宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.513 / 2017.02.27 〜 03.12


●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 2月25日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 大きな枠組みとなる状況は、さほど変わらないものの、全体的に問題解決や調整をしようとする方向に動きます。
それは「一部」の男女間でも同様で、関係の安定的継続や結婚の方向に進むこともありえるときです。
星の動き ◆ 今週は3月4日に金星が牡羊宮13度で逆行に転じます。
10日に火星が牡牛宮に入宮し、金星とミューチュアル・リセプションを形成します。
今週中頃すぎまで牡羊宮の火星&天王星は合(コンジャンクション=0度)で、天秤宮の木星と衝(オポジション=180度)をとります。
火星を除き、この衝(180度)に対して、山羊宮の冥王星が軸となってT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
さらには、射手宮の土星が今週中頃までの火星をふくめて調停(メディエーション=60/120/180)の座相を投げかけます。
冥王星は金星とも矩(スクエア=90度)です。
魚宮の海王星と水星と太陽は、三重合(トリプル・コンジャンクション=0度)を形成します。
乙女宮のドラゴン・ヘッドは、天秤宮の土星、また牡牛宮のケレスや今週後半の火星と三分(トライン=120度)で、魚宮のドラゴン・テールを尻尾としたトラインカイト(120/120/60/60)を形成します。
月は今週、魚宮8度〜乙女宮22度をトランシットします。

※今週の「ホロスコープ」は、「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」に掲載中です。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、恋愛関係をはじめとした異性関係が両極端に動くときで、いずれにも“結果”が出やすくなります。
衝動的また情熱的に恋愛傾向が強まる人がいる一方で、逆に完全に破局や玉砕していく人もいて、生まれもつホロスコープ(出生天球図)や相性によって両極端のケース・バイ・ケースです。
その一方で、情愛はともかく、“おトモダチ”といった関係を続けたり、突発的といってよいほど“結婚”または“結婚”めいた関係も起こりえるといった、波乱と安定の両方が個々に入り混じったときになっています。

One-Point ◆ もともと異性関係にかぎらず、仕事や社会活動また人間関係をみても、運勢あり、波乱あり、安定ありの両極ぶくみのときで、それが異性関係にまで広がった昨今だということです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、ご自分が思ったり、願ったり、考えるほど、現実や実体がともなわないときだといえます。
もっとも、それは牡牛宮のみをみた場合のお話で、今週また昨今は、牡牛宮以外にご自分が生まれもつ「運勢サイン(宮)」の影響が強く現われる人が多いので、その運勢サイン(宮)次第によっては、必ずしも該当しないことがあります。
ただし、牡牛宮の最初のほうに象意を持つ人は、週が進むほどに、いくぶん抑制気味ながら活力が増してきますので、たとえていえば静かにファイトを燃やしはじめるといったところでしょう。

One-Point ◆ そういったことで、今週は牡牛宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)を参照にされてください。どちらかというと、具体的にはそちらのほうの運勢が出やすくなる時期にあるためです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、仕事や社会活動が活性化する今週で、ご自身の感性や才能やスキルを発揮してご活躍できます。
そういった点では、一つの人生の転換点ともいえる時期なので、ご自身の性分や感性や知識に合っていると思えば、その方向に人生の活動を方向転換していくのも悪くはないので、前向きにご検討されるとよいでしょう。
過去にはこだわらずに、新たなご自分の人生をイメージされて、果敢に進んでいくとよい時期なので、詳細はまず進んでみてから、必要に応じて方向を修正をしていくのが、今にかぎればベスト・チョイスです。

One-Point ◆ ちなみに、だれでも夢や理想を描き、実現できるかできないかはともかく、相応に実現できると考えて進むものなので、勘違いがあれば、そのときに修正してやり直せばよいことです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、端的にいえば、良くも悪くもというか、どちらかというと良いほうで人生のターニングポイントといえる時期です。
もっとも、星のディレクションに「悪い」ものなどありませんので、受け入れて活かせば、どんなディレクションも「良い」ものですが、いくぶんの緊張感はありつつも、仕事も異性関係などのプライベートも充実できる今週また昨今です。
生まれもつホロスコープ(出生天球図)によっては、異性関係の確定ともいうべき傾向が起こりますので、お相手との相性や結婚運によっては、それが実際の結婚といった方向にすすむ人もいるときです。

One-Point ◆ ただし、安穏とイージーに努力もせず、成り行きまかせのままで生きてきた方にとっては、それなりで、明るく前向きに生きてきた方ほど、上述の良い傾向が出ることになります。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、運勢的にはある意味、東洋占術でいう「空亡」ともいえる今週です。
一般に、“百獣の王”といわれるライオンは、何も起こらなければ怠け者だといわれますが、たとえていえば、ご自分に危機や緊急事態が起こらなければ獅子宮も、今週はそれに近い状態になりやすいでしょう。
ただし、とくに獅子宮の最初のほうに象意を持つ人をはじめとして、例外で、今週が進むほどに、次第に眠りから目を覚ましたように、静かな闘志を燃やしたり、パワフルな実力発揮を可能としていく時期に入っていきます。

One-Point ◆ 東洋占術でいう「空亡」の意味はともかく、ここでいう意味は、ふだんは気の抜けた状態でもイザという事態になれば、ポテンシャルを発揮して獅子宮らしい本領をみせることです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、おおまかながら前半に象意を持つ人と、後半に象意を持つ人とでは運勢が異なる今週です。
前半とくには初盤や最初のほうに象意を持つ人は、昨今のご自分やご自分をとりまく周囲の状況に対して、改善や改革をすべく、静かな闘志を燃やして、現実的に運勢の転換や状況の転換を図ろうとするときになります。
一方、乙女宮の後半とくには終盤や最後のほうに象意を持つ人は、自分の思いどおりではない現状に直面して、最悪は失意し、最善はまず現状を素直に受け入れて、常道ならない意外な方法で対応していくときになっています。

One-Point ◆ どちらになるかは、乙女宮らしく潔癖性をもって自分流にこだわる人よりも、高い見識をもって自分とは異なる相手を受け入れて対処できる人ほど、“最善”を選びやすくなります。



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