宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.391 / 2014.10.27 〜 11.09


●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年10月25日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、11月9日に水星が蠍宮に入宮します。
参考のケレス(セレス)は、10月28日に射手宮に入宮します。
蠍宮の太陽と金星は合(コンジャンクション=0度)で、太陽は魚宮の海王星と三分(トライン=120度)です。
この三分(120度)は、山羊宮の火星を交えて小三角(ミニトライン=60/60/120度)を形成します。
山羊宮の冥王星は、火星と合(0度)で、小三角(60/60/120度)に加えられなくもない位置です。
獅子宮の木星は、蠍宮の土星と矩(スクエア=90度)で、冥王星と牡羊宮の天王星の矩(90度)や、土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは、今週も継続中です。
Point ◆ 課題や緊迫感は残るものの、ひところに比べて穏やかな「傾向」が見られる今週です。
生まれ持つホロスコープ(出生天球図)の状態によっては、恋愛機運が生じたり、異性に対する情動が高まる方が多くなります。
今週は、男女関係に動きが生じやすく、また異性がらみの事件にも注意が必要でしょう。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、端的に申し上げますと、仕事や社会的な活動面において、実力やリーダーシップを発揮できる今週また11月です。
その場合、仕事が多忙になるのはもちろんのこと、どこまで華やかになるかはともかくとして、異性関係に動きが出やすい今週にもなっていますので、うまくセルフ・コントロールしていくとよいでしょう。
組織や部署のTOPに立って権力を発揮できたとしても、もし自分の未熟さからワンマンになったり、異性問題を起こすと、あっというまに転落する運勢と隣り合わせにあることを一応はご留意しておくべきだからです。

One-Point ◆ 「猪突猛進」というと失礼ですが、異性関係を含めて、激情的になったり、衝動的になりやすい今週や11月なので、周囲を見極めずに突っ走る傾向がなきにしもあらずです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、何らかの「転換」を図るべき昨今の人生期にあります。それに関連して今週は、「自己転換」をするとよいときです。
だいたいは自室や家にこもるタイプが多い牡牛宮ですが、そういった内面生活の充実だけでなく、社会で活動していく方向に意識を向けて、生活スタイルや活動方向性を変えていくことが必要なときです。
職場や社会において、「理想とすべき自分像」を描いていくとよい今週で、早急にスキルのアップや技能の習得を進めていくとよいでしょう。

One-Point ◆ そこにいくぶんの葛藤が生じやすくもある昨今ですが、「案ずるより生むが易し」といった星回りでもありますので、まずは体験して学ぶつもりで進んでみるのもよいでしょう。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、ほかに生まれ持つ運勢サイン(宮)の影響はともかくとして、双子宮に働くディレクションのみで申し上げますと、自分自身の事情よりも、相手や組織の事情によって動かざるをえない時期です。
だいたいは、仕事の事情によって、否応なく情動やアクションをとらざるをえないときですが、中には異性がらみで情動やアクションをとることも生じやすいでしょう。
その場合、地に足が着いた実務というよりも、「夢」があるといえばカッコいいのですが、「理念」や「理想論」に陥った「語る」だけのものになりやすいときなので、よくご判断されて進まれるとよいときです。

One-Point ◆ 一概に「理念」や「理想論」が悪いわけではありませんが、それで夢や希望を自他ともに見て楽しめたとしても、「実体」が伴わなければ、将来、結果的に信用が落ちるためです。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、自分自身の魅力が高まるなり、もしくは異性への幻想が高まって、「恋愛モード」バリバリにもなりやすい今週です。
同じ蟹宮でも、若干の強弱やタイムラグが人によって生じますが、男女ともに異性への情動が高まりやすい今週また11月なので、仕事とのバランスや調整をしていくことが、課題ともなり、また必要ともなる今週です。
ただ、蟹宮の終盤や終わりのほうに象意を持つ人は、そこまで浮かれモードになりにくいので、比較的ながらいくらかでも、現実的に行動できるときにもなっています。

One-Point ◆ 蟹宮に象意を持つ人は、同時に、運勢サイクルからみれば、「意識転換」や「行動転換」のときなので、恋愛は恋愛として徐々に「仕事重視」の活動にシフトしていくとよいでしょう。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、またぞろ、ひところの人生の再出発をすべきディレクションが活性化する今週また11月になっています。
中には、すでにそのピークを過ぎた方もいらっしゃいますので、獅子宮の全員がそうではないのですが、それでも今ひとつ気力がわきにくかったりパワーダウンしやすいときで、加えて過去のやり方が通じず、一から模索して出直しを図らなければならない方もいらっしゃるということです。
とくに獅子宮の後半に象意を持つ方に多いのですが、どうすることもできずに成り行き任せに対処したり、良し悪しはともかくとして安易に時を過ごすということにもなりやすいときでしょう。

One-Point ◆ 俗にいう運勢が「悪い」ときは、頭を低くして時の運勢が過ぎ去るのを待つのも一つの方法ですが、手っ取り早くは、運勢の悪い自分を捨てて聞く耳を持つことも一つの必要です。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、ほかに生まれ持つ運勢サイン(宮)の影響を除けば、昨今の人生期は仕事で華々しく活躍するというよりも、むしろ内面性の充実を重要視すべきときにあります。
異性関係を含めて、自我発揮の情動や言動が高まりやすいときで、当然、異性への関心や恋愛モードが衝動的に強まる方もいらっしゃいますが、重要なのは、そこから何を自分の理想として学ぶかです。
もっとも、生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によっては、会社や職場で異性を含めた人間関係や組織活動が活発化する方もいらっしゃいますが、それでも何らかの課題が生じざるをえないときになっています。

One-Point ◆ 今の人生期のディレクションから申し上げますと、課題や問題が「問題」なのではなく、そこから自分が何を学び、内面の実りとして身につけていくなど、将来の糧としていくときです。



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