宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 5月 6日アップ
全体傾向 ◆ 理性やセーブは相応に効いているものの、今週前半まで暴発の危機は続きます。
個人的には怒りや衝動性が高まりやすい人がいるときなので、思わぬケガや事件などに注意が必要です。
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星の動き ◆ 今週は、逆行から戻った水星が16日に牡牛宮に再入宮します。
それまでは双子宮の火星と交歓(ミューチュアル・リセプション)です。
22日朝5時半ごろ太陽が双子宮に入宮します。
その太陽を軸に、獅子宮のドラゴン・ヘッドと水瓶宮のドラゴン・テールがT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
その一方で、ドラゴン・ヘッドと射手宮の土星と牡羊宮の天王星や水星が大三角(グランド・トライン=120度×3)を形成し、必然的にドラゴン・テールを尻尾としたトライン・カイト(60/60/120/120)になります。
太陽は山羊宮の冥王星と三分(トライン=120度)、冥王星は天秤宮の木星と矩(スクエア=90度)、木星は牡羊宮の金星と衝(オポジション=180度)で、これに今週前半までは火星が調停(メディエーション=60/120/180)の座相をとります。
双子宮のケレスは金星と六分(セクスタイル=60度)です。
月は今週、天秤宮10度〜牡羊宮2度をトランシットします。
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※今週の「ホロスコープ」は、「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」に掲載中です。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
牡羊宮に象意を持つ人は、ご自分でどこまで意識されるかはともかく、ワイルドな中にも魅力がアップする傾向の今週また今月です。
そういったことも手伝って、今週は、ハイレベルな人を含めて、そこはかとはなく相応にレベルをもった人から注目されるなど、関心をもたれたり、実際に出会いや関わりをもつことが起こりやすくなります。
組織や社会でTOPレベルの人たちや、相応の実力者、または知識人などの見識者とも関わりをもちやすいときなので、学ぶべきは素直に学んでいったほうが将来的に役立ちます。
One-Point ◆ 上述の傾向は、初盤に象意を持つ人よりも、中盤に象意を持つ人、さらには中盤に象意を持つ人よりも、終盤に象意を持つ人に、より顕著に象われやすくなっている今週です。
牡牛宮に象意を持つ人は、牡牛宮のどこに象意を持つかで若干の強弱はあるものの、現実的にシビアになったり、独自性が強まるなどして、情報交換や関係性などのコミュニケーションが活発化していく今週です。
牡牛宮の中盤に象意を持つ人は、生まれもつホロスコープ(出生天球図)次第の運勢のときで、牡牛宮以外にもつ運勢サイン(宮)のディレクションのほうが強まりやすい今週です。
一方、牡牛宮の終盤に象意を持つ人は、自我意識が強まり、内面に深い情動が生じて、ライバル意識を燃やすか、逆に深く内に秘めるか両極端になります。
One-Point ◆ 人によっては、心理面や精神面などの内面性と、仕事や社会活動などの対外面にチグハグ感を感じる人がいるかもしれませんが、だいたいは自分で何とかできる今週です。
双子宮に象意を持つ人は、基本、やる気や気力がわいてくる今週で、それゆえアクティブになったり、行動範囲を広げた活動をしやすくなります。
今週前半までは、知的活動やコミュニケーションが活性化する傾向がそれに加わりますので、双子宮らしい独自の話題や、現実を視野においたアイデアによって基盤や実績を築きやすいでしょう。
また、これまでは具体的に何かはわからなかったとしてもなんとなくチグハグ感があったり、アクセルとブレーキを一緒に踏んだような状況が生じやすい時期でしたが、そこから抜けでる人も、今後は順次、増えていきます。
One-Point ◆ 念のために一つだけご注意されておくとよいのは、中盤から後半に象意を持つ人のなかで、地に足がつかない仕事や理想など無意識ながら観念的に流れる人がいることです。
蟹宮に象意を持つ人は、職場などで引き立て運がアップしたり社会的にも人気運がでる人がいる今週です。
そういったことも手伝って、今週は自分の意志で行動するというよりも、比較的ながら相手や周囲の状況によって振り回されやすくなっていますので、“無手勝流”もときにはよいかもしれません。
蟹宮の後半、とくに終盤に象意を持つ人のなかには、自分らしい才能や実力をバリバリと発揮できる人がいる今週になっていますので、相応に実績を残しておくと、将来的にそれが生きてきます。
One-Point ◆ さらには、中盤から終盤に象意を持つ人のなかには、組織のTOPに立つ人や権力者との関係をもちやすい人生期にある人がいて、今週はとくにその傾向が強まっています。
獅子宮に象意を持つ人は、象意をもつ位置によって若干ながら運勢が異なる今週で、初盤に象意を持つ人は、仕事面や社会など対外的に交友関係やコミュニケーションが漸次、活性化していく今週です。
一方、獅子宮の中盤に象意を持つ人は、組織のTOPの立場として活動することをふくめ、獅子宮以外に生まれもつ運勢が強まる人がいます。
また、獅子宮の終盤に象意を持つ人は、自分らしい個性や才能や実力を発揮して、自己実現をできる今週ともなっていますが、利己的になりすぎると、周りから批判されるなど何らかの課題が生じる今週です。
One-Point ◆ 前半、中盤、終盤にわけて今週の運勢を便宜的にお伝えしましたが、実際にはボーダレスな面もあって、仕事運や社会活動運が活発な今週に基本的にはなっているときです。
乙女宮に象意を持つ人は、少なからず相応に何らかの課題をともなう昨今の人生期にあるとはいえ、自分らしいスキルや実力を発揮していくことが可能な今週また今月やその前後になっています。
とくに今週は前向きな気分で行動しやすいときですが、対人関係においても、ご自身の自我意識の面においても、どこかすれ違いや齟齬が生じやすく一筋縄ではいきにくいときになっています。
ですが、重要なことは、今の時期は、無目的や無意味にそれが生じているのではなく、乙女宮にとって本物になるためのものになっていることです。
One-Point ◆ 初盤に象意を持つ人よりも、中盤さらには終盤に象意を持つ人に、そのような課題や試練の傾向が強い昨今で、そこから真の個性や才能を見出していくとよいときになっています。
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