宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年 6月21日アップ
今週は、24日になる直前に金星が双子宮に入宮します。
逆行中だった水星は、7月1日に双子宮24度で順行に戻ります。
6月29日から7月2日の4日間ほど、牡羊宮の天王星、蟹宮の太陽、天秤宮の火星、山羊宮の冥王星が大十字(グランド・クロス=90度×4)を形成します。
3日以降は、火星と冥王星の矩(スクエア=90度)が解消されて、大十字(90度×4)崩れになります。
太陽は、魚宮の海王星と三分(トライン=120度)で、今週後半は蠍宮の土星と三分(120度)をとりはじめます。
海王星は、双子宮の金星と矩(90度)です。
ご参考ながらケレスとドラゴンヘッドは、蟹宮の木星と矩(90度)で、水星と三分(120度)です。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは継続中です。
Point ◆ 月末や月初めとその前後は、太陽を交えた大十字(90度×4)ということもあって、中国の動きが気になるところです。
同時に太陽は、土星と三分(120度)なので「安定化」を目指して動くことにもなります。
そんなこんなで、世界のきな臭い動きは、火星が抜けるまで、もうしばらく続きます。
また、個人的にみれば、多くの方が我知らず「自我」や「信念」を発揮されて、我知らずとも頑なになり、人に従いにくい今週です。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
牡羊宮に象意を持つ人は、またぞろ、左欄の「今週の星の動きと傾向」に書いたように、月末や月初めの大十字(グランド・クロス=90度×4)と、その前後の大十字(90度×4)崩れの影響を受けていくことになります。
もっとも、ここまで大十字(90度×4)のディレクションが繰り返されると、もはや慣れっこになってしまい、意識するしないに関わらず、うまく対応の仕方を身につけている方もいらっしゃると思いますが、心のざわつきは避けにくいかもしれません。
何度か書きましたが、昨今は、宝瓶宮時代を生きるにふさわしい自分自身になるべく、本物かどうかが試され、新しいオリジナルな個性や内面の精神意識を身につけていくディレクションを受けているときにあります。
One-Point ◆ 今週は、心霊世界やスピリチュアルなどの不思議系や、芸能や芸術関係などに意識が向きやすく、それはそれでいいのですが、現実を見失わないようにしておくとよいでしょう。
牡牛宮に象意を持つ人は、自分の周囲の状況や環境が変わっていき、しっかりと現実を見つめて変化に対応していく人生途上にあることに変わりませんが、今週は、そこに夢や希望を持ってすすめるときになりそうです。
そういった人生期の中にあっても、自分らしい衣食住などをはじめとした生活環境を、享受していけますし、また自分や生活に夢や願望をいろいろと持っていけるときになっています。
他に持たれている「運勢サイン(宮)」によっては別ですが、牡牛宮のみをみれば、周囲やパートナー以外の自分自身は、比較的、変化は少ないときになっています。
One-Point ◆ つまり、自分はともかく、身近な関係者やパートナーを含めた周囲の状況は、いつ現実を揺るがしかねない変化が起きてもおかしくないディレクションの中にあるということです。
双子宮に象意を持つ人は、自分自身の理想像を含めて、夢や願望が膨らんだり、少しは豪華な食事や贅沢気分を味わいたくなる方もいそうな今週です。
双子宮の後半に象意を持つ人は、思いつきを含めて、アイデアに恵まれたり、それによってさまざまな「コミュニケーション」をとるなど、交流が活性化していく今週また昨今になります。
そういったこともあって、アクティブに行動していくことになりそうな今週ですが、ただ周囲から見たその動きは、幾分なりといえども、歓迎されにくい一面を持つことになるのは、時節柄、仕方のないところでしょう。
One-Point ◆ 動かないほうがよいと言っているのではなく、奇抜な動きやケンカ腰は避けて、四方八方に注意を配れる意識や見識があればいいし、なければ何事も体験して学べばよいことです。
蟹宮に象意を持つ人は、月末と月初めは再び大十字(90度×4)のディレクションを受けますし、その前後も少なからず影響を受けていく今週になります。
ただし、良いか悪いかはともかくとして、全員とはなりませんが、今週は、「夢」や「願望」と「現実」と「課題」とが交錯して、中には正しい判断をしにくくなる方が出てもおかしくないときになっています。
よくいえば「前向き」だったり、「希望」をもってとらえられるのですが、それは同時に、無意識のうちにも、心が「穏やかではない」ディレクションを受けやすいことも意味していますので、何事も「精神修養」の今週と心がけるとよいでしょう。
One-Point ◆ 一般に、常時、不動心とはなりにくい、感受性が豊かで「想い」の変化が大きい蟹宮なので、それは良いことだとしても、その一方で、コントロールできる見識面を持つことです。
獅子宮に象意を持つ人は、良いとか悪いとかに関係なく、今週は自分でも意識しにくい精神意識面(霊性面)がどうなのかが試されることになります。
見えない世界のことなので、なるべく分かりやすくお伝えいたしますと、これまでの人生で築いてきた自分の性根や内奥の人徳面や、精神意識面などが、自分を取り巻く実際の現実に対してどのレベルなのかが問われています。
もっと単純にいえば、胆(はら)つまりは胆識や見識をもって、自分を捨てた正しいご判断や行動ができるのかということが試され、自己保身はもちろん、勘違いや思い違いを含め、夢想に流れた非現実的な判断には注意しなければなりません。
One-Point ◆ 無意識のうちに働くディレクションなので、自己コントロールが難しいのですが、ここに明文化して読まれた以上は、何らかのご参考にされて、少しは役立つのではないかと存じます。
乙女宮に象意を持つ人は、自分独自のスキルや才能を仕事や社会の場で発揮して、少なからずファイトをもって戦い、うまくいけば、その分野でのTOPや上位を望めるときになります。
もちろん、乙女宮である以上、誤魔化すことのできない自分のスキルや才能のレベルが重要ですし、幾分なりとも闘いには不安や葛藤が伴いますが、今は思わぬ力を発揮できるときでもありますので運勢的にもTOPは不可能ではありません。
もっとも、対戦の場や相手を間違えたり、充分なスキルや才能を発揮できるレベルでなければ、可能性は少ないとしても、逆に「どん底」の憂き目にあうこともないわけではありません。
One-Point ◆ 多少なりとも、「自分自身」がどうなのかということはありますが、運勢的にみても恐れずに、謙虚さを伴って闘えば、充分に成果を上げたり、頂点も狙える現在にあるということです。
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