宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年12月17日アップ
全体傾向 ◆ だいたいにおいてですが、物事は協調関係のもと進んでいく年末になります。
多少の問題はあったとしても、そこに協力関係や問題解決の道を見出していくことが容易にできるときだからです。
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星の動き ◆ 今週は、19日に火星が魚宮に入宮します。
同日、山羊宮15度で水星が逆行に転じます。
21日の夜7時半頃、太陽が山羊宮に入宮します。ゆえに「冬至」です。
乙女宮のドラゴン・ヘッドと、魚宮の火星&ドラゴン・テール&海王星の三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)がとる衝(オポジション=180度)に対して、太陽が調停(メディエーション=60/120/180)の座相をなげかけます。
また、太陽と合(コンジャンクション=0度)の水星も、ドラゴン・テール&海王星との調停(60/120/180)座相に加わります。
水星と合(0度)の山羊宮の冥王星を軸に、牡羊宮で合(0度)の天王星&ケレスと、天秤宮の木星の衝(180度)は、T矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
この衝(180度)に対して、射手宮の土星と水瓶宮の金星が、双方からそれぞれに調停(60/120/180)の座相を投げかけます。
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※ブログ「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」(テスト中)にホロスコープを掲載しています。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
牡羊宮に象意を持つ人は、社会全般的にも左欄の「今週の傾向と星の動き」に書きましたように、比較的物事がスムーズに協調関係をもって進んでいきますので、そのぶん存分に昨今の運勢を発揮できる今週になります。
そういうことから全体の和を乱さないように、「勘違い」や「思い違い」による言動に気をつければ、1年間の総仕上げや総決算をしていくのによいときです。
常識的で謙虚な人であるほど、存分に個性や才能また知識や技術を発揮して、いわゆる“有終の美”を飾るにもよい今週また年末になっています。
One-Point ◆ ということで、個人的にも社会的にも、謙虚に努力をすれば、問題の少ないなんとかなるときなので、牡羊宮にはたいくつかもしれませんが「和をもって貴しと為す」でいきましょう。
牡牛宮に象意を持つ人は、基本、今の時期は仕事や社会で個性を発揮できるときですし、とくに今週は牡牛宮らしい美的感覚もさえ、「人気運」も上昇するときです。
その点では、家にこもって一人でいるのは、今週の運勢の良さを活かしにくいときなので、なにかとイベントが多い年末でもあることから、外出の機会を増やすとよいときだといえます。
そのぶん散財につながることがありますし、贅沢志向も高い今週なので、相応に気をつけなければなりませんが、逆にいえば、生まれもつ「財運」がある人ほど身銭をきらなくてもよいケースも起こりえるときです。
One-Point ◆ その点、同じ牡牛宮に象意を持つ人でも、女性のほうに「金銭運」がでてきますが、男性もまた、昨今は傲慢や尊大にさえならなければ「異性運」があるときになっています。
双子宮に象意を持つ人は、以前にも書きましたが、昨今は「質量転換」のビッグバンにも匹敵するような「運命変化」や「自己変化」の時期にあります。
そんな中で、とくに今週は、自分自身の認識や自覚を高めていくとよいときで、今すぐとはならないケースもありますが、TOPや頂点に立つ意識や想いを身につけたり、その心構えをしていくとよいときです。
もっとも今週あたりからは、仕事や社会的な分野で「イメージ」や「理想」や「ビジョン」も膨らんで、そのぶん実力を発揮できたり、実際的にも仕事が舞い込むなど多忙にもなっていくときでもあります。
One-Point ◆ 生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって異なりますが、大半の方は「異性運」がアップ、「精神性」や「人徳面」の向上、「金銭運」のアップなど、どれかが期待できそうです。
蟹宮に象意を持つ人は、良いか悪いかに関係なく、運勢的には、自分よりも相手や周囲の意向や事情によって引き回されたり、それに応じて、個々に運勢や出来事が異なってくる今週また昨今です。
もともと我知らずとも、相手や周囲の動きに敏感な「気にしい」の人が多い蟹宮でもありますので、課題としては、引きずり回されないようにすれば、うまく相手や周囲の意向を察知して適宜適切に対応していくことができるときです。
いずれも、これまでの自分のあり方や考え方などを見直して「方向転換」を模索していくのによい今週また昨今になっています。
One-Point ◆ 週単位で変わる短い運勢サイクルで申し上げますと、上述のような「今週の運勢」のなかにあって、そこから自分の内面性や精神面を課題として充実させていくとよい今週です。
獅子宮に象意を持つ人は、今週はいろんな意味で自分自身の「転換」を図っていくとよいときになります。
いくつかを挙げておきますと、対外的には美男美女またはハイレベルな人との出会いがあってもおかしくないときですし、個人的には自分にふさわしい仕事上のスキルを学んだり身につけていくとよいときです。
いずれもそういったことが、理想の「自己像」をめざしていくいくための転換につながっていく今週になりますので、建築物にたとえていえば、地震に強い基礎(土台)を確固として築いていくためのときだといえます。
One-Point ◆ 相応ながら自分に自信も、またプライドもある獅子宮なので、状況がどうであれ、内心はブレない確信や頑固ともいえる信念をもって、やせ我慢をしてでも進むことは変わりません。
乙女宮に象意を持つ人は、周囲の状況や運勢がどうであれ、今週また昨今は「自我意識」が高まり、どこまで表に出すかはともかく、状況批判や自己主張をしやすくなるときだといえます。
そのこと自体は、自分を深く考えて見出すために必要なことでもありますので、悪いことではないのですが、周囲や状況を無視して過激な言動に走ったり、人倫や人徳にもとる言動にまで出ると、昨今の運勢上、一気に台無しにします。
そのため、自我を持つことは人として重要なのですが、昨今の運勢期から申し上げますと、自分を捨てて現実を客観的に受け入れてみることも必要です。
One-Point ◆ 逆説的になりますが書いておきますと、ほんとうの「自我」は「我」だけではなく自分を世間から相対化して、「無我」になってみることも、自我意識の根幹部分には含まれています。
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