宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年 2月27日アップ
今週は、5日に水星が魚宮に入宮します。
翌6日には火星が射手宮に入宮です。
週末直前の12日には、金星が魚宮に入宮します。
その金星と火星は、今週中頃以降、矩(スクエア=90度)です。
乙女宮の木星とドラゴン・ヘッドは合(コンジャンクション=0度)で、今週中頃以降、魚宮で金星と水星が加わって、海王星、ケレス、太陽、ドラゴン・テールと、あわせて6つもの星や占星点がとる連続合(ローリング・コンジャンクション=0&0度)の後ろの3つの星と衝(オポジション=180度)で、射手宮の土星を軸としたT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
同じく前3つを除き、山羊宮の冥王星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
牡羊宮の天王星は、土星と三分(トライン=120度)で、冥王星と矩(90度)です。
Point ◆ 個人においても、社会や外交においても、「自己主張」が強まるときで、良し悪しはともかく、緊張や対立が激化していきます。
その一方で、ワンマンや権力傾向、また覇権主義が正当化のもとに発揮される昨今にあって、逆に常識的な自由(友愛)主義側は、今一歩、動きづらい状況にあります。
そういった緊迫は今週以降も、さらに高まっていきます。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
牡羊宮に象意を持つ人は、あえて結論的に申し上げますと、今週の運勢の半分は、これまでの自分自身の言動のあらわれになりますので、人それぞれに異なってきます。
一例をあげますと、尊大な態度をとってきたり、ワンマンに振る舞ってきた方の場合は、人為的にもまた天意(運勢)的にも、周囲や社会から厳しい「制裁」をうけることが起こりかねません。
その一方で、これまで地道であっても、真面目に努力してきたり、謙虚であった人の場合は、周囲や権威者から認められたり、指導的立場を与えられやすくなります。が、やはり謙虚さを保ち続けつつ、努力されていくことは必要です。
One-Point ◆ いずれにしても、どこまで自分でお気づきかはともかく、精神的にも霊性的にもどこかチグハグした感じを受けやすい昨今なので、自制心を強くもっていくとよいときです。
牡牛宮に象意を持つ人は、単純にいえば、対外的な活動期にあり、また自分らしい自我意識を存分に発揮できる人生期にあるといえます。
ただし、もともとが部屋や家庭、また日常の生活空間を快適に過ごせるように意識されていかれるタイプなので、上司のひいきを受けることができたとしても、どこまで仕事を重視して頑張るかは、まったく人それぞれになります。
先回も書きましたが、自我意識が高まっているだけに、昨今はむしろ「マイペース」や「自分なり」にプライベートと仕事や対外的活動とのバランスをとっていこうとされるのが、大半の方の選択肢になるでしょう。
One-Point ◆ 早ければ週末あたりからでも、恋愛や異性関係また仕事とのバランスに気をつけたほうがよい時期に入りますので、我をはらずに柔軟さをもって対処していくほうがよいでしょう。
双子宮に象意を持つ人は、多くの場合、いよいよ今年の「真骨頂」ともいうべき、良し悪しはともかく真価が試されるディレクションがはじまりそうです。
「良し悪し」をつけてわかりやすくいいますと、一見「良い」運勢と、一見「悪い」運勢、またそのような出来事が同時並行的におとずれますので、物事の真贋や、ウラまたは裏の裏を見抜くような見識さえ必要になります。
とくに今週は、たとえば組織や社会の「頂点」に立つような出来事や気分になりやすいのですが、それが「砂上の楼閣」になっていないかどうか、足場が固まっているかどうかが、将来の運勢の重要な分かれ目になりそうです。
One-Point ◆ 同じ双子宮でも内容は人によって異なります。成り行き任せや安易であれば注意が必要な時期で、現実を見抜いて針の穴をとおした結果の対応であれば可能性は残ります。
蟹宮に象意を持つ人は、「安定」と「不安定」とが同時並行していたり、またそのような状況や気分を、日替わりというとおおげさですが、現実的にもまた無意識のうちにも感じていきやすいときです。
たとえば、どこかで現状を「肯定」しつつも、その一方で「否定」もしているようなときで、現状とは異なる新たな世界を求めたり、意識の変革を願うときだといえます。
また、仕事のスキルがないわけではありませんが、どこか自分の想いと現実にスキルがついていかないなど、チグハグな意識や感覚にもなりやすい昨今なので、感覚的すぎるほど対処はむずかしいでしょう。
One-Point ◆ 逆に、本当に見識や実力や自制心がある人の場合は、そういったチグハグ感のある現状であっても、ここしかないといった逆転の方法や道を見出していくことができます。
獅子宮に象意を持つ人は、頑固になったり自分の信念を強く持つ人生期にあって、それはよいのですが、現実の状況や事態とのすり合わせが必要な昨今です。
つまり、自分なりの考えや信念は持ちつつも、全体的な立場から状況や事態をみて、自分の信念はいったん脇において、異なる手立てや手段をとっていくことが必要な時期にあるといえます。
そのような時期にあるのが獅子宮の今週また昨今で、いずれ近い時期にそうせざるをえなくなっていきますが、であれば、早いほど周囲や世間の評価や賞賛が高まり、また受けられることになります。
One-Point ◆ 逆にいえば、そうせざるをえなくなってからやむをえず行なったとしても、評価や賞讃をえられるどころか、逆に決断力や胆のなさを言いたてられかねないのは世間の常でしょう。
乙女宮に象意を持つ人は、決めるのは今で、まだ決められていない方は、今週また近いうちに胆を決めなければなりません。
これまでの過去や現状は、大半の方にとってすでに通用しなくなっていますので、良し悪しはともかく、新しい道また新しい人生を決断して歩み出していくなり、方向転換をしていかざるをえないディレクションのときにあります。
もし、まだそこまで「認識」できていないという方は、今週中または3月中にもそういう気運が高まりますが、自分には該当しなかったという方の場合は、乙女宮以外の運勢サインのほうが強すぎる人になります。
One-Point ◆ 具体的なことは人それぞれに異なるケースが多くなりますので、ここでは書きませんが、何のことをさすのかは、昨今のご自身の現状を顧みられれば相応にみえてくるはずです。
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