宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.449 / 2015.12.07 〜 12.20


●隔週土曜日に更新予定です。
※2015年12月 5日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、10日に水星が山羊宮に入宮します。
水星は、蠍宮の金星と魚宮の海王星の三分(トライン=120度)に対して、今週中頃をメインとして小三角(ミニ・トライン=60/60/120)の頂点をとります。
その金星は、水瓶宮のケレスと矩(スクエア=90度)で、一方の海王星は、射手宮の土星と矩(90度)です。
乙女宮の木星とドラゴン・ヘッドは、合(コンジャンクション=0度)で、魚宮で衝(オポジション=180度)のドラゴン・テールと、射手宮の太陽を頂点としたT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
天秤宮の火星と牡羊宮の天王星も衝(180度)で、こちらは山羊宮の冥王星を頂点とした、やはりT矩(90/90/180)を形成します。
この衝(180度)に対しては、太陽とケレスが、それぞれから調停(メディエーション=60/120/180)の座相を投げかけます。
Point ◆ 相応に「対立」や「課題」含みの星まわりですが、調停の動きが引き続き生じていきます。
また、片思いなど、異性への憧れが生じやすいときですが、現実的には障害があるときです。
怨念によるテロや復讐を含めて、今週も航空機の事故には引き続き注意が必要です。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、多くの場合、他人とは異なったオリジナルな自分自身を発揮されて、交友関係を広げていく人生期にあります。
そんな中で今週は、良し悪しはともかくさらに「個性的」になっていきますので、ふだんどおりに生活されている方も、独自性を発揮しようとされている方も、自分自身を志向して、生き方や行動パターンを変えていくことになります。
自分なりの「個性発揮」の方向にそれが出やすい今週ということですが、周囲から好意的に受け止められる方と、反対に強引さが目立って避けられがちになる方とに分かれやすいときです。

One-Point ◆ それでも大筋では極端に「悪い」ということはなく、独自的な「クセ」が強くなりすぎないように、自分自身でも注意したり、バランスをとっていくことができる今週になっています。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、最近、なんとなく仕事にやる気やパワーが出にくい方であっても、イザという事態や火急の状況が生じれば、思わぬ能力や実力を発揮していくことができる今週です。
ふだんは、どこかワンクッションおいたようなレスポンスのとり方であっても、課題や問題が生じるほど、隠し持った本領を発揮したり、火事場の底力を、周囲に見せていくことができるときになっています。
また今週は、異性をはじめとした対人関係で、夢をみたり、憧れを抱くことが起こりますが、多くの場合、かなわぬ恋や現実的な障害などから、一般的に「片思い」のようになる確率の高いときです。

One-Point ◆ そういったこともありまして、自分をよく見せようと出費がかさんだり、またちょっとした贅沢心が芽生えて、高級なものに手を出すなど財布の紐がゆるみやすい今週でもあります。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、前半に象意を持つ人と後半に象意を持つ人とでは、似てはいても、少なからず運勢が異なる今週です。
双子宮の前半に象意を持つ人は、我知らず抱いてきた夢や、上司からの引き立てなどの人気運が、現実の問題や課題をともなって試されていく今週になりますので、思いこまず、よく周囲の現実や状況をみてご判断していくとよいでしょう。
一方、双子宮の後半に象意を持つ人は、上司との絶妙なバランスが必要となる人間関係に気をつけるとよい今週で、自分自身の内面性といった精神意識や心のあり方が結果を左右していく今週です。

One-Point ◆ 疑心暗鬼はもちろん、現状をイージーにとらえすぎたり、成り行き任せにするのも考えもので、昨今は、自分ではなく他人に寛容な精神性をもって人徳的に接するとよいときです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、直接的というよりも間接的や、周囲の状況から、さまざまな課題を抱えやすいときになっていますので、一つひとつ状況に応じた対処によって、個別に解決していくとよいときです。
そういった中にあって、今週は、また自分らしい才能や個性や能力を発揮した仕事や活動ができるときなので、自分本位や異性関係に流れすぎずに、優先順位をもって事にあたっていくとよいでしょう。
生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によっては、恋愛機運や異性への想いが高まりやすい今週になりますが、上述した課題をはじめ現実的な課題があるときなので、だいたいは「片思い」傾向にとどまりそうです。

One-Point ◆ 基本、今一つやる気パワーが出なかったり、消極的になりやすい時期ですが、それでも今週は、意志を強くもつことによって、それを押しのけて行動できるときになっています。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、自分自身にも課題がないわけではありませんが、むしろ、対立や問題含みの周囲や社会の現状に対して、調和や沈静化をとりなしていける今週です。
自分のことはさておき、少なからず周りの現実がみえて、自分をどう発揮し、立ち回っていくか、自分なりに独自の信念をもつときでもありますので、その信念にしたがって、必然的に問題解決に向けた調整や役割を果たしていくときになります。
それを今週は、やる気やパワーを発揮して取り組めるぶん、もし自分の思いどおりにならなかったりした場合、逆ギレとはいいませんが、正義心から逆に対決に向かうことも起こりえるかもしれません。

One-Point ◆ 獅子宮にとっては、周囲や相手を重んじた情愛や平和的な理想主義を、信念や自我精神と併せて持てるときなので、どちらか一方また両方を適宜適切に発揮できるときです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、アバウトながら前半に象意を持つ人と後半に象意を持つ人、厳密にいえば乙女宮のどこに象意を持つかで、それぞれに運勢が異なってくる微妙な今週です。
アバウトでいえば、前半に象意を持つ人は、厳しい現実に直面する人生期にあり、同じくアバウトながら後半に象意を持つ人は、課題や問題があっても「なんとかなる」と前向きにもイージーにもとらえやすいときです。
その中間、つまりは中盤に象意を持つ人は、両方のディレクションを受けることになる人がいて、どちらが強まるか強まらないかは、生まれもつホロスコープ(出生天球図)の状態によって個々に変わってきます。

One-Point ◆ 吉凶ではなく、単純に分ければ「良い」とも「悪い」ともいえる昨今ですが、すべては自分次第で、周囲の人や状況に私心をなくして「素直」に対応していく人が、道を見出すでしょう。



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