宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
HOME | 今週の運勢1 牡羊宮〜乙女宮 | バックナンバー > No.417
●隔週土曜日に更新予定です。
※2015年 4月25日アップ
今週は、5月1日に水星が双子宮に入宮します。
8日には、金星が蟹宮に入宮です。
牡牛宮の太陽は、冥王星と三分(トライン=120度)で、獅子宮の木星とは矩(スクエア=90度)です。
その冥王星は、牡羊宮の天王星と矩(90度)で、天王星は木星と三分(120度)です。
水星は射手宮の土星と衝(オポジション=180度)をとり、土星は週中頃まで、魚宮の海王星と矩(90度)です。
海王星は、逆に週中頃以降、水星と矩(90度)をとります。
牡牛宮の火星はノーアスペクトで、金星は天秤宮のドラゴン・ヘッドと三分(120度)です。
Point ◆ 今週は「たすき掛け」というと意味が分からないかもしれませんが、状況が進みそうで進まない、逆に、進まなそうで進むといった、安心もできないし、かといって悲観も過ぎるという、どこかどっちつかずになりやすいときです。
*
注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
牡羊宮に象意を持つ人は、慎重にも大胆にもなれる昨今の人生期で、どちらが強く出るかは、生まれ持つホロスコープ(出生天球図)や時期によって、多少なりとも変わってきます。
一般的には、仕事をはじめとした社会的な活躍期にあって、相応の立場をえられる人が多い人生期ですが、逆に、頑固や傲慢になると、一気に信用を失ったり、転落していくことになりやすいので、注意が必要です。
結局、「慎重」に対処すべき状況と、イケイケで「大胆」に進むべき状況を、的確に判断できる「見識」や「人格」が問われるときになっています。
One-Point ◆ 上述した星のディレクションの傾向は、もちろん重要ですが、今週は星に関係なく「自分」次第で運勢や状況が左右されやすいときなので、意志を明確にしていくとよいでしょう。
牡牛宮に象意を持つ人は、「自分」の中の情動が強まったり、活力ややる気パワーに恵まれる人が多いときです。
それが左欄の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、「たすき掛け」のように「GO」をかければ「STOP」がかかり、「STOP」がかかれば、また「GO」がかかるといったように、どっちつかずにもなりやすいときなので、基本的に「社会常識」をもって判断し、いずれにおいても対応を誤らないことが重要です。
だいたいは、ご自身の情動や衝動によって、そういう事態が起こりますので、相手や周囲に迷惑をかけない配慮は必要だということです。
One-Point ◆ もっとも、多くの場合、その傾向は、今週中頃や今週いっぱいほどで終わり、以降は一部の人のみにかぎられていきますので、漸次、責任をもった現実対処をしていくことでしょう。
双子宮に象意を持つ人は、抽象的な表現になりますが、「形而上」的にも「形而下」的にも、知的活動や考察が活発になっていく今週です。
もう少し具体的に書きますと、イメージやビジョンが活性化しやすく、対外的に発揮されていきますが、同時に、自分を取り巻く事実や現状をふまえながら、現実対処をしていくことが必要な時期です。
結局のところ、その場しのぎや「言うだけ」の対応ではなく、実際的に「責任」を持ち、「誠実」さをともなった対応が、組織やサークルの中で、個性発揮や活躍につながるときになっています。
One-Point ◆ いずれにしましても、昨今の人生期は過去の「パーソナル」な生き方から、今後の「ソーシャル」な生き方へと意識や関心をチェンジして、生活を社会活動に向けていくときです。
蟹宮に象意を持つ人は、基本、受け身的に相手や周囲に対応しつつ、またときに振り回されながらであっても、陰に陽に自分らしい個性や才能を発揮していくことができる今週また昨今です。
週中頃を過ぎたあたりからは、いくぶんなりにも主体的に、また人によっては自分らしい魅力が高まって、人気も出はじめていきます。
現状は、それ相応に前向きな「課題」を背負うことになるのは避けられませんが、仕事や社会活動において、地位や立場を与えられるなど、生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によっては才能や個性を、発揮していける昨今になっています。
One-Point ◆ 芸術や芸能や文芸など、虚業の世界を生業としている人はまだしも、バリバリのビジネス世界に身をおく人ほど、現実社会に通用するスキルを身につけていくとよい時期です。
獅子宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、社会的な注目度が相応に高まる今週になっていますので、出すぎず臆せず、絶妙のバランス感覚をもってご自身を発揮していくことが必要なときです。
というのも、平たく書きますと、本来の自分自身を最高度に発揮できますが、同時に、そうでない自分自身の一面もまた、最高度に発揮されやすい両極端の運勢期にあるときだからです。
もっとも、「そんなことはどうでもいいし…」、「何とかなる」といった思いや気分に、ご自分なりにもなりやすい運勢期にありますので、「のれんに腕押し」の本欄かもしれませんが…。
One-Point ◆ 確かに、純粋に「獅子宮」のみをみた場合、人がどういったからといって結局は「ご自身」が対外的に出てしまうときなので、獅子宮以外に持つ運勢サイン(宮)次第になります。
乙女宮に象意を持つ人は、今週も先回に引き続いて、自我意識や活力パワーが高まるときで、仕事をはじめとした社会活動が活発化していくときになります。
その一方で、大きな運勢期の流れとしては、相手や周囲の状況に対応していかざるをえないときで、また今週はとくに、内外ともの出直しを図っていくべき時期にあるといえます。
それは、一方で、自分らしい仕事や能力発揮のときにありますが、その一方では、自分が拠ってたつ現実や精神的な内面性など、「足元」を見つめつつ、人生全般的には、再スタートを図っていく時期を迎えていることを意味しています。
One-Point ◆ 良し悪しはともかくとして、具体的には「パートナーシップ」が明暗を分けることにもなりますので、単なる理想を追った思い込みや勘違いに流れないように、現実をみるべきときです。
※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。
Copyright(C) 2005-2015 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.