宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.427 / 2015.07.06 〜 07.19


●隔週土曜日に更新予定です。
※2015年 7月 4日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は9日に水星が蟹宮に入宮します。
19日の夜中に金星が乙女宮に入宮です。
それまで金星は獅子宮の木星と合(コンジャンクション=0度)で、両星とも蠍宮の土星と矩(スクエア=90度)です。
一方、木星のみ、牡羊宮の天王星と三分(トライン=120度)をとります。
その天王星を軸に、今週は蟹宮の太陽と山羊宮の冥王星とでT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
これに今週後半には、蟹宮の火星が加わります。
太陽と火星は合(0度)で、週末には水星が太陽と合(0度)です。
さらに太陽は、土星と三分(120度)で、土星は牡羊宮のドラゴン・テールとも三分(120度)です。
一方、水星と火星は、魚宮の海王星と三分(120度)で、水星はドラゴン・ヘッドまたドラゴン・テールと矩(90度)です。
天秤宮のドラゴン・ヘッドは、水瓶宮のケレスと三分(120度)です。
土星と冥王星はミューチュアル・リセプションを再び継続中です。
Point ◆ 今週は、プライベートでも社会的にも自己主張が強まります。
そのぶん、たとえば強権派と自由派、または守旧側と改革側といった、双方の言論戦を含めた対立が深まります。
それは週が進むほど、次第に一触即発の過激性を帯び、マスコミやネットを含めた情報戦、ならびに宗教テロを含めたサイバー攻撃が激化していきます

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、実際はもっと複雑なのですが、ごく単純に申し上げますと、どこか空回り感がぬぐえない今週になります。
一例を挙げますと、仕事運や社会運はある時期ですし、また自分の理想やオリジナルな個性を発揮して、前向きに進もうとされる想いも、またなくはないというか若干イージーながらもあるときです。
しかし、イザ行動しようとしても、ビジョンやお気持ちはあっても、結果をみれば、どうにもこうにもあまり進まないといったことが起こりかねない、そういった意味での空回り感のある今週また昨今になっています。

One-Point ◆ 一見、複雑なときですが、見識や実力があれば相応に進められます。ただ、いずれにしても、ここは冷静にご自分の現実をはっきりと見据えて、出直しを図っていくとよい今週です。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、前半に象意を持つ人と、後半に象意を持つ人とでは、今週の運勢が異なります。
前半に象意を持つ人は、星のディレクションよりも、自分のホロスコープ(出生天球図)次第の運勢になる今週で、その中では、とくに最初のほうに象意を持つ人は、穏やかさを発揮しつつ、好きな分野や世界の中で自分らしく進んでいくことになります。
一方、牡牛宮の後半に象意を持つ人は、全員ではなくても現実拒否ともいえる俗にいう「ひきこもり」的な「気分」のときで、最後のほうに象意を持つ人ほど、その傾向は強くなっています。

One-Point ◆ ということで、前半に象意を持つ人は、ご自分なりに進まれればよいのですが、最後のほうに象意を持つ人ほど、ふだん以上に外に、出かけるよりも自宅で過ごすときになります。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、先週に引き続き、ご自分なりに個性や才能を発揮できるときです。
ごく単純に申し上げますと、イメージ分野で「実力発揮」ができる今週になっていますが、その「実力」が、活動分野や職業によって異なりやすく、良し悪しはともかくとして、イメージやビジョンや企画優先のものになりやすいということです。
俗に「虚業」といわれる芸術・芸能・文芸・創作活動などの仕事であれば、ディレクションを活かしやすいのですが、バリバリのビジネス分野といった実業の世界であれば、空理空論にならないように注意をすることによって、実力発揮が可能になります。

One-Point ◆ 今週は社会全体に「自己主張」が強まりますし、そのぶん意見やビジョンの対立もまた協力も起こりやすくなっていますので、上手にそこを見極めて対処していくとよいときです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、我知らずともいろいろな星の象意を受けるときなので、それだけに複雑な状況に陥りやすく、そのぶん心境も複雑なものになりがちな今週です。
その際、センシティブなのはよいのですが、いろんなことをゴッチャにとらえて、心理的にも論理的にも混乱しないように、一つひとつを分けてとらえ、対処や解決の方法を優先順位を含めて個々に策定していくとよいでしょう。
また身の回りの備品が壊れたり愛着を持ったものを失ったとしても、結論的に申し上げますと、それは自分独自の才能や個性を発揮した仕事に専念したり、また選択したりして、進めていくものになっています。

One-Point ◆ 今後は自分、つまりは「個性」や「才能」をもってして、仕事や職業選択をしていく人生期なので、人に依存するのではなく、自分自身のやる気と意志を確立することが必要です。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、前半に象意を持つ人と、後半に象意を持つ人とでは、若干なりとも今週の運勢は異なります。
前半に象意を持つ人は、星のディレクションがどうこうよりも、生まれ持つホロスコープ(出生天球図)次第だったり、またほかに持つ運勢サイン(宮)のディレクション次第の今週になります。
一方、獅子宮の後半に象意を持つ人は、前向きな気持ちで「理想の自分像」を描いて自己実現をめざし、自分を取り巻く現実に即応しつつ、一からの人生の再スタートを図るなど根本的に意識変革をしていくときです。

One-Point ◆ 自分には関係がないし、問題があっても何とかなると、イージーになることは良し悪しはともかく自由ですが、実際には出直しを図り、精神意識を変革していく時期にあるときです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、やや哲学的な表現をすれば、相手と一体不可分の関係性を築くことになる今週だといえます。
相手を、公私にかかわらず「パートナー」や「協同者」という言葉で表現してもいいのですが、相手との関係は即、自分自身に跳ね返り、自分のなすべきことがまた、相手とかかわる自分自身の個性や才能や実力の発揮につながっていくことになる、いわば運命共同体的なかかわりが強まる今週です。
それだけにパートナーすなわち相手を誰にして、どう絡んでいくかということが、仕事上の活動はもちろん、社会的な組織活動やサークル活動にも影響していきやすい今週になるでしょう。

One-Point ◆ 単純にいえば、今週は社会的に「自己主張」が強まりやすい時期なので、そのぶん、対立や食い違いが生まれていきますが、乙女宮の対応がその行方を決めていきそうです。



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