宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.399 / 2014.12.22 〜 2015.01.04


●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年12月20日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、22日朝8時ごろ、太陽が山羊宮に入宮します。当然、冬至です。
24日には、土星が射手宮に入宮し「再建計画」のディレクションが正式にはじまります。
2015年1月3日深夜、4日直前に金星が水瓶宮に入宮します。
土星は魚宮の海王星と矩(スクエア=90度)です。
山羊宮の太陽、冥王星、水星、金星は連続合(ローリング・コンジャンクション=0&0度)で、山羊宮における大会合(ステリウム)を形成します。
太陽と冥王星は、牡羊宮の天王星とドラゴンテールに矩(90度)で、水星も今週中頃まで同様です。
当然、天秤宮のドラゴンヘッドを交えれば、T矩(Tスクエア=90/90/180)が形成されます。
獅子宮の木星と水瓶宮の火星は衝(オポジション=180度)です。
この火星と天王星はミューチュアル・リセプションをとります。
Point ◆ なかなかの年末年始です。
「めでたい」どころか、緊迫した状態が予想されます。
事件や事故の発生はもちろん、一触即発ともいえる緊張感の中でのお正月を迎えそうなので、油断せずに万が一の事態に備えて、防災体制などを整えておくのもよいでしょう。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、基本的なところを申し上げますと、平時よりも緊急火急時に本領や力量を発揮するタイプです。
左の欄外の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、世間一般的に今週すなわち年末年始は、緊張感が高まることになりやすいこともあって、星のディレクションからいっても今週は、最高度に本領発揮や自己発揮できるときです。
逆にいえば、牡羊宮に象意を持つ人が、もし衝動的にも攻撃的にもなって傍若無人にふるまえば、「元凶」ともなってしまいますので、慎重な判断や自己コントロールが必要な今週です。

One-Point ◆ このサイトの視読者に、そんな方はいないと存じますので、さらに逆にいえば「自衛隊」などのように国家や人々を守る存在として、ご自身の能力や個性を発揮していける今週です。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、先週に引き続き今週も実力発揮や、仕事など社会活動が多忙になるときで、自分自身も情動が強まったり、知性など頭の働きが活発化していくときです。
もっとも、どこまでそういった体外的なご活躍ができるかどうかは、単なる実務能力にとどまらず、どれだけ高い志や社会のために生きようとする精神意識を内面に備えているかによって、結果は異なってくるときになっています。
昨今は、そのように社会的な活躍期であると同時に、自分自身の精神面や内面性によって、その是非やレベルが左右されていくときなので、内面性の充実を心がけていくとよい時期です。

One-Point ◆ もし、そういった精神面をなおざりにして、現世のご利益のみを求めたり、人を無視して物質的な利益のみに走ると、後日、痛いしっぺ返しを受けることを覚悟しておくべきでしょう。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、年末年始ということもあって、自分らしいコミュニケーションをとって活躍できるときです。
それはいいのですが、左の欄外の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、今週すなわち年末年始は世間一般が平穏に過ごせるというよりも、緊迫感を伴いやすいときなので、相応の注意や見識をともなった対応が必要になります。
基本、頭の回転が秀逸で知性もさらに活性化していく今週なので、見識をもって判断すれば、ここしかないといった絶妙のバランスで事を成していくことができますが、口先だけで誠実さを失うと、問題噴出の今週になります。

One-Point ◆ 今週からは転換期の人生期が正式にはじまりました。ご自身の意識はもちろん、言動や生活、また活動内容を、いよいよ仕事や社会を中心にしたものに変えていくとよいときです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、2015年を前に、ご自身の生きる方向性や指針を根本から変えていくとよい今週です。
もともと昨今は、根本的な人生の方向転換がもたらされやすい人生期を通過中なのですが、今週は、「一年の計は元旦にあり」の時期を迎えるというだけではなく、星のディレクション的にも、それを具体化させたり、明確化していくときです。
もう一つ、昨今は、キャラや才能など自分の個性に基づいて、趣味やサイドビジネスにしてきたことを、本業にしていくようなことが起こりやすい人生期にあるですが、それをいっそう具体化したり、明確化していくときにもなっています。

One-Point ◆ そのためにも夢は夢、現実は現実と明確に分けてとらえたり、考えた対処や計画を立てるなど実務が必要です。そういったスキルアップができる人生期に今週から入りました。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、意識転換や行動転換をしていくべき今週また昨今になっています。
課題は少なくないものの、幸い、必要以上に気にしたり、落ち込まずに、「何とかなるさ」といったように前向きにも、また楽観的にもとらえていきやすい時期なので、獅子宮らしさを徐々に取り戻していけるときになっています。
そういった中で、今週は、宝瓶宮時代の方向性をめざして、それにふさわしい真実(ほんもの)の自分自身になれるビジョンや生き方やスキルを身につけていけるかどうか、自己意識の究極的な転換期にもあるときです。

One-Point ◆ 漸次でも、現実に即した新しい自分自身のオリジナリティーを見出していける時期なので、夢は夢として、誤魔化すことのできない現実と分けてとらえて対処していくとよいときです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、端的に申し上げますと、今週や昨今は、最高度に自我意識や自己発現の意欲が高まるなどして、人生の新たな再スタートを図っていく運勢期にあります。
それがどのような分野でなされていくのかは、生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によって人それぞれですが、いずれにしても、もはや過去の人生や生き方にこだわっていくときではなく、足元から現実を見つめ直していくとよいでしょう。
2015年の運勢と再建計画」のページに書きましたように、一般的には乙女宮に象意を持つ人や、それらの人々が活動していくことになりやすい分野で、今後、根本からの出直しや変化が起こりやすくなっています。

One-Point ◆ 乙女宮に働くディレクションのみをみればそういうことなので、それ以外は、他に生まれ持つ運勢が働くサイン(宮)をご参照されて、適宜、相応にご判断されていってください。



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