宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.499 / 2016.11.21 〜 12.04


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年11月19日アップ

今週の傾向と星の動き

全体 ◆ ここのところ、というか春先以来、ずっと“良い”とも“悪い”ともいえない併存のディレクション(アスペクト)が続いています。
つねに両方の可能性がある昨今なので、何事においても単純に「○」や「×」と決めつけないで、「道」を探っていくとよい時期です。

星の動き ◆ 今週は、22日の朝6時半頃、太陽が射手宮に入宮します。
12月3日に水星が山羊宮に入宮です。
牡羊宮で合(コンジャンクション=0度)の天王星とケレスは、天秤宮の木星と衝(オポジション=180度)で、山羊宮で合(0度)の金星と冥王星を軸にT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
さらに、この衝(180度)には、射手宮の土星と今週前半の水星が調停(メディエーション=60/120/180)の座相を投げかけます。
木星は、水瓶宮の火星と三分(トライン=120度)で、火星は天王星と交歓(ミューチュアル・リセプション)です。
乙女宮のドラゴン・ヘッドは、魚宮でドラゴン・テールと合(0度)の海王星と衝(オポジション=180度)で、射手宮の太陽を軸にT矩(90/90/180)を形成します。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、ほかに生まれもつ運勢サイン(宮)をのぞき、シンプルに牡羊宮のみをみた場合、運勢的に“ピーク”の今週です。
牡羊宮にかかわる星や占星要素がもたらすディレクションをみますと、まったく瑕疵(かし)がないというくらい、ご自身がいま現在お持ちの実力の100%を存分に出せますし、“人気運”や“引き立て運”また“対人運”などをみましても、ほぼベストの100%の状態で発揮できるときです。
本来は、左欄の「今週の傾向と星の動き」に書いたように、社会全体的には“難易”両方のディレクションの時期なのですが、牡羊宮は例外です。

One-Point ◆ 先週も書きましたように、こういうときこそ謙虚でなければならず、現在は「最高」ではあるものの、倫(みち)を外すと「最低」にもなる、極と極がつうじる星が働いているためです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、生まれもつホロスコープ(出生天球図)や状況によっては、多少の課題はあるものの、今週また昨今は、最高度に自分らしい才能や実力を発揮できるときにあるといっても過言ではないときです。
“多少の課題”というのは、左欄の「今週の傾向と星の動き」に書きましたように、昨今の一般的な社会の傾向なので避けがたいもので、であっても今週はそれを超えるご活躍が牡牛宮には可能だということです。
牡牛宮らしい“魅力”が、最大限に高まりやすい今週なので、いわゆる異性運や恋愛運が活性化しやすいときです。

One-Point ◆ 経験ということから、それはディレクション的に問題はないのですが、重要なのは、もし倫(みち)を外れた行ないをした場合、その“星”は最悪にも働く可能性をもっていることです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、今週やこの前後の週は、双子宮(ご自分)らしい活躍や活動を最大限にもなしていけるときで、もしそうでなくても、そういった活動を目指して方向転換をしていくときです。
今の時期は、たとえ課題があったとしても、だいたいは「なんとかなる〜♪」と前向きにとらえてさほど気にせずに進めるときで、現実の人間関係においても、果敢にトライしていきやすいときです。
そういった点では、双子宮に象意を持っていても人によって若干のタイムラグが生じますが、年末の約3か月期間は、一つの転換点となる時期です。

One-Point ◆ それはあきらめずに活発でも地道であっても、誠意をもって真面目にとりくんだり、努力してきた人ほど、今年前半やこれまでとは異なって、社会的な活動に向かっていくときです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、いわゆる個人的な精神活動が活発になる今週また昨今で、一方では、対外的に自分自身よりも、相手や周囲の人々や状況に対応していかなければならない今週です。
そういったご自身の内面性と、社会的な対応との間にギャップが生じやすい今週だといえますので、安易になりすぎたり自分本位になりすぎたりせずに、バランスよく両方をこなしていかなければならない今週です。
「なんとかなる」と気ままに考えて、人や周囲への対応をおろそかにすると、それが積もりつもって後日、手痛いしっぺ返しが訪れかねないときです。

One-Point ◆ 逆に、ご自身の内面性や精神面の充実や、心の豊かさをおろそかにして、相手や周囲の応対ばかりになると、のちに空しさや反動で虚無になりかねませんのでご注意ください。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかくとして、いくぶんながら“シビア”な現実を目の当たりにするなど、これまでの活動を“清算”していくような結果がもたらされる今週また昨今になります。
それにともなって、組織関係の変化や人脈の変化といった対人関係の変化も起こりやすい今週また昨今で、それが逆に良し悪しはともかく現実の“シビア”さを身をもって体験することにもつながります。
かといって“運勢”自体は悪くはないときなので、今は、将来に向けた自分らしいスキルや能力を検討したり、また習得を図っていくとよいでしょう。

One-Point ◆ いずれにしましても、意識や行動の転換が必要な今週また昨今にある獅子宮なので、過去に拘泥せずに、獅子宮らしくいさぎよく受け入れながら、“次”を目指すときにあります。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、ごく単純にいいますと、自分の想いや内面の情動のみによって動くと、大きな壁にぶつかることになるときです。
ご自身の理想やビジョンや高い美意識、また想いを持つこと自体は悪くはないのですが、それが社会に通用したり、スムーズに叶えられるといったディレクションの時期ではないために、今現在はやむをえません。
あえて厳しく書きますと、そういった自分を捨てていくとよいときで、ではどうすべきかというと、主観をなくして、客観性をもったクールな目で、社会の現状や自分自身の立ち位置や状態を今はまず見極めるべきときです。

One-Point ◆ おおむね、乙女宮のみをみればみればそういう時期で、乙女宮のほかに生まれもつ「運勢サイン(宮)」によっては、+アルファの活動が可能でもありますので、そちらもご覧ください。



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