宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.485 / 2016.08.15 〜 08.28


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年 8月13日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は23日午前1時半頃に太陽が乙女宮に入宮します。
太陽は、牡羊宮の天王星と牡牛宮のケレスに三分(トライン=120度)です。
乙女宮のドラゴン・ヘッド、金星、水星、木星は、連続合(ローリング・コンジャンクション=0度)から、今週後半はドラゴン・ヘッドを除く三重合(トリプル・コンジャンクション=0度)にかわります。
ドラゴン・ヘッドは、魚宮の海王星と衝(オポジション=180度)で、海王星と合(0度)のドラゴン・テールは、今週前半のみ金星と衝(180度)で、これらは射手宮で合(0度)をとる火星と土星を軸にしたT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
この衝(180度)には山羊宮の冥王星が調停(メディエーション=60/120/180)の座相をとります。
Point ◆ それぞれの立場で自己主張が激しい星まわりです。
過去最多の中国漁船が230隻、公船と呼ばれる中国海警局の武装船が10隻前後、尖閣の接続水域にとどまり、なにかと騒がしい昨今ですが、星の動きからは、何事にもセーブが効いていて、一種のゲーム状態だと読めます。
ただし、一般にも勘違いやアクシデントに気をつけておくとよい今週になっています。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、大きな星の動き(ディレクション)は全体的にも固定的なので、牡羊宮のみをみますと、小事はともかく大局的には先週と類似で変化は抑制がちな今週です。
それでもあえて書きますと、引き続きリーダーシップをとれるなど「仕事運」に恵まれる時期あることは変わらず、バイタリティーを発揮できることはよいのですが、ゴリ押しなど出しすぎると、良し悪しはともかく問題が生じるときです。
四方八方に目を配ることは、あまりお得意ではない牡羊宮も多いのですが、意識的に気を配りながら、慎重に進めるくらいがちょうどよい今週です。

One-Point ◆ 生まれもつホロスコープ(出生天球図)によっては、今週あたりからハイレベルな人物との出会いや関係をもつことになる人が出てきても、おかしくない人生期に入りつつあります。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、自我意識や情動が強まりやすい今週また昨今の人生期なので、念のために、その出し方には注意を払い、事実誤認や勘違いがないようにしておくとよいときです。
今は、恋愛関係や異性関係を含めて慎重であるべきほうが、進展はないとしても致命的な問題を招かず、まだ将来的に可能性を残せる状況だといえます。
もっとも、情念や度胸にまかせて、突っ走ることがあっても、それがいちがいに悪いとはいえないし、そこでたとえ問題が生じても、それはそれでTOPや権威者の判断やアドバイスを仰ぐなど手がなくはないときです。

One-Point ◆ 先ごろお伝えしてまいりました「1回休み」の時期は、もうすでに解消されている人が多いし、遅い人でも今週中あたりには抜けて、自分を発揮してすすめる時期なりつつあります。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、ストレートに書きますと、課題や問題また障害などが多い時期で、深く自分の内面を見つめなおすなど考えざるをえない時期です。
それは大変ですが「悪い」という意味ではなく、自分自身を「リセット」すべき今週で、なおかつ意識や言動をプライベートから、対外的な「仕事」や「社会活動」へと転換していくべき人生期にあります。
当然、恋愛関係や、夫婦問題をふくめたプライベートな異性関係などには「運勢」がともないにくい今週なので、過去にはこだわらず人格的かつ才気煥発・才色兼備な自分であることを目指して、未来に夢をつなぐとよい時期です。

One-Point ◆ いわゆる何もない世界から質量転換のビッグバンが生じて、新たな宇宙この世界が誕生していったように、双子宮に象意を持つ人の多くが自ら「ビッグバン」を試みるときです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、どこまでできるかはともかく、自分でさえ自覚や認識していないかもしれない「天命」や「使命」に向かって、その実現に我知らずともすすむ今週また昨今の人生期になっています。
生まれもつ運命や宿命といった天命にかかわる分野や使命の内容は、一人ひとり異なりますので、人それぞれ、つまりは生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって千差万別になります。
なので同じ蟹宮とはいえ、不特定多数を対象にしたこの場で具体的にはかけませんが、ご自分の心の奥の情念などからしぜんとスムーズに湧き上がるものに注意してみるとよいでしょう。

One-Point ◆ そういったよい意味での内奥の情念や、また天命や使命をもって、昨今の現実の課題や問題などをうまく調整したり、バランスをとるなど道を見出していくとよい今週になっています。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、終盤に象意を持つ人をのぞいて、ご判断や言動の難しいときだといえます。
いわゆる動くに動きづらいといったような時期で、いいかえますと、動きたい思いはやまやまなのですが、縛りがかかったように動けなかったり、かといって動けば問題やトラブルをもたらしかねない、そういう状況の運勢にある今週だといえます。
それが良いとか悪いということではなく、運勢なので獅子宮の問題ではなく、むしろこういう時期を、どのような見識やノウハウまた風格や人徳をもって対していけるかといった本物の精神面が重要な人生期になっています。

One-Point ◆ 獅子宮の終盤に象意を持つ人は、逆に、ご自分らしい才能や個性を発揮していける今週で、独創的なアイデアやノウハウなどを活かして、新境地をひらいていくとよい時期です。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、今週も、先週と同様に星のパワーが集中して「想い」や「情動」が高まりますが、実際には、動くに動けずもどかしく、どこか隔靴掻痒の感がなきにしもあらずの方が多いときにあります。
乙女宮のみをみた場合がそうで、事態や運勢は、社会で華々しく活躍するという時期は過ぎつつあり、むしろ自分自身の「メンテナンス」に入る運勢期や内面の充実を図るべき運勢期に向かうというかすでにあるときにもなっています。
お気づきの方も多いと存じますが、夢から覚めて、自分の足元の現実を冷静かつ客観的にみていくとよいときです。

One-Point ◆ 自分のおかれた立場や現状を、冷静にしっかりとみていくことができる人のみが、正しい手当てや対処をできるのが道理なので、まずはそこからはじめるのがベストなときです。



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