宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.515 / 2017.03.13 〜 03.26


●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 3月11日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 実際的にもこれまでとは異なる“枠組み”に転換しやすい今週です。
個々人においては、恋愛関係をはじめとした男女関係に、その傾向が顕著になりますが、いずれも新たな自分を見出していくとよいでしょう。
星の動き ◆ 今週は14日に水星が牡羊宮に入宮します。
20日の17時半ごろ太陽が牡羊宮に入宮します。春分の日です。
太陽は射手宮の土星と矩(スクエア=90度)です。
牡羊宮の天王星と天秤宮の木星は衝(オポジション=180度)で、山羊宮の冥王星を軸に相変わらずT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
その天王星と土星は三分(トライン=120度)で、土星は乙女宮のドラゴン・ヘッドとも三分(120度)、ドラゴン・ヘッドは牡牛宮の火星とも三分(120度)です。
火星は今週後半、牡牛宮のケレスと合(コンジャンクション=0度)で、ケレスは冥王星と三分(120度)です。
火星と牡羊宮の金星はミューチュアル・リセプションです。
牡羊宮入宮直前の太陽と牡羊宮の金星と水星は、連続合(ローリング・コンジャンクション=0度)です。
魚宮の海王星はケレスと六分(セクスタイル=60度)です。
月は今週、乙女宮22度〜魚宮16度をトランシットします。

※今週の「ホロスコープ」は、「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」に掲載中です。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮の初盤と中盤に象意を持つ人は、良し悪しはともかく「マイ・エネルギー」が充満してくるときなので、周囲にかまわず自己主張をしやすくなりますが、同時に自分自身を心身ともに総点検するのによいときです。
そのなかでも、最初のほうに象意を持つ人は、職場などで社会的な地位が高まりやすく、逆に終盤に近い位置に象意を持つ人は、トップ・クラスの人物との出会いやかかわりが生じるときになっています。
一方、牡羊宮の終盤に象意を持つ人は、現在は社会的な野心が高まりやすいために、自分らしい個性発揮の道を見出していくことができます。

One-Point ◆ そのため、海外をはじめとした広い社会や世界に転機を求めていくか、これまでとは異なる新たな高い精神意識(霊性)世界に、意識や関心を広げていきやすいときになっています。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、生まれもつ象意の位置によって、今週の運勢は異なるときですが、あえてまとめて申し上げますと、内面的には恋愛衝動が高まり、人によっては結婚願望も強まるときです。
既婚の方の場合、異性関係への衝動か、または自分磨きともいえる心身ともの美意識の高まりや、そういった社会活動をアクティブに試みていくときになります。
もっとも、同じ牡牛宮でも、今週は両極端に分かれるときなので、自意識が極度に情動的にも高まる人がいる一方で、まったく逆に、自宅や自室にこもって、好きなことに熱中する自我没頭タイプもいるときです。

One-Point ◆ 牡牛宮の初盤や中盤に象意を持つ人に、上述の傾向は強くあらわれやすく、終盤に象意を持つ人の場合、例外とはなりませんが、必ずしも恋愛や異性関係にかぎらなくなります。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、双子宮だからどうだこうだと言えないほど、生まれもつ象意の位置によって、今週の運勢はさまざまに異なってきます。
それでもあえて区分して申し上げなければ伝えられませんので、あえて書きますと、初盤に象意を持つ人は、人生の再スタートを図るのによいときで、自分の周囲の現実に呼応して、計画を部分的にでも再検討していくとよいでしょう。
中盤に象意を持つ人は、新たに理想やビジョンを描いて仕事をはじめたり、社会活動を展開していくのはよいのですが、どこか地に足がつかず、事実を誤認していないか一応の注意が必要です。

One-Point ◆ 後半に象意を持つ人は、人生の転換期にあるときなので、自分の過去やプライベートな生活に拘泥せずに、社会的に個性や才能を発揮すべく、人生計画を練っていくときです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、自分自身においても、また周囲や相手やほかの人々からも振り回される多忙な今週になりそうです。
自分自身においては、個性や才能発揮のディレクションを受けますので、職場での引き立てや社会的な人気運をふくめて、仕事においてコミュニケーションを図りつつ実力を発揮していく今週また昨今となっています。
同時に、周囲や相手や周りの人々の事情や要請に振り回されるときでもありますので、よく自制心をもって自己管理をしていく必要があり、ヘタをすると、思いどおりにならないイラ立ちや感情の爆発に注意が必要になります。

One-Point ◆ もっとも、通常の人であれば、そう簡単に感情を爆発させることは少なく、充分に自己抑制していくことはできるのですが、それゆえに逆に、限度を超えると一気に大爆発します。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、大きく前半と後半に象意を持つ人に分けて、それぞれに運勢が異なっていく今週です。
前半に象意を持つ人は、仕事が多忙になったり、人とコミュニケーションをとって、上司からの引き立てを受けてリーダーシップをとるなど、一般的には実力発揮が可能な今週になっています。
一方、後半に象意を持つ人は、良くも悪しくも社会的な転機の人生期にありますので、すでに転機を終えた人も、まだこれからの人も、新たな周囲の状況や現実に即応した自分自身の立場を見出していくべきときです。

One-Point ◆ ご自身の見識や実力や状況によっては、テッペンを張れなくはないのですが、それでも、我知らず自己本位になったり、自己主張が強すぎると、たちまちすべり落ちるときです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、初盤や中盤に象意を持つ人と、終盤に象意を持つ人とでは、かなり運勢が異なってくる今週です。
初盤や中盤に象意を持つ人は、「セルフパワー」が高まる今週なので、自分らしく完璧性を見出したり、理想の自己像とともに、異性像を描いてパートナーを夢見る人も多くなるでしょう。
一方、乙女宮の終盤に象意を持つ人は、これまでの人生サイクルを終えて、新しい人生サイクルを出発していくときにありますので、要は自他ともの現実を、シビアに把握することによって、過去にこだわらず対処を見出していくとよい時期です。

One-Point ◆ 良し悪しに関係なく、大半の乙女宮が、現実を超えた世界や、人やパートナーに理想や癒しを見出していきやすいときなので、相応に現実とのバランスをみた付き合いが必要です。



【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2017 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.