宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年 6月 4日アップ
今週は、13日に水星が双子宮に入宮します。
同日、海王星が魚宮12度で逆行に転じます。
18日には、金星が蟹宮に入宮します。
双子宮入宮までの水星と金星は、交歓(ミューチュアル・リセプション)です。
今週は、双子宮の太陽、乙女宮で合(0度)の木星とドラゴン・ヘッド、射手宮の土星、それに魚宮で合(0度)の海王星とドラゴン・テールが、大十字(グランド・クロス=90度×4)を形成します。
このうち太陽は、今週前半のみですが、週末には水星が加わって、やはり大十字(90度×4)を形成します。
山羊宮の冥王星は、木星とドラゴン・ヘッドに三分(トライン=120度)で、牡羊宮で天王星と合(0度)のケレスに矩(スクエア=90度)です。
今週後半は、蠍宮の火星を頂点に、一時期の金星をまじえて太陽と天王星を底辺としたYOD(60/150/150)が形成されます。
火星は、双子宮入宮以前の水星と衝(オポジション=180度)です。
Point ◆ 今週は、慎重さと大胆さ、虚構と現実とが交錯し、自分なりに「理想」をめざした刃傷沙汰や武力衝突が起きやすいときです。
良し悪しは別にして、男女関係も一時期それにかかわります。
また、それぞれの立場から自己主張や論争が高まっていく今週です。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
牡羊宮に象意を持つ人は、今週も中頃になるほどまた後半をふくめ、自分が理想とするところを目指したりリーダー意識や自我意識が高まっていきます。
昨今は、牡羊宮に象意を持つ大半の人が、組織や社会のテッペンに立ちやすい運勢期にありますが、今週は周囲の不条理や課題から、内心、敵対的になるケースもありますので注意が必要です。
というのも、自分自身の言動はもちろん、状況次第では、いつでもどん底に落ちてもおかしくないときで、また上り調子であっても、途中で矢折れる可能性がゼロではない運勢期の昨今だからです。
One-Point ◆ こういう時期ほど日常の言動はもちろん、身辺はキレイにしておかなければなりません。また、ふだんからより高い精神性をもっておかないと、いつでも逆転現象が生じるときです。
牡牛宮に象意を持つ人は、純粋に牡牛宮のみをみれば、周囲の騒がしさをよそに、自分の位置を保っていけるときです。ただ、何かと自我を発揮して動くと、「棒に当たる」こともある今週です。
牡牛宮以外にもつ運勢サイン(宮)によっては、直接、自分が昨今の喧騒(けんそう)にかかわったり、当事者になる可能性がなくはありませんので、自分(自我)を出すときには、よく四方八方をみながら行なうとよいでしょう。
そんななかで牡牛宮の後半、とくに終盤に象意を持つ人は、男女間のトラブルや、言い争いをふくめた「恋のかけひき」に注意が必要な今週です。
One-Point ◆ 終盤に象意を持つ人は、よくいえば異性とのコミュニケーションや、狙いを定めて想いを伝えたり、アクションを起こしやすいのですが、周囲の現実は厳しいものがありそうです。
双子宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、これまでの「総決算」ともいえる今週また来週になりそうなので、自分自身と周囲の人々の現実や状況とのギャップに注意が必要でしょう。
本質的には「良い」とか「悪い」とかに関係なく、ホットな意識をクールダウンして、自分をはじめとした四方八方の現実や状況を客観的に、混乱せずにみて受け入れたり判断できるかどうかです。
自分の主観に偏りすぎたり、また必要以上に楽天的過ぎるのも事実誤認が生じやすいので、まずは現状を客観的に受け入れて、対処すべきは新たに対処し、将来のビジョンを描くべきは描いて、状況を混同しないことです。
One-Point ◆ 一般的にはそういうことで、優れた見識と高い実力をお持ちの方なら、四方八方の状況を透徹した目でご判断されて、針の穴を通すような、ここしかない一手を打てるときです。
蟹宮に象意を持つ人は、左欄の「今週の星の動きと傾向」に書いた昨今また今週は、進みそうで進まなかったりと、どこかもどかしさが生じる隔靴掻痒(かっかそうよう)のときになりそうです。
蟹宮のみを純粋にみれば、間接的にはともかく、直接自分に大きな瑕疵(かし)があるとはいえない状況ですが、やはり関節的には、相手や周囲から「問題」や「課題」がもたらされやすい昨今になっています。
もっとも、蟹宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)によっては、直接に自分自身が「問題」や「課題」をかかえるケースもありますので、ケース・バイ・ケースですが…。
One-Point ◆ そういった状況なので、とりうる対処は、心理的には「もたらされる状況を楽しむ」ことで、実際的には、生じた「問題」や「課題」を素材に、「対応策」を練り、構築していくことです。
獅子宮に象意を持つ人は、獅子宮のみをみれば、今週は今一度、自分自身の内面を深くかえりみるときですが、決して「悪い」というときではなく、むしろ獅子宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)の影響のほうが出やすいときです。
四方八方を考慮して、充分に慎重であれば問題はないのですが、内面性を深くかえりみるべきときに、慎重さを欠いてヘタに動くと問題が生じやすくなります。
ただ、それが「悪い」というのではなく、むしろ獅子宮が高い見識をもって動くことによって、「山が動く」がごとく、周囲に否応なく問題を生じさせて、変化や新たなスタートの機会をもたらすこともあるためです。
One-Point ◆ というか「問題」や「課題」は、生じざるをえない昨今の星まわりなので、「課題」や「問題」が複雑に生じることによって、しかるべき場所に、いずれは落ち着いていくことになります。
乙女宮に象意を持つ人は、一言でいうと良し悪しはともかく、「波乱」の運勢期ともいえる今週また昨今です。
同じ乙女宮でも、こういう複雑な時期は、人(ホロスコープ:出生天球図)によって、運勢は千差万別に異なりますし、また自分自身においても、その分野分野において、「栄光」もあり「破綻」もある両極端のメンタリティーや立場を体験するときです。
そのように、急に「楽天的」になったり、急に「悲観的」になったりと、その場の状況や星のディレクションによって複合的に運勢は動きますので、できるだけ「不安」になることを避け、「混乱」しないようにしておくとよいのです。
One-Point ◆ 状況によって異なりますが、「不安」と「混乱」が事態をさらに悪化させますので、意図的にそうならないように意識し、逆に、うまく自分を捨てていくことで、生きる道がみえます。
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