これまでモラトリアム(猶予)期間にあった方は、今週また今後は、多くの場合、一つの人生サイクルの終わりを迎えますので、新たな理想の自分像を否応なく探していくことになるときです。
それは、新たな人生サイクルの出発ともなるものなので、もはや過去にこだわりすぎず、現状また未来にそなえて心機一転を図っていくとよいでしょう。
One-Point ◆ 信頼していた相手や周囲の状況が、実は自分の勘違いや誤認だったことも起こりえますので、その場合は、現実を素直に受け入れて、出直すことから、新たな人生がはじまります。
※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。
Copyright(C) 2005-2017 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.