宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.413 / 2015.03.30 〜 04.12


●隔週土曜日に更新予定です。
※2015年 3月28日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、30日に水星が牡羊宮に入宮します。
翌31日には火星が牡牛宮に入宮です。
さらに翌4月1日に金星が双子宮に入宮し、ご参考ながら3日にケレスが水瓶宮に入宮します。
そのケレスと火星は、矩(スクエア=90度)です。
牡羊宮で、太陽、水星、天王星、ドラゴンテールが連続合(ローリング・コンジャンクション=0度)をとって大会合(ステリウム)をなし、山羊宮の冥王星がこれに矩(90度)をとり、天秤宮のドラゴンヘッドを交えたT矩(Tスクエア=90/90/180)を継続中です。
その一方で、これら大会合の星たちは、獅子宮12度で10日に順行に戻る木星と(トライン=120度)です。
金星は今週後半、ケレスと三分(120度)をとります。
射手宮の土星と魚宮の海王星は、矩(90度)を継続中です。
Point ◆ 生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によって、人それぞれに異なりますが、何かが変わりはじめる今週になります。
とくに週末4月12日の日曜日とその前後は、避けることは可能ですが、人によっては衝動や思い込みによる激情の発露を起こしやすく、社会的には思い込みによる「事件」や「テロ」なども含め、一応の注意はしておくとよいでしょう。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、今週は仲間が増えたり、交友関係や活動範囲が広がったりしやすく、持ち前の気さくさはいいのですが、誰彼気兼ねなく口に出して発言した場合、相手によっては一長一短が生じやすくなります。
通常は抑えにくいのが「衝動」ですが、昨今の星まわりは、いくぶんながらも抑制は不可能ではない時期にありますので、慎重であれば逆に、充分な個性発揮ができるときになっています。
そうではなく自分なりの「こうあるべきだ」という思い込み(ルール)によって、不用意に自己主張をした場合、「個性発揮」が、相手や状況によっては、ひんしゅくをかうことになりやすいときです。

One-Point ◆ 昨今の人生期は、影響力が大きな星たちによるディレクションが集中している人生期にありますので、若い方ほど「コントロール」がむずかしく、それゆえ充分な注意が必要です。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、精神面など見えない世界にも興味や関心を持ちやすい人生期に昨今はありますが、その一方で、自分らしく現実生活の衣食住に快適さを追求していくときになっています。
今週あたりから、早い方では活動的になるなど、行動力がふだんよりも高まっていくことになるために、快適さの追求はかまわないのですが、そのぶん精神意識面の持ち方が重要になってきます。
生まれ持つ星まわり(ホロスコープ)によっては、「衝動」や「激情」が出やすくなる方がいますので、その場合は、いつもは控えめなことが多い牡牛宮なので、大胆また過激な言動に驚かれることがあるかもしれません。

One-Point ◆ いずれも良いとか悪いということではなく、違法や道理にもとる行為でなければ問題ないのですが、重要なのは、その際、自分がどのような精神性をもって動くかで異なることです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、クラスや部活など学校や、職場をはじめとした会社など、組織やサークル活動におおて交流や人間関係が活発化していったり、発展的に安定したものにしていくことが可能な今週です。
ただし状況においては、大きな課題を伴い、「大改革」を必要としたり、状況が一変するような運命的な「大変革」が起こる可能性もありますので、単純ではなく、分かりやすくいえば「敵味方」に大きく分かれることもありそうです。
それはそれとして、自分らしい「機転」や「論理展開」など、独自の才能や個性を発揮していける今週になることに変わりはありません。

One-Point ◆ 念のために一応は書き添えておきますと、対応が実体の伴わない口八丁のものになったり、責任逃れや言い訳になると、後日、それ以上の痛手を受けることにつながります。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、基本、自分の知識やスキルなど才能や個性を仕事上で発揮していける活躍期に今はあるのですが、その成否は、両極端に出てしまう昨今の人生期の「人間関係」がカギとなっています。
両極端の関係というのは、たとえば親密な仲になったり、高く評価してくれる人がいる一方で、関係が疎遠になるなど、場合によっては敵対する人もいかねないといった状況のことです。
当然、半分は自分の人への思いやりや接し方が原因ですが、半分は対人関係と仕事の関係性やバランスのとり方が、充分でないことに起因します。

One-Point ◆ それが昨今の運勢だといえば確かにそうとれなくはないディレクションのときですが、人生を学ぶ上では、やはり自分の「想い」や、人への「接し方」を顧みられるとよいでしょう。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、全体的にみた客観的な周囲の状況は、まだまだ予断を許さない、いつでも波乱含みになりかねないときにありますが、ご自身は案外と楽観的で「なんとかなる」と前向きだったりするときです。
逆にいえば、そこに周囲との温度差が生じますが、相応に「オレさま」や「お姫さま」的な個性をお持ちの獅子宮は、他に生まれ持つ運勢サイン(宮)はともかくとして、気づきにくい昨今になっています。
それに輪をかけるのが今週で、仕事運や社会活動運が徐々に尻上がりによくなっていきますので、逆に注意が必要になってきます。

One-Point ◆ 要は、かなりの実力発揮が可能な今週また来週なので、権力的になったり、権威をかさにきた対応をとったりした場合、逆に、一転、大反発を受けかねない時期にあるためです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、乙女宮に働くディレクションのみをみればという条件つきですが、大半の場合、進むに進めず、引くに引けないといった、人生上の課題を伴うことになりやすい昨今です。
もちろん、すべての方がそうだというのではなく、生まれ持つディレクション・ポイントによって内実は少なからず異なりますが、たとえば、自分を出すほどうまくいかない人や、自我の出し方に万全の注意を必要とする人などがいます。
ただし、そういった「課題」自体が必ずしも問題だとはいえず、また悪いことともいえませんので、むしろ、どうとらえて受け止めていくかといった心の持ち方や、精神面も案外と重要になるときです。

One-Point ◆ 事実、昨今の人生期はもちろん今週は、世俗的には課題が大きいとしても、精神意識(霊性)面においては、実りが多く、悟りや開眼など、自分らしい世界を開けるときになります。



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