宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.535 / 2017.07.31 〜 08.13


●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 7月29日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 全体的には“行き過ぎ”を慎む気分になるときですが、今週中頃や週末前後に“アタック”の可能性が高まります。
その一方で、個々人においては、今週中頃以降に“恋愛気運”が高まり、ときに“過剰”となる人さえ出てきます。
星の動き ◆ 今週は8月1日になるとほぼ同時に金星が蟹宮に入宮します。
翌2日には天王星が牡羊宮28度で逆行に転じます。
13日には水星も乙女宮11度で逆行に転じます。
獅子宮のドラゴン・ヘッドおよび水瓶宮のドラゴン・テールに対して、天王星と射手宮の土星がそれぞれ調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
土星は、獅子宮で火星と合(コンジャンクション=0度)の太陽と三分(トライン=120度)で、今週中頃は太陽が、今週末は火星が、それぞれ山羊宮の冥王星と魚宮の海王星を底辺としたYOD(ヨッド=60/150/150度)の頂点をとります。
水星と海王星の衝(オポジション=180度)に対しては、蟹宮のケレスと今週後半の同じく蟹宮の金星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相をとります。
ケレスと冥王星の衝(180度)は、天秤宮の木星を軸にT矩(90/90/180度)を形成します。
月は今週、蠍宮7度〜牡牛宮2度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、初盤また中盤に象意を持つ人の場合、ムリに活動したり、反抗心などから、職場や対人関係でトラブルを招きやすくなります。
というか、今週中頃や週末は、義憤か感情的かはともかく、否応なく社会や組織の状況によって、自己発揮をしたり言動せざるをえない事態になりやすいので、それが、人間関係のトラブルや、また会社などの組織や社会的な立場において、問題になることにもなりかねません。
その一因は、自分の勘違いや思い違いが絡んでいたりしますので、よくよく客観的に現実をとらえるなど、慎重であれば、まだ防ぎことができます。

One-Point ◆ 牡羊宮の終盤に象意を持つ人は、上述とは逆に、独自の才能や個性を発揮したり、自分らしいアイデアや方法でもって、さりげない問題であれば解決していくことができるときです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく活動を停止して、もう一度ご自分の中の精神意識を見直していくときです。
それがうまくいけば、適時、仕事や社会的な活動に展開できなくはないのですが、それは例外的な状態で、今週のテーマは、「本当の自分自身とは何か?」を問いつつ、学んだり、探求していくとよい時期です。
その一方で、とくに今週後半以降になるにしたがって、片思いか両思いかはともかく、恋愛感情が強まるなど、恋愛気運が高まることになりますので、それはよいとしても、過度な「手練手管」を使うと、逆効果になりやすいときです。

One-Point ◆ そんなこんなで、表立って華々しく活躍したり行動するというよりも、むしろ逆に、ご自分の内面性を見つめたり、精神世界や人格的な人間性の学びをするとよいときになっています。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、今週はお得意のコミュニケーションや頭の回転のきれが、やや鈍るときになるかもしれません。
加えて、昨今の人生期は、全員ではないにしても大半の方が、どこか現実離れした夢や理想やビジョンを“実現可能”だと思い込んで言動しやすい時期にありますので、無理に「知」を働かせると、勘違いしやすいので注意が必要です。
また今週あたりにかぎっていえば、今週の後半以降はとくに、いつもの論理や思考に流れるよりも、相手の気持ちを考慮した「情」によって対処してみるのも、新しい一面を発見したり、何かが開けるかもしれません。

One-Point ◆ そのような「情」の発揮が不慣れだったり、得意でない人の場合は、やりすぎは禁物なのでご自分の中の想いで、そういった「情」や相手を思いやる気持ちを持つのもよいときです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、たとえば今年前半などの先ごろの一時期にくらべれば、今週また昨今は、比較的ながらも感情のゆれや危惧をいだくことが少なく、穏便に過ごせるときにあるといえます。
もっとも、その度合いは生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって千差万別で人それぞれなので、ときに感情的になることも起こりえますが、それでも今週や来週は人気運に恵まれやすいときになっています。
だいたいは、蟹宮らしい情愛が強まるなど、恋愛気運が高まったり、人によっては恋愛運に恵まれる人がいてもおかしくない今週または来週です。

One-Point ◆ 適度な情愛のコントロールができない方の場合、たとえば今週中ごろなどを一例に、イージーや過度になりすぎると、それも相手によっては、ひかれたり問題が生じるときです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、やる気や気力をはじめとした活力が高まることになる今週また今月です。
早い人では、すでに先週からそうですが、今週あたりをメインにする人が多く、また人によって来週以降になる人もいます。
なかでも、獅子宮の中盤に象意を持つ人の場合、今週中頃また週末から来週にかけて、自発的にもまた相手や周囲の状況によっても、否応なく「やるしかない」状態になったり、とにかく実力や自我意識を発揮して行動せざるをえないことが起こりやすいので、本物の精神や霊性によって真摯に行なうとよいときです。

One-Point ◆ 獅子宮の後半に象意を持つ人は、パートナーや周囲の人との対人関係のバランスをとることが重要な時期なので、出しすぎず、引きすぎず、現実にそって行なうとよいときです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、全員ではありませんが、パートナーシップや相手の人との対人関係に誤解が生じたり、思いどおりにいかない人生期にあって、そんな中でも今週は、自我意識に起因する対人関係の良し悪しが、何らかの結果となって否応なくあらわれやすくなります。
それでも今週は、まだ知的にコミュニケーションをとるなど、戦略的に頭の回転をまわすことができたり、情愛をもって対処したり、バランスをとれるときです。
要は、自分らしいスキルを発揮した対処ができる方も多いときなので、とくに乙女宮の後半に象意を持つ人の場合、原点に立ち返るなど「無」になって、一からのスタートを図る再出発のときにするとよい時期です。

One-Point ◆ 過去にご自身が行なってきたことの「結果」を受けて、良し悪しはともかくその結果が何に起因するのか、ご自分の精神意識世界を根底から見直して、現実的に対処すべきときです。



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