宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.469 / 2016.04.25 〜 05.08


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年 4月23日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、28日に水星が牡牛宮23度で逆行に転じます。
月末30日に金星が牡牛宮に入宮します。
直後、金星と太陽と水星が連続合(ローリンク・コンジャンクション=0&0度)を形成します。
射手宮の土星を軸に、乙女宮の木星やドラゴン・ヘッドと魚宮の海王星やドラゴン・テールがT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
また木星と海王星は、同じく射手宮の火星を軸にT矩(90/90/180度)です。
土星は、今週中頃過ぎまで牡羊宮の天王星と三分(トライン=120度)で、火星は牡羊宮のケレスと三分(120度)です。
一方、木星とドラゴン・ヘッドを頂点に、山羊宮の冥王星と、牡牛宮の太陽や水星が大三角(グランド・トライン=120度×3)を形成し、海王星とドラゴン・テールを尻尾にトライン・カイト(60/60/120/120)を形成します。
冥王星と天王星は矩(スクエア=90度)です。
Point ◆ セーブはできるもののそれが外れると、何が起きてもおかしくない今週です。
とくに中国の内外で「一触即発」の状況です。
今年2016年の最初のクライマックスに突入している昨今で、国際情勢でいえば、アメリカは葛藤をしながらも、自由を守るためには、妥協をしない星まわりです。
個々人に関しては右の本文をご高覧ください。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、全員ではありませんが、組織や社会でTOP(頂点)の座を極めても、おかしくない今週また来週です。
ただし、そこに現実的な課題があるのも事実で、自分のレベルが頂点に立つ人物として不十分だったり、今一つ現実が見えすぎて動けないなど、「運勢」と「現実」との間にギャップがある人もいます。
逆に申し上げますと、いわゆる若干の「ブレーキ」がかかっている状態なので、ワンマンにならず、また調子にのって衝動的に猪突猛進しないなど、「過ぎたるは及ばざるがごとし」を防げているときです。

One-Point ◆ そういったことをふくめ、大半の現実や、ウラの裏までお見通せる見識と実力をもった牡羊宮であれば、今週また昨今は、間違いなくTOPに立って活躍できる人生期になります。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、ほかにもつ「運勢サイン(宮)」次第によっては「例外」とはならないのですが、何かと起こりがちな内外の状況のなかで、唯一といっていいくらい「自己発揚」できるのときになります。
今週はもちろん来週もそうですが、大半の方は最高度に「自分」を意識したり、また「美意識」が高まって「自分磨き」をしたり、また「情愛」に包まれるなど権威者の「寵愛」を受ける時期が訪れているときになります。
女性の方であれば、夫や男性問題が現実的に絡んでもくるのですが、適度にセーブしないかぎりは「自我意識」によって自分を中心に動くときです。

One-Point ◆ どちらが先になるのかは人それぞれで、「権威者」とのかかわりと「異性問題」との両方が同時並行して起こるケースもありますが、いずれも「自分」を視座の中心におきます。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、上述の「牡牛宮」と似ているのですが、「仕事」にせよ、「異性」にせよ、自分の「精神面」にせよ、理由や原因はともかく、今週また昨今は、人生の方向転換を現実的に成していくときになります。
とくに今週また来週は、自分自身の内面の「深層の精神意識」(霊性面)を見つめたり、深く考えていくときでもありますので、そこにおいては、人生の再スタートとなる「大転換」の運勢期にあります。
対人的かつ対社会的に対外的にいろいろな課題が生じやすい、今年2016年のピークの時期がはじまっていますが、双子宮においては、すべてが「自分自身」に帰結して最終的には生じていく今週また昨今です。

One-Point ◆ 星をみれば、良し悪しに関係なく「自分自身」が起因であり、また帰結であり、今後の時代変化に対応するために、いわばバージョン・アップ版を自分にインストールするときです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、もともとがどちらかというと受身的で気にしいでセンシティブな感性の持ち主が多いのですが、それはそれとして、昨今の星のディレクションから申し上げますと「テッペン」を目指してよいときです。
もちろん、だれもが順調に「テッペン」をとれるとはかぎらず、技術的や現実的な課題がなくはないのですが、それを克服していく気概だけでももって、自分の個性や独自の才能を発揮して「テッペン」を目指すとよいときです。
それは、名実ともの「TOP」(頂点)でもいいし、蟹宮らしい「名脇役」(補佐役)でTOPでもいいし、いずれにしても「テッペン」を目指して考えたり、行動を試みていく今週にしていくとよいでしょう。

One-Point ◆ 結果はどちらに転んでもよく、自身においてチャレンジしたり、努力したり、行動したことが、人生や記憶に「宝」として残るので、弱気のまま何もやらないよりもやったら「勝ち」です。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、ついに久々に訪れた、もっとも獅子宮らしい対外的な「個性発揮」や「自己実現」の運勢期到来となる今週や来週です。
とはいえ、実際に現実的に行動することによって、少なからず課題や問題が生じていく可能性があるのですが、それは光にともなう「影」のようなもので、「個性発揮」や「自己実現」によって必ず周辺に生じる「余波」だといえます。
そのような影や余波におびえて「個性発揮」も「自己実現」も控えるのか、それとも逆に対処をとりつつ堂々と、「個性発揮」や「自己実現」をしていくのか、運勢を潰すか活かすか天と地ほどの差が生じます。

One-Point ◆ 考えても正解はでませんし、実際に動いて「影」や「余波」の動きから答えや対処を見つけ出すしかないので、要は、それでも実行する胆や見識や対応力があるかどうかです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、予想外また想定外の状況によって最高度に自分の「意識」や「見識」や「実力」をはじめ、「人格」や「霊性」レベルなど、自分の内面性が試される今週また昨今です。
平時であれば「ルーチンワーク」的な実務はお手のものの乙女宮なので存分に実力を発揮できるのですが、想定外の非常時には技術やスキルだけではなく「人の心」もとらえた人徳的な判断や対応が重要になりますので、そういうトータルな面で「自分自身」が試される今週また来週になっています。
乙女宮のみをみれば、何もできず右往左往するか、逆に発奮して強い自我意識をもって対応できるか、両極端にも運勢が分かれていく今週です。

One-Point ◆ 乙女宮以外にもつ「運勢サイン(宮)」によっては、必ずしも上述どおりではないのですが、いずれにしても昨今は、自分や周囲の現実を素直に受け入れて対処していくべきときです。



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