宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.527 / 2017.06.05 〜 06.18


●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 6月 3日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 今週は前向きな努力を着実に重ねた人ほど、意外な評価を受けることがあります。
また、必ずしも悪いとはいえませんが、一般的に度が過ぎたり、やりすぎには注意が必要です。
星の動き ◆ 今週は5日に火星が蟹宮に入宮します。
翌6日に金星が牡牛宮に入宮し、続く7日に水星が双子宮に入宮します。
翌々日の9日に木星が天秤宮13度で順行に戻り、16日に海王星が魚宮14度で逆行に転じます。
海王星は、双子宮で合(コンジャンクション=0度)の太陽&ケレスのと三分(トライン=120度)です。
太陽は、射手宮の土星を頂点とする牡羊宮の天王星と獅子宮のドラゴン・ヘッドが形成する大三角(グランド・トライン=120度×3)の尻尾となるトライン・カイト(60/60/120/120)を形成し、水瓶宮のドラゴン・テールも、ドラゴン・ヘッドを頂点に同様です。
木星は、山羊宮の冥王星と矩(スクエア=90度)で、双子宮の水星やケレス&太陽と三分(120度)です。
金星と火星は、六分(セクスタイル=60度)です。
月は今週、天秤宮20度〜牡羊宮12度をトランシットします。

※今週の「ホロスコープ」は、「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」に掲載中です。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、基本的に対人関係やパートナーとのコミュニケーションが活性化する今週です。
そんな中でも、牡羊宮の前半、とくに初盤に象意を持つ人は、パワーダウンの傾向が生じますので、家族や頼りになる見識者や人格者などとの“相談”のようなカタチでの交流や関係性になるケースがありえます。
一方、牡羊宮の後半、とくには終盤に象意を持つ人は、そうではなく、社会的にもご活躍できるなど、存分な才能や個性の発揮が可能で、活動範囲や交流関係を広くもつことができる人生期にあります。

One-Point ◆ ただし、人間万事塞翁が馬というように、パワーダウンが逆に「やりすぎ」を控えさせることになったり、ご活躍が「過ぎたるは及ばざるがごとし」になりかねない今週でもあります。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、牡牛宮らしく自宅や快適な空間で安全に好きなことをされて過ごされることが、比較的ながら多い今週また今月になります。
そんな中でも終盤に象意を持つ人は、地道に努力を重ねてこられた方の場合、仕事上でゆっくりできないほど思わず認められたり、社会的な評価を受けることがないとはいえない今週また昨今になっています。
どちらを好ましく思うかは、同じ牡牛宮でも、相応ながらそれぞれにわかれそうですが、仕事にもプライベートにもどっちつかずに中途半端な感じになるなど、相応に錯綜することも起こりえる昨今になっています。

One-Point ◆ それもこれも、とらえ方や見識次第では、簡単に解決できますが、今週は牡牛宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)の影響も強いときなので、そちらのサイン(宮)もご参照ください。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、自分らしく交渉力やコミュニケーション能力を発揮できる今週なので、勘違いや事実誤認にご注意されて、活躍の幅を広げていかれるとよいでしょう。
昨今の立場に応じて、地理的にいえば広く海外や、日常の生活圏を離れた遠隔地域などに縁があったり、活動されることにもなりやすい今週また昨今です。
ただし、良し悪しはともかくとして、相手をふくめたTOPとの考えの違いや、立場の違いによる見解の相違も生じやすいときなので、これ幸いに“謦咳”に接するつもりで受け入れつつ見聞を広めるのもよいでしょう。

One-Point ◆ そんなこんなで、今週だけにかぎらないのですが、昨今は、諸事情や状況変化によって、意識や環境的にも、社会的な自立を含めた方向に転換していく人生期になっています。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、自発的にせよ、あるいは周囲の状況や相手の事情により他発的にせよ、それ相応にやる気が出てきたり、またやる気を出さざるをえないことになる今週また今月です。
それは生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって、若干、内容は異なってきますが、それぞれに何らかの分野において、これまで自分なりに培ってきた才能や自分らしい個性を発揮していくことになります。
感受性が豊かでデリケートな方も多い蟹宮は、周囲の状況変化を我知らずとも受けやすいので、その点でも“活発”さのある今週になりそうです。

One-Point ◆ それ自体は悪いことではなく体験的にも必要なのでよいのですが、周囲の情況や出来事次第では、オーバーアクションが“ハプニング”になりかねないので相応の注意も必要です。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、職場や社交の場で人気がでやすい今週で、前向きにも寛大にもなりやすい傾向があることから、生まれもつホロスコープ(出生天球図)の運勢次第では、社交運や人間関係運が活性化していくことになる今週です。
なかには、これまでの地道な努力が評価されたり、実って、思わぬ“ご褒美”やパートナーとの縁や関係が生じる人もでてきます。
こう書くと万事好調のようですが、そこはやはり課題もありますので、謙虚であったり、ビジョンや情動を働かせたり、真摯さをもって行動していくなど、人間性をともなった応対が重要なときになっています。

One-Point ◆ いずれにしても、今週は全体的に運勢作用の強いときなので、獅子宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)次第では、多彩な環境変化やご活躍が可能になりうる今週になっています。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、相手や周囲の情況を、自分でもしらないうちに“勘違い”したり、“理想”かのように思い込まなければという条件つきながら、今週は乙女宮らしい存分なスキルの発揮をはじめとしたご活躍や発展が可能になっています。
それは乙女宮の後半に象意を持つ人が、昨今の人生期の課題としている「人生の再スタート」にもかかわるもので、地道であっても現実的な努力を重ねてこられたかたほど、思いがけない活躍ともなっていくものです。
逆に、シビアに現実を受け入れたり認識することなく、相手や周囲に夢ばかりを追いかけてきた場合、現状を受け入れられないことが起こらないともかぎりません。

One-Point ◆ 専門的な分野を完璧に極めていこうとされる乙女宮は、その分野に集中できる運勢期はよいのですが、多方面に適切な対応が必要な昨今は、そのぶん「広く」真価がとわれます。



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