宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年 9月27日アップ
今週は、30日に金星が天秤宮に入宮します。
逆行中の水星は、10月11日に天秤宮に戻ります。
金星は、天秤宮の太陽と合(コンジャンクション=0度)で、太陽はドラゴンヘッドを交えて連続合(ローリング・コンジャンクション=0度)を仲介します。
その太陽とドラゴンヘッドは、牡羊宮の天王星とドラゴンテールを頂点に、獅子宮の木星と射手宮の火星を交えたトライン・カイト(60/60/120/120)の尻尾になります。
一方、この頂点と尻尾は、同時に山羊宮の冥王星を軸とするT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
木星は、蠍宮の土星と矩(スクエア=90度)で、水星は魚宮の海王星と三分(トライン=120度)です。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは、ほぼ今年いっぱいまで継続します。
Point ◆ 今週は、組織や国家の中心人物たちが、いわゆる民主的な自由と秩序を守るために手を組み、いわゆる独裁(武力)的な強権勢力に対していくことになります。
会社や組織や国家をとりまく昨今の現状に、TOPや心ある人々が対峙していくディレクションが活性化する今週になります。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
牡羊宮に象意を持つ人は、分かりやすい表現で申し上げますと、「敵」も「味方」も増えて、昨今の対立の尖兵や張本人の立場におかれやすい今週です。
昨今、TOPやリーダーの立場にある人ほど、そのことは顕著になり、指導力や自分らしいパワフルな個性を発揮して、これまでにない新たな地平を開いていくことが必要になっていくときです。
とはいうものの、「敵」は強力で、「状況」も困難なので、能力不足の場合は、厳しい局面に立たされて地に落ちるようなことも起こりえますが、いずれであっても正義に立てば、「味方」が多く現われるときなっています。
One-Point ◆ もう一つ、「敵」は外にいるとばかりはかぎりません。TOPに立って指導力や権力を発揮できるときほど、「ワンマン」や「傲慢」といった内部の敵に最も注意をしなければなりません。
牡牛宮に象意を持つ人は、今週は、左の欄外の「今週の星の動きと傾向」や、上の「牡羊宮」に書いた、いわゆる「新旧対立」の内容と無関係ではありません。
独裁(武力)的な強権勢力や、それに類する横暴的な人物の争いに、いずれの立場においても巻き込まれる可能性が高いときになっていますので、しっかりとした判断が必要なときです。
多くの場合、楽観できる昨今の現状ではないので、自身の生活を守るためには前線に立たなくても、「兵站」の補給といった後方支援は余儀なくされるし、またすべきときになっています。
One-Point ◆ パートナーや周囲の現状と、自分の自由な精神面との間に、課題や葛藤が生じやすいときですが、それゆえに内面性を充実させて、現実を変えていくくらいの意識が必要です。
双子宮に象意を持つ人は、今週は、左の欄外の「今週の星の動きと傾向」や、上の「牡羊宮」に書いた、いわゆる「新旧対立」の内容と無関係ではないときです。
いわゆる民主的な自由や秩序を守り維持していく活動や、会社や組織の中心人物のパートナーとして、表に立つ立たないにかかわらず、たとえば作戦参謀や情報将校のような立場で協力したり、パーソナルでも情報発信をしていくときです。
極論すれば、責任を放棄して逃げようにも、状況や環境がそうなので、見える見えないにかかわらず、戦うべき「要請」があり、自身のビジョンや考えやイメージを、社会的に発信していくべき今週になっています。
One-Point ◆ いずれにしても、自由な環境や社会を維持していく立場において、個性やビジョンを発揮していかざるをえない今週なので、そういった面では、表に立たなくても「影の主役」です。
蟹宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかくとして、複雑な状況の中に立つことになったり、一種、「正念場」といえる今週になりそうです。
単純に申し上げますと、個性を発揮できる(新しい)仕事が活性化するときですが、その一方で、肝心の自分にやる気を伴いにくいために、課題が生じたり、葛藤が生じてトラブルに追い込まれる可能性があるときです。
だいたいは、人の問題というよりも、自分自身の精神意識面や現実のあり方が課題を生じていますので、安易に成り行き任せにせずに、自分自身を鼓舞するなど、コントロールしていくしかありません。
One-Point ◆ 繰り返しますと、すべては自分自身の問題(課題)なので、どのように考えたり、とらえていけば今の良い運勢に乗って、仕事や責務をこなしていけるか身に付けていくべき今週です。
獅子宮に象意を持つ人は、課題は伴いますが、昨今の運勢は、つい先日までとは打って変わってメチャクチャ回っていく今週になります。
今週は、やる気パワーに恵まれる人も多く、また気分的にも明るく楽観的で、「何とかなるさ」といった前向きなときなので、「新しい地平」も開けて、いわゆる組織や会社や世界の「自由」と「解放」のリーダー的お鉢が回ってくる人もいるでしょう。
それはそうとして、表向きの運勢や華やかさや、良し悪しはともかく、いわば「強がり」はよいとして、内面の現実や精神性をいかに本物にしていくかが、昨今の人生期の本当の勝負どころになっています。
One-Point ◆ 極論すれば、昨今の星回りは、表向きの華やかさと、本物であるべき自分自身の内面性や精神意識の持ち方との、隠れた戦いを課題とするディレクションになっているのです。
乙女宮に象意を持つ人は、表向きもしくは対外的に何が起きていようとも、昨今のすべての課題は、自我意識の持ち方や周囲との距離のとり方や深層の精神意識といった、自身の内面性の状態に強く起因しています。
なので、まずは自分の心の持ち方や、自分でも意識しにくい自身の精神意識の深層世界にはじまり、どのような理想の自分の実体を確立していくかが問われていく今週になっています。
見えない精神意識世界や内面性のお話なので、通常は意識しない自分の奥深い心の動きを、どれだけ見つめているかで受け止め方も異なると思いますが、星のディレクションはそういうことです。
One-Point ◆ 信じても、信じなくてもいいのですが、今後数年間の大きな運勢期の流れは、おおむねながらそういった方向に動いていますので、いわばプレ・トレーニングの今週になっています。
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