宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2015年10月24日アップ
今週は、28日にケレスが再び水瓶宮に入宮します。
11月2日に水星が蠍宮に入宮です。
それまで水星は、乙女宮の金星と交歓(ミューチュアル・リセプション)です。
金星は、今週前半は乙女宮の木星と、週を通じては乙女宮の火星と、週の後半は乙女宮のドラゴン・ヘッドと、それぞれに合(コンジャンクション=0度)をとります。
木星は、山羊宮の冥王星と三分(トライン=120度)で、蠍宮の太陽を頂点にした小三角(ミニトライン=60/60/120)を形成します。
また、ドラゴン・ヘッドは、水瓶宮のケレスと三分(120度)で、射手宮の土星を頂点に、同じく小三角(60/60/120)を形成します。
さらに太陽は、魚宮の海王星と三分(120度)で、冥王星を頂点に、これまた小三角(60/60/120)を形成します。
土星と魚宮のドラゴン・テールも三分(120度)で、こちらもケレスを頂点に小三角(60/60/120)が形成されます。
一方、水星や太陽は、ケレスと矩(スクエア=90度)で、土星は海王星と矩(90度)、冥王星は牡羊宮の天王星と矩(90度)です。
火星は、金星とドラゴン・ヘッドとの連続合(ローリング・コンジャンクション=0度)から、今週中頃以降は三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)へと移行し、ドラゴン・テールと衝(オポジション=180度)をとり、これにケレスが調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
Point ◆ かなり複雑なアスペクト・パターンが形成されます。
分かりやすく表現すれば、「敵・味方」入り乱れての協調と対立の事態が生じます。
「敵・味方」という表現は、必ずしも正しくはないのですが、要はピンチもチャンスも両方が複雑に絡んで生じますので、四方八方に意識を配りながら、ケース・バイ・ケースで個々に対処していく「多機能対応力」が今週は必要です。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
牡羊宮に象意を持つ人は、調子や運勢は一般的にみて良い時期です。それゆえに気を引き締めておく部分をもっておかないと、波乱の事態も覚悟しなければならないときです。
とくに今週は、発展的な動きと、課題をともなう動きが、複雑にもからみあって、単純でなくなるときなので、「正直」といえば聞こえはいいのですが、単純に一本調子でとらえると、困難な状況に遭遇しかねないためです。
悪気や裏表のなさが牡羊宮の持ち味だといえばそれもそういえますので、良い悪いの問題ではないのですが、複雑な今週ゆえに、自分の思うとおりには動いていかないことは一応、心積もりとしてもっておくとよいでしょう。
One-Point ◆ 周囲がそうだからといって、単純にとらえたり、頭に血をのぼらせて「暴言」などを吐いたりしないようにしないと、一気に運勢が逆転してしまうことが起こりかねないときだからです。
牡牛宮に象意を持つ人は、良すぎて悪いという意味ではないのですが、内面の自我意識やパワーが強すぎるために、上手に運勢を使いこなせないことも起こりかねないときです。
要は、チャリ程度ならともかく、昨今はハイパワーな「暴れ馬」に乗っていたり、大排気量の「高級車」のハンドルを握っているようなときなので、コントロールするには相応のテクニックや実力、また見識や人間性が必要です。
今週は、そういった内面のパワーを使いこなせるように、とくに意識や自分自身の考えを転換していくとよいときですが、周囲の現実を正しく認識しておかないと、気分や感性だけで動いて、どこか勘違いしやすいときです。
One-Point ◆ 昨今の環境や状況は単純ではないために、ただ感じるとおりに進めばよいというわけではなく、障害物競走のように、一つひとつ個々に対応しながら、クリアしていくべきときです。
双子宮に象意を持つ人は、少なからず自分をなくして「再スタート」をしていくことが求められる時期に、ここのところあります。自分を出しすぎずに、客観的に周囲の現実を受け入れるようにしていくとよいでしょう。
山あり谷ありが人生なので、今は「自分」を出すよりも周囲の人の意見を素直に聞きながら、今後の新しい方向性を見定めていったり、精神修養を含めた学びの時期にするとよいときにあります。
そういった「星のディレクション」が、中には「結婚」などを含めた異性関係による新しい出発をもたらすことも起こりえますが、その際も、やはり新しい現実や周囲の人々の意向をまずは受け入れるということからはじめる時期です。
One-Point ◆ 今後しばらくは、夢は夢、現実は現実というように、分けてとらえるほうがよく、両者を混同してしまうと、仕事や言動でミスが生じたり混乱しやすくなりますので、シビアさも必要です。
蟹宮に象意を持つ人は、左欄の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、世の中は、入り乱れた状況になりやすいときなので、そのぶん感受性が豊かな蟹宮も、かきまわされることが起こりやすくなります。
それは周囲の状況や出来事だけにとどまらずに、自分の感情や想いといった内面性までもが、ちぢに入り乱れたように交錯もしやすくなりますので、心の安定を保つ見識や心が重要になります。
単純に書けば、楽観した気分になったり、逆に悲観的や心配性の気持ちを抱いたり、ときに両方を同時にもつなど、複雑に変化しやすい状態になりやすいので、惑わされずに「現実」をみて対処していくとよいでしょう。
One-Point ◆ 感性や感受性など、イメージを発揮されていく仕事などに就いている場合は、逆に現実の課題は現実的に対処して、引きずられすぎないよう心を豊かにすすむことも必要です。
獅子宮に象意を持つ人は、なかなかに複雑な事態に遭遇しやすい運勢のときで、よくいえば「夢」をみれる時期ですが、逆いえば「幻想」を抱いて勘違いの人生を歩みはじめないともいえないときです。
それらは経済・財政や異性関係にかかわって生じやすく、その一方で、それを承知で現実をみて歩みはじめいく人もいます。なので、最終的にはご本人の見識や実力が結果を左右します。
今週は、左欄の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、毀誉褒貶、玉石混交、ピンチとチャンスともに入り乱れていくときなので、単純にどれが良いとかどれが悪いとはいえない時期になっています。
One-Point ◆ そういう今週だからこそ、活かすも殺すも自分次第で、四方八方に目を配り、ゴッチャにせずに、ケース・バイ・ケースで個々に対応していけるか真価や力量が問われるときです。
乙女宮に象意を持つ人は、先回も「お盆と正月がいっしょに来た」ようなときだと表現しましたが、今週もさらにというか同様に、「天国と地獄」の両方を同時に体験するようなときになります。少なくとも、それに類することが起こりやすくなっています。
もっとも、自分を捨てて、覚悟を決め、家族や周囲のために生きる決意をした方にとっては、良し悪しはともかく、前向きに「夢」や「理想」をみて進めるときでもありますので、新たな現実をみて対処していけばすむことです。
逆に、自分の置かれた状況を、我知らずとも目をつむり、人の言葉にも耳を貸さず、マイペースで、成り行き任せにも楽観している場合、時の流れに足元の土台が押し流され削られていることに、倒れてから気づきかねません。
One-Point ◆ とはいえ、もはやここでお伝えしましたので、ご参考にでも心にとどめおかれる方の場合は、まだ気づくのが早くなり、「基盤整備」に向かって歩を進めることが可能になるでしょう。
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