宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.379 / 2014.08.04 〜 08.17


●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年 8月 2日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、12日に金星が獅子宮に入宮します。
8月1日に獅子宮に入宮したばかりの水星は、早々と16日には次の乙女宮に入宮します。
参考のケレスは、7日に蠍宮に入宮です。
今週は、獅子宮の太陽と水星が、牡羊宮の天王星と三分(トライン=120度)で、蠍宮の土星と矩(スクエア=90度)です。
一方、蠍宮の火星は、魚宮の海王星と三分(120度)で、山羊宮の冥王星を交えて小三角(ミニ・トライン=60/60/120)を形成し、獅子宮の木星とは矩(90度)です。
金星は、今週後半に木星と合(コンジャンクション=0度)をとります。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは、今年いっぱいまで継続中です。
Point ◆ 今週は、多くの場合、「敵あれば味方あり」、「味方あれば、一方に敵あり」といった状況で、「楽あれば苦もあるし、苦があれば楽もある」といった、いくぶん複雑な状態です。
唯一、「夢」や「ビジョン」を描いたり、「スピリチュアル」など形而上的な想いや妄想は、動きが出そうです。
ただし、実際の恋愛関係や異性関係は、安易に考えるほど、また週末が近づいていくほど、注意が必要になってきます。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、個性発揮や自己発現をしやすい今週になりますが、その一方で、良し悪しはともかく、「自我」を出すほど課題や問題が生じやすい痛し痒しの今週だといえます。
もともと悪気はなく、直截的また衝動的に「こうあるべき」という想いを言動に出しやすい牡羊宮で、それはよいとしても、自分の想いとは異なった「反発」や「リアクション」を受けやすい今週です。
だからといって、あらかじめリアクションや結果を想定して、コントロールできるなら、そのように対処すればよいのですが、「思い込み」や「衝動性」が根底にある場合、前もった対処はむずかしいのがふつうです。

One-Point ◆ 少なからず「独りよがり」気味ですが、そこに悪意はなく、だいたいは「正義心」から発した言動とはいえ、今週は、そこにいわゆる「自己矛盾」を感じることが起こるかもしれません。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、今週は何も書くことがありません。
といいますか、大半の方の場合、対外的に活動しても「課題」が生じたり、ときには外に出る気分にもならないといった今週になりやすいので、ご自宅やご自分の部屋で好きなことをして過ごす時期になりそうだからです。
もう少し具体的に申し上げますと、気分一新や出直しを図るとよいときなので、自分自身の内面性を見つめなおしたり、「意識転換」と「環境転換」を図りつつ、将来の活躍に備えて、準備していくときにすべき今週また昨今です。

One-Point ◆ 今週をふくめて今後、仕事や社会でどこまでご活躍できるかは、現実の問題というよりも、ご自身の内面の意識レベルや充足度によって変わってくるときを迎えているためです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、自分らしく「個性」を発揮して、新しくコミュニケーションをとったり、広めていける今週になるでしょう。
また、我知らずとも、いくぶん独りよがりになったり、勘違いが少なからずあったとしても、仕事や社会的な活動においては、実力を発揮するのにやぶさかではない今週なので、いずれも、動きは活性化していきそうです。
ただ課題は、上述した両者の兼ね合いをとることで、絶妙な対処と気配りといった高い見識をもって行なうことが必要で、でないと、アプローチをしても、自分の想いとは異なった結果がもたらされるなど、「仕事や対外活動」と「対人関係や交流」との兼ね合いがむずかしそうです。

One-Point ◆ だからといって何もしなければ、多くの場合、何も進展しないのがふつうで、思い込みでもアクションをとって、結果はともかく、状況打破や自己変革の端緒をひらくとよいでしょう。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、新しい自分自身に生まれ変わるかのように、自分らしい仕事や社会活動を「現実化」する方向で、動いたり、また自分が、その「実体」となっていくべきときになります。
それはそのとおりなのですが、今週は、左欄の「今週の星の動きと傾向」に書いたように、「進展」もすれば、「障害」もあり、「課題」もあれば、「助け」や「発展」もあるときで、結局のところは、「自分」が重要なときになります。
こういうときは、どちらかを気にしすぎるよりも、どちらに意識を向けるかで、「結果」や「運勢」は大きく変わっていくことにもなりますので、右往左往したり、惑わされないようにするのがイチバンでしょう。

One-Point ◆ 揺れ動く感情の変化にみまわれやすく、また相反する感情を持ちやすくなる今週なので、そういった「感情」に振り回されずに、実務的にクールに進めていくことも必要なときです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、「盆と正月が一緒に来た」というとたとえはヘンですが、明るく前向きな気分と、出口が見えないような混沌と沈鬱な状態の両方を同時に受ける昨今になりそうです。
数々の修羅場や経験を積んで、見識も実力も充分な方であれば、そんな中でも、新たな意識や精神を持った自分になって、昨今の現状を打破していく道や方策を見出していくことができるでしょう。
もし、そうでない方の場合は、混乱したり、自分ではどうすることもできない現状に、気分だけは安易になって、もはや流れに身を任せるしかない状況となっていくかもしれません。

One-Point ◆ さらに深読みしていえば、そのどちらでもいいのですが、自分の精神意識のレベルが重要で、私心や見栄を捨てて、周囲を尊重できる胆(はら)を持っていけるかどうかにあります。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、華々しく対外的に活躍するというよりも、数々の課題はあったとしても、まずは新しい精神意識を備えた自分自身になっていくことが必要な今週になりそうです。
これまで過ごしてきた人生の精神意識や活動が、結果として問われていく今週また昨今にありますので、それをふまえたうえで、今後の「宝瓶宮時代」にふさわしい「個性」を備えた自分自身を探っていく今週にするとよいときです。
結局のところ、今後、華々しく活躍できるかどうかはともかく、対外的な結果は案外と自分自身のスキルにとどまらず、自分でも意識できない深い内面の精神意識にあったりすることが多いときです。

One-Point ◆ 今週の運勢は多くの場合、全員ではありませんが、来年2015年の運勢の先取りや、予行演習のようなものとなりますので、一応は、心に留めておかれるとよいでしょう。



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