宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年11月 8日アップ
今週は、17日に金星が射手宮に入宮します。
22日の18時半頃、太陽も射手宮に入宮です。
その太陽や金星と蠍宮の土星は三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)で、今週中頃まで、獅子宮の木星と矩(スクエア=90度)をとります。
金星は、中頃に木星との矩(90度)から抜けますが、今度は魚宮の海王星と矩(90度)をとるようになり、代わりに蠍宮の水星が木星との矩(90度)に加わります。
山羊宮の火星と冥王星も合(コンジャンクション=0度)で、牡羊宮の天王星と矩(90度)です。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは、ほぼ今年いっぱいまで続きます。
Point ◆ 今週は、かなり緊迫した国内外情勢が続きます。
お互いに自己主張が強まって、頑固にも譲りにくくもなりますので、あちこちで対立が生じそうです。
場合によっては、情動的な殺傷事件や、突発的な事故も予断を許さないので、念のためにご注意されておくにこしたことはないでしょう。
恋愛は、二人の絆が強まるとしても、課題や疑念が多いときです。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
牡羊宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、仕事に多忙だったり、存分に実力が発揮できる活躍のときで、指導力(権力)やリーダーシップを最大限に発揮していけるディレクションを受けています。
その分、充分に見識や実力や人徳を持たれる方であれば問題はないのですが、そうでない若い方であるほど、心身のバランスや絶妙な対応の仕方に注意しなければならないので、中には「良すぎて悪い」といった状況も起こりえます。
この「今週の運勢」をご覧の方の中にはいらっしゃらないと思いますが、中には、俗にいう「狂気の沙汰」に走らないともいえない方が出る暗示のあるときです。
One-Point ◆ 人は「バカ」ではありませんので、あまり心配はいらないのですが、今週のように感情が異様に高ぶりやすく、衝動的にも出やすいと、一応は万一に備えた自制は必要でしょう。
牡牛宮に象意を持つ人は、徐々に社会的な活動期へと方向転換をし、進んでいける状態になりつつありますが、それでもまだ今週までは、意識の転換や発想の転換といったことが必要なときです。
そういった、いくぶん複雑な状態のときにありますので、なかには、現状と夢や願望との間で混乱したり、混沌とされる方がいらっしゃるかもしれません。
もともと現実や実際の生活に根ざした物事の見方や判断をされる牡牛宮の方ですが、そういった現実に根ざして動く一方で、ついイージーに考えたり、事実誤認をして衝動的に言動しやすい今週といった一面もあります。
One-Point ◆ たとえば、技術的にも精神的にも思うようにいかないことがあって、温厚な牡牛宮も次第にボルテージが高まり、ことあれば、つい情動的や衝動的に出てしまうといったことです。
双子宮に象意を持つ人は、お得意の…というとたいへんに失礼ですが、ひらめきや想いだけで「軽佻浮薄」な言動をとると、今週にかぎっては、とくに誤解やトラブルを招くなど、あまり良い結果にはならないときです。
もちろん悪意や悪気はなく、逆に喜ばせようとしたり、お互いに楽しむために行なっているのですが、結果的に勘違いや事実誤認をしやすいディレクションのときなので、ある意味やむをえないのかもしれません。
いずれにしても、何かとパートナーや取引先など、相手や周囲に振り回されやすくなっている昨今また今週なので、逆にルールや誠意による対処を考えてみられるのもよいでしょう。
One-Point ◆ 想いを持ったとしても、それだけに振り回されるのではなく、人間関係のルールやビジネスのルールによって、良し悪しはともかく、言うだけではなく誠意を伴ってというようにです。
蟹宮に象意を持つ人は、端的に申し上げますと、どこまで表に出すかはともかくとして、何かとケンカ腰になったり、また批判的になる傾向が強まりやすいときなので、一応は注意が必要です。
だいたいは、どこまでご自覚されているのかは別として、ご自分の考えや価値観、また自分の思いどおりに相手や周囲が動かないと、ついつい批判的な言動や、そういった想いを内面に募らせやすいときになっています。
もっとも、自制心に優れていて、クールに、他者を受容したり、客観的に判断して、対応できる方はそこまでではないのですが、やたら権力の立場にある人ほど、そう出やすくなるでしょう。
One-Point ◆ そういった意味では、よくいえば繊細な感受性を持った蟹宮、悪くいえば気の小さな蟹宮の真価が問われるときなので、思い切って鷹揚に太っ腹な対応が評価を得ていきそうです。
獅子宮に象意を持つ人は、まあ、もう、今の時期はなんともいやはや、仕方がありませんよね。
こうなったら、胆をくくって、平気の平左のヤセ我慢を発揮して、何事もないかのように振舞うのも一つの方法ですし、そのように見せかけつつも、内面では再出発を図るために周囲を受け入れつつ、周囲から学ぶとよいでしょう。
何度も書いてきたことなので、「またか!」と辟易されている方もいらっしゃるかもしれませんが、とくに先週や今週は、そういったディレクションの時期なので、もはや自分自身の出直しを図るしかないときです。
One-Point ◆ こうなると、楽観的な木星も「痛み」を感じにくくするだけの麻酔薬と同様なので、そのぶん逆に何もできず、結果的には事態を悪化させるだけになりかねないので注意が必要です。
乙女宮に象意を持つ人は、早い方では、今週あたりから徐々に、これまでの人生で培ってきたやり方や考え方や対処の仕方が、現状に通用しなくなっていく運勢のときが訪れてもおかしくないときに入っています。
そうでなくても、乙女宮にかぎらず社会全体的にみても、今週は意見の対立や考え方の違いが際立って、自分の思いどおりにはいきにくく、調整が難しい局面を迎えていますので、なおさらです。
まあ、どのようにご判断されたり、とらえようとも、それはご自由なので、まずはご自身で、ご自分を取り巻く周囲の動きや現実的な変化の傾向や流れを、確かめられてみられるのもよいでしょう。
One-Point ◆ もっとも、乙女宮以外に生まれ持つ運勢サイン(宮)によっては、一様に上述のとおりだとはかぎりませんので、スルーもいいのですが、そうではないケースが大半なのも事実です。
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