宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.463 / 2016.03.14 〜 03.27


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年 3月12日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、20日午後1時半頃、太陽が牡羊宮に入宮(春分の日)します。
22日に、水星が牡羊宮に入宮します。
25日には、射手宮16度で土星が逆行に転じます。
乙女宮の木星とドラゴン・ヘッドは合(コンジャンクション=0度)で、木星は、魚宮で今週後半以降の金星を含め、海王星、ケレス、ドラゴン・テールらと衝(オポジション=180度)です。
これに対して、土星を軸としたT矩(Tスクエア=90/90/180度)が形成されます。
同時に、山羊宮の冥王星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
射手宮の火星は、海王星また今週前半の金星と矩(スクエア=90度)で、太陽また今週後半の水星と三分(トライン=120度)です。
牡羊宮の天王星は、冥王星と矩(90度)で、土星と三分(120度)です。
Point ◆ 個人はともかく、組織や国家においては、「誤魔化すことのできない現実」を象わす土星が軸となって、合計7つもの星や占星点がT矩(90/90/180度)をとり、火星も他に矩(90度)をもつことから、それぞれに立場や主張が異なって、少なからず「緊張」状態が高まっていくことになります。
これに対して、TOPや権力者が「呉越同舟」ながら、火消しや調整にまわりますが、「同床異夢」の面があって痛し痒しです。
個々人においては、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって異なってきますが、自分の「願望」と、社会の「現状」との間に、少なからず課題が生じる今週です。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、やる気パワーが戻ってくる今週で、課題が多い昨今において重要なポジションに立ちます。
話し合いで解決できる相手であれば、話し合いがベストですが、実際には、自分の主張や我欲を、「腕力」や「武力」によって我が意のままにしようとする人や組織や国家がいますので、それ以上の知恵や力をもって、抑制する必要が生じます。
今週また昨今は、現在、そういったことに必要な象意のすべてを牡羊宮が受けている時期なので、あくまでも高い霊性や人格また友愛精神をともなったうえでですが、リーダーシップを発揮していくときです。

One-Point ◆ 純粋に牡羊宮のみをみた場合、世の中が平和なときほどヒマをもてあまして気が抜ける牡羊宮で、現在のように危急存亡のときこそイキイキとしてくるのが牡羊宮の本質です。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、学校や会社など、オフィシャルな組織的活動の場において、個性発揮や理想実現の願望が強まったり、良し悪しはともかく、恋愛気運も高まる今週です。
それはともかく、単なる自分の「理想(ビジョン)」や「願望」にとどまらず、現実的で慎重な牡牛宮らしく、周囲や社会の「実際の状況」と同時に、楽観視しやすい「自分の現状」とのバランスをとっていくことが必要です。
「失敗」そのものが悪いわけではありませんが、そのほうが失敗を防ぎやすいという意味で、その一方では自信をもって、徹底的に自我意識を出していくことで、課題や失敗も生じますが、逆に開ける運命の扉もある時期です。

One-Point ◆ 仕事や自己実現においてはそれでもいいのですが、恋愛や異性関係においては、見込み違いや、想い違いが生じやすいときなので、今週までは充分に注意しておきましょう。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、とにもかくにも周囲の現実をみていくべき時期で、同時に、自らの行動パターンを果敢に変えていくべきときです。
昨今は、よくいえば「前向き」な気分になり、逆にいえば「イージー」さが過剰にもなりやすい一面があるときなので、それとともに、今週は「理想の自分像」を社会的に描いたり、「理想実現」への願望を持ちやすい人生期にあります。
さらには、そこにさまざまな現実の「課題」や「問題」が山積していく時期にあるといえますので、要は、運勢を開いていくためには、ハリの穴を通すようなバランスを、それら3者や4者を見極めてとっていくことが必要だといえます。

One-Point ◆ かなりのタイムラグが生じますので、双子宮の全員が同時にそうなるわけではありませんが、思わぬ「現状転換」が起こってもおかしくない運命(宿命)の人生期にあるときです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、ごく単純に図式化して申し上げますと、「プライベート」と「仕事」面とのバランスをとっていくことが、とくに必要なときです。
プライベートの状況を申し上げますと、夢や願望を持ちやすい人生期にあることはもちろん、今週また昨今は、感覚的にも肉欲的にもなりやすく、ともすれば「ラク」をしたり、状況によっては「怠惰」ともいえる快適性を求めるときです。
その一方で、仕事面でのディレクションを申し上げますと、昨今が個性や才能を発揮できる人生期にあることはもちろん、今週は自己実現をはじめ、やる気パワーや実力発揮の時期に入っていくためにそういえます。

One-Point ◆ 要は、仕事面での活躍が可能になっていくと同時に、プライベートではマイペースで楽しみたい今週になっているために、両者の調整やバランスが必要になっていくということです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、ごく単純に申し上げますと、社会の人のために自分の才能や特異なスキルまた立場を発揮すべきときです。
なかには、火事場泥棒のように、昨今の混乱に乗じて、立場の確立や欲望実現を図ろうとする人がいないとはいえませんが、いずれにしても世の人々や周囲に対して、良し悪しはともかく重要な影響を与えていくのが今週の獅子宮です。
どちらを選択されるかはご本人次第ですが、当サイトをご高覧の皆さまにおかれましては、どちらが獅子宮らしさや今後の運命を否応なく決めていくようになかは、ご賢察のとおりです。

One-Point ◆ 霊性レベルや直観のすぐれた方はなんとなくでも感じておられるかもしれませんが、獅子宮においては、社会の命運が自分の評価に通じる「運命共同体」の時期にあるときです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、どこまで実感され、現状を正しく把握されているのかは人それぞれですが、人生上の出直しや方向転換のときです。
要は、「自己矛盾」しているといえばそういえますが、ご自身がいくら前向きに願望や上昇志向を抱いて「楽観視」していても、足元や周囲の状況は、それとはまったく異なるといってもいいほど、課題や問題が山積しているときでもあるためです。
それらに対して、無自覚なまま「目をつむっている」ことや、理解はしていても「無視している」ことは可能ですが、その場合は、良し悪しはともかく、現状に対する必要な手当てや処置が、なおざりにされていることになります。

One-Point ◆ かといって、やる気パワーが出にくい今週でもあるために、何とかできるともかぎららず、次善策としては、まずはウラのウラまで正しく「現状の情報収集」をしておくとよいでしょう。



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