宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.531 / 2017.07.03 〜 07.16


●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 7月 1日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 動きはあるものの“帯に短し襷(たすき)に長し”といった中途半端な状況が続きます。
要は課題や問題や変化は起きるのですが、“決定打”に欠ける煮え切らない状況で、よくいえば「セーブ」が効いています。
星の動き ◆ 今週は5日に金星が双子宮に入宮します。
翌6日に水星が獅子宮に入宮です。
両星は六分(セクスタイル=60度)です。
11日にはケレスが蟹宮に入宮します。
入宮直前の今週前半までケレスは射手宮の土星と衝(オポジション=180度)で、土星と牡羊宮の天王星と獅子宮のドラゴン・ヘッドの大三角(グランド・トライン=120度×3)の尻尾の一つとなってトライン・カイト(60/60/120/120度)を形成します。
また水瓶宮のドラゴン・テールを尻尾としたトライン・カイト(60/60/120/120度)も形成されます。
一方、天秤宮の木星を軸に、山羊宮の冥王星と蟹宮の太陽の衝(180度)がT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
これに太陽と合(コンジャンクション=0度)の蟹宮の火星も今週前半は加わります。
逆に、火星は今週後半、天王星との矩(スクエア=90度)に入ります。
冥王星と太陽の衝(180度)に対して、魚宮の海王星が調停(メディエーション=60/12/180度)の座相を投げかけます。
月は今週、天秤宮29度〜牡羊宮21度をトランシットします。

※今週の「ホロスコープ」は、「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」に掲載中です。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、昨今、リーダーシップをとるなど調子がよい人も、どん底で調子がイマイチな人も、先月あるいは今月は、お休みモードになりそうです。
調子が良い人の場合、それを今後も継続していくために“ひと休み”をして、もう一度、昨今の状況や現在地を素直に足元からみなおして、初心にかえるなど再計画を練って出直しを図るとよいときです。
逆に、調子がもともとイマイチな方は、俗に“弱り目に祟り目”ですが、こういうときこそ思い切って“運勢”の良くない自分を捨てるのがよく、何も知らない新人のつもりでまっさらになって、一から学び再スタートを図るとよいときです。

One-Point ◆ そこまで両極端ではないという人の場合でも、話半分ながら、もはや過去の自分にこだわりすぎないほうがよく、新しい立場や環境にたつ自分を自覚していくとよいときです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、個人個人はともかく牡牛宮全体をみた場合、大きなディレクションの変化はなく、自分次第のときになる今週です。
強いていえば、知的活動が弱まりやすい反面、牡牛宮らしくご自身の身体的な好みや感覚による快適な生活を行なう傾向が強まりますので、要は、そのことが個々人の嗜好によっ各自が好きな衣食住の生活を行なう自分次第のときを意味しています。
そのような牡牛宮ですが、後半に象意を持つ人の場合、一例をあげますと、たとえば多忙だったり暇だったりと、正反対の運勢を同時に受ける人生期にあるため、どっちつかずになりやすいときだといえます。

One-Point ◆ 牡牛宮の前半に象意を持つ人の場合、その傾向は弱いので、考えるよりも感じるといった肉体的な五感主導の今週で、ほかの運勢サイン(宮)の影響が相対的に強まるときです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、多少また相応に「夢」や「ビジョン」をもって言動できる昨今ながら、双子宮らしく楽しいおしゃべりやウイットを効かせた言動によって、ご自身の魅力が高まる今週になっています。
さらにいえば、後半に象意を持つ人ほど、身内や周囲に突発的な“変化”の出来事が起こりやすい昨今の人生期でもありますので、そのことによる環境や状況を受け入れた人生転換を余儀なくされる方もいるときです。
それはそうと、無意識のうちに前向きにも楽観的にもとらえやすい時期なので、その度がすぎないように、世間や社会に接していくことも必要です。

One-Point ◆ 前向きや楽観的自体は悪くないのですが、それが自分や相手の現状やTOPにあわずに発揮されすぎると、今週は相手の恨みや世間とのトラブルを生じやすいということです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、ふだんは相手や周りを気にしてデリケートだったり、穏やかな対応をされることが多いのですが、先月また今月は、充分にご注意されておかれれば別ですが、衝動的に自己主張をしやすい傾向がでてきます。
自己主張自体が悪いわけではなく、それはそれでいいのですが、内面の人格性をともなわないと、独りよがりの思い込みや事実誤認の勘違いによって、気づかずに相手にムリな強要をすることになりやすいときだということです。
ただし、ホロスコープ(出生天球図)によっては、逆に自分自身を抑制しながら、善意でもってとらえて、自己犠牲や母性愛を発揮できる方もいらっしゃる今週です。

One-Point ◆ 結局のところ、自分の感性や感受性、また相手や周囲の状況によって、対応を左右されやすい蟹宮の場合、内面にどれだけ人格を培ったかで、運勢が異なる昨今になっています。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、これまでの自分の言動が相応ながら結果となって、自分自身にハネかえってくるときにあるといえます。
いろいろとコミュニケーションが活発になること自体は今週の運勢なのですが、それをふくめてどのような事態や出来事が生じる運勢になるのかは、この1〜2年程度の自分の対応やこし方が、そのまま両極端にも結果となって現われやすいときです。
そのため、良くも悪しくもいわば“自分がまいたタネ”が結果となって実を結び顕現するようなときなので、良い結果は謙虚に受け止め、あまり芳しくない場合は、相応の内省を試みていくとよいでしょう。

One-Point ◆ そんななか獅子宮の終盤に象意を持つ人の場合、基本、個性や才能を発揮してご活躍できる昨今の人生期にありますので、謙虚であることが、とくに良い結果につながります。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、どこに象意ポイントをもつかで相応に運勢が異なってくる今週です。
初盤や前半に象意を持つ人の場合、これまで周囲や職場で温和に接してきた方ほど、今週は人気運が高まり、スキルを発揮できて魅力がアップするなど、職場や社会で楽しいことが起こりやすいときになっています。
一方、乙女宮の中盤に象意を持つ人をはじめ大半の方の場合、100%ではありませんが、善意で人に接することが、結果的に問題解決につながったり、課題を弱めて、自分を守っていくことになりやすい今週また昨今です。

One-Point ◆ 乙女宮の終盤や後半に象意を持つ人の場合、まだまだ出直しが必要な時期なので、独りよがりにならない個性や才能の発揮と、周囲を受け入れた応対が重要になっています。



【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2017 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.