宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 3月25日アップ
全体傾向 ◆ 明確に分かれるわけではありませんが、今週前半と後半とでは「運勢」や社会の「流れ」が若干なりとも変わります。
逆転や転換の動きが、今週前後を境に起きるケースがみられるといった感じです。
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星の動き ◆ 今週は4月1日に水星が牡牛宮に入宮します。
3日には、逆行中の金星が魚宮に戻り、牡牛宮の火星とのミューチュアル・リセプションを解消します。
6日に土星が射手宮27度で逆行に転じます。
さらに9日には、水星も牡牛宮4度で逆行に転じます。
その水星は、土星や乙女宮のドラゴン・ヘッドと大三角(グランド・トライン=120度×3)で、魚宮のドラゴン・テールを尻尾にトライン・カイト(60/60/120/120)を形成します。
土星は、牡羊宮の天王星とも三分(トライン=120度)で、金星とは矩(スクエア=90度)です。
牡羊宮の太陽&天王星と天秤宮の木星は衝(オポジション=180度)で、山羊宮の冥王星を軸にしたT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
冥王星は、牡牛宮の火星&ケレスと三分(120度)です。
魚宮の海王星は、火星と六分(セクスタイル=60度)です。
今週の月は、魚宮16度〜天秤宮1度をトランシットします。
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※今週の「ホロスコープ」は、「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」に掲載中です。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
牡羊宮に象意を持つ人は、仕事運が絶好調な人が多い昨今の人生期ですが、今週前後をメドに異性関係をはじめとした人間関係が一転、シビアさを増すケースが起こりやすくなっています。
“仕事運が好調”といっても、両極端になる昨今また今週なので、絶不調になったり、逆転もありえるときで、権威をかさにきてラクをしようとしすぎたり、不遜な態度を相手や周囲に対してくれぐれもとらないことが必要です。
異性運にかんしましては、とくに“情熱”がさめたようにクールダウンしていく人もいますので、仮に“想い”はあっても実態がともなわないことも起こりそうです。
One-Point ◆ いずれにしても、初盤、中盤、終盤と象意を持つ位置によって、それぞれに今週の運勢には違いがでますが、大なり小なり変化しやすい今週となるのは、粗方、共通していえます。
牡牛宮の初盤に象意を持つ人は、質実さや堅実な考えが強まり、生活や人生の安定性を図ろうとすることになる今週です。
牡牛宮の中盤に象意を持つ人は、おおむなながら大半の方が自我意識が高まり、やる気やファイトをもっていく今週ですが、度がすぎたり不実な言動をとった場合、とくに異性関係をはじめとして無気力や失意に沈むことが、ごく一部の人ですがないとはいえません。
牡牛宮の終盤に象意を持つ人も、中盤に象意を持つ人に多くの場合、類似しているのですが、逆に尻上がりにやる気が出てくる人がいます。
One-Point ◆ 基本的に運勢は上の下、または中の上といえる自分次第では好調な悪くないときですが、主に異性関係におきましては、片思いやシビアに転じることになる今週かもしれません。
双子宮に象意を持つ人は、あえて限定的に申し上げますと今週前半と今週後半との“心変わり”がないとはいえない今週また昨今です。
そういった一部の人間関係を除けば、あくまでもご自分の地に足の着いた考えや、堅実にやっていこうとされる想い次第ですが、仕事や社会活動に夢やビジョンを描いたり、相応に自己実現をしていくことができる今週になっています。
双子宮の初盤に象意を持つ人は、夢やビジョンを描いていく昨今の人生から、着実に地に足を着けたものへの転換が可能ですが、中盤に象意を持つ人の場合、現実をつかみにくく、イメージにはしりがちなところのある人生期です。
One-Point ◆ もっとも、地に足が着いていないことが自分にも相手にもわかるまでは、“夢”や“ビジョン”が評価されて、上司や目上からひいきや引き立てを受けることも一時的にはありえます。
蟹宮に象意を持つ人は、初盤、中盤、終盤のどの位置にディレクション・ポイントをもつかによって今週の運勢の内容が異なるとはいえ、大きくまとめてみれば才能や個性発揮による自己実現が可能な時期です。
ただし、左欄の「星の動きと今週の傾向」にも書きましたように、全員とはかぎりませんし、また職場関係や異性関係が該当しやすいのですが、人それぞれに状況や流れが、良し悪しはともかく逆転したり転換する傾向がみられます。
大きな運勢の傾向というよりも、人生からみれば瑣末(さまつ)なことですが、デリケートで気にする方が多い蟹宮の場合、必要以上に心配しすぎないことも必要です。
One-Point ◆ まあ、ご本人の気持ち次第や内面の精神性次第とはいえ、昨今の大きな運勢は悪くはない人生期なので、常に満ち欠けする月のように、蟹宮の思いもつねに変わっていきます。
獅子宮に象意を持つ人は、自分自身もそうですが、権威者や組織のTOPに立つ人の判断や対応がポイントとなる今週で、援助も反発も受けやすく、運勢や状況が両極端にも変化していく可能性のあるときです。
ただ基本的には、仕事運は好調な今週また昨今で、とくに今週前半は、運勢にも恵まれてバリバリと実力発揮し多忙な時期になる方が多いときになっています。
その一方で、俗に「出るクギは打たれる」といわれますが、ご活躍ゆえ尊大や傲慢な態度や対応に出てしまうと、TOPの反発を招いて、一気につぶしにかかられたり、運勢を落とすことがある今週後半にならないともいえないという状況です。
One-Point ◆ 昨今、居丈高な古いタイプの獅子宮は少なくなっており、つねに謙虚さを失わずに、明るく高潔にふるまう獅子宮が増えていると存じますので、であればご心配は少なくてすみます。
乙女宮に象意を持つ人は、自我意識や負けん気などのやる気やプライドを高くもつのはよいのですが、相応に緻密な自制心が必要な今週また昨今です。
乙女宮全体的な運勢としては、自分の思いどおりにすすむというよりも、どうしても相手や周囲や社会への対処や応対をメインとしていかざるをえない星まわりの時期にありますので、その対処に追われがちなときです。
運勢は、長短それぞれのスパンをもってめぐりくる小車に似ていますので、長い人生におきましては相応に種々の体験をすることになりますが、だいたいはというか、どんな状況も間違いなく一時的なものです。
One-Point ◆ 果敢に自分を出せるときも、逆に応対に追われるときもありますが、そのような経験や蓄積が重要で、それゆえに実力や個性発揮の運勢期にハイレベルで発揮しやすくなります。
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