宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.457 / 2016.02.01 〜 02.14


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年 1月30日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、14日に水星が水瓶宮に入宮します。
水星は、山羊宮の金星と合(コンジャンクション=0度)で、金星は今週中頃過ぎまで山羊宮の冥王星とも合(0度)です。
週末の水星をのぞいて金星と冥王星は、乙女宮の木星と三分(トライン=120度)で、牡羊宮の天王星と矩(スクエア=90度)です。
蠍宮の火星は、週末の水星をのぞき金星や冥王星と、木星やドラゴン・ヘッドと小三角(ミニ・トライン=60/60/120)を形成します。
また、木星と魚宮のドラゴン・テールの衝(オポジション=180度)に対しては、片や火星、片や冥王星と金星と水星が、それぞれのサイン(宮)から調停(メディエーション=60/120/180度)の座相をとります。
火星と水瓶宮の太陽は、矩(スクエア=90度)で、その太陽は、天王星と射手宮の土星との三分(120度)に、頂点をとって小三角(60/60/120)を形成します。
Point ◆ 対立と調和が混在する今週です。
国際社会でいえば「軍事力」で示威する国家、個人でいえば異性関係を「強要」する側と、新しい社会の「秩序」を維持し構築しようと安定を目指す側とのしのぎあいが激しく、調停や調整も試みられますが、いずれの譲りにくいでしょう。
その狭間で、スピや芸能や占いなどの不思議系をはじめ、非現実的また反道義的な振る舞いが社会的に「埋没」しやすいときです。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、相変わらず強い星のパワーを受けている昨今や今週ですが、それゆえにこそ、逆に、言動には充分な注意が必要です。
社会的な立場や権威や権力を得られる昨今で、今週は人気運もあり、また知識や技能を発揮できるときですが、自分本位になりすぎたり、一例として我知らずとも傲慢不遜な態度をとることには、注意が必要です。
充分に人格的で謙虚であれば、今週また昨今の星のパワーや運勢を最大限に活かせますが、もし権威や権力をかさにきたり、道理にもとる対応をすると、いつでも一転、社会のどん底落ちかねない人生期です。

One-Point ◆ もともと実力がない場合は別ですが、昨今は「実力半分、運勢半分」で、いわゆる「幸運」なことに恵まれているときなので、それを理解できていれば、謙虚にもなれるときです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、生まれながらに運勢をもつ方ほど、昨今は、最大限にもご自分を発揮できるときで、個性や才能が際立つ今週です。
そういった意味でも今は、これまでの行動パターンの転換や意識の転換をしていくとよい時期で、家にこもるよりも、どのように仕事や社会で実力を発揮して活動していくかを考えていくときです。
現在もそうですが、今後は社会的に活躍していく運勢期にありますので、今週また遅くとも近々に、ご自分がどのような社会的役割を果たしていくか、より明確な意志決定や目標設定をしていくとよいでしょう。

One-Point ◆ それ以外にも今週は、人によっては愛情運に恵まれることもあり、また恋愛異性運など対人関係に大きな変化があるなど、生きる方向性や生きがいを見出しやすくなっています。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかくとして、ある意味いろいろと感じ考えなければならないときだともいえます。
というのも昨今は、どうしてもお気楽になって、気分のままに考えたり、言動しやすい人生期にあるのですが、今は同時に、それだけではすまない「現実」や「事態」が起こらざるをえない時期を迎えているためです。
そういった中でも今週は、まだ実力やスキルを発揮していきやすいときだとはいえ、結局のところ、意識や考えが地に足を着いているか、さらには誠心誠意、誠実に物事に対処しているかが問われていきます。

One-Point ◆ 上記は、純粋に双子宮のみをみた場合なので、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によっては、着実に実績を重ねている人もいれば、逆に、いっそうの混乱期にある人もいます。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、ごく単純にいえば、何を目指してもおかしくない人生の転換期にあるといえるときです。
昨今は、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって両極端にわかれますが、社会的に組織の頂点にいる人やハイレベルな人と縁を結ぶか、逆に、社会の「底辺」にいるような方々と縁をもつことになる人生期です。
そういったなかで今週は、異性関係を含めた人間関係、または自分の理想とする意識次第によって、運勢や進むべき方向が異なってきますので、安易な対応や受け身一方の考えでは、流されてしまいかねないときです。

One-Point ◆ そのため、ご自分の意志や進むべき方向性を、しっかりと前に定めていくのがよく、男女の情念や間違った方向性をもつと、状況によっては先が見えないなど暗転しかねません。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、仕事運や社会運をもった昨今ですが、そこまで気力や意識がまわらないなど、「虚無」にもなりかねないときです。
それでも自分らしく新しい秩序を構築しようとしたり、過去の現状維持ともいえる安定を目指して言動をとっていけるのですが、そこはやはり自分自身がまず変わっていくことが必要な今週になっています。
よくいえば、仕事や社会のことよりも、プライベートなマイホーム主義などの内面性に意識や関心が移りやすいときで、それでも仕事でTOPに立つなどの立場や運勢は、キープできる昨今になっています。

One-Point ◆ どちらかといえば、自分の意志や主体性の発揮ではなく、周囲の環境や状況への対処を優先させるときで、また自分の現状やパートナーに対して意識や関心を抱くときです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、前向きにご自分の理想や自我や個性を発揮できる昨今、また今週にあります。
気分や内面的にはそうだとしても、その一方で、ご自分や周囲の現実がどこまでついてきているかを、シビアにかつ冷静にみておく必要があり、見誤るほどにのちのちのダメージや今後の課題は大きくなっていく余地があります。
だいたいは異性関係の情動が強まって言動していく今週ですが、そうなるほどに自分を取り巻く立場や拠って立つ現状が壊れかねないときだともいえます。

One-Point ◆ 上述は、乙女宮の全員や、すべてそうだというわけではありませんが、内面の感情や感覚が強いときだけに、それにとどまらず足元の「現実」をしっかりとみれる力量が必要です。



【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2016 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.