宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年 4月26日アップ
今週は、5月3日に、金星が牡羊宮に入宮します。
8日には、水星が双子宮に入宮します。
水星は、今週中頃まで牡牛宮の太陽と合(コンジャンクション=0度)で、蠍宮の土星とは衝(オポジション=180度)をとります。
その太陽は、山羊宮の冥王星と、一方の土星は蟹宮の木星と、それぞれ三分(トライン=120度)です。
また、冥王星と木星を含めて、牡羊宮の天王星、天秤宮の火星を交えた大十字(グランド・クロス=90度×4)は今週末頃まで続きます。
冥王星と土星のミューチュアル・リセプションは継続中です。
Point ◆ 大十字(90度×4)がピークを迎えた先週23日にはじまったオバマ大統領の訪日と今週のアジア歴訪は、秀逸でした。
中国は、日程発表後の訪日前はもちろん、アジア歴訪中の軍事行動を絶対に起こせないからです。
おかげで、ピークをうまく乗り越えましたので、やせても枯れてもさすがはアメリカ大統領です。
さて、問題は歴訪後の今週です。
米中のコメント合戦や宣伝戦は活発化しますが、落とし所を探る星回りになっています。
一般的には、TOPクラスや実力者の対立や論戦は起こりやすくなります。
また、週末が近づくほど、恋愛(同棲)相手との対立や、離婚など、男女関係の破局が起こりやすくなりそうです。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
牡羊宮に象意を持つ人は、自分の人気や魅力が高まる今週なのはよいのですが、それがアバンチュールなど倫(みち)ならぬ関係や、危険な対立を生まないように、一応の注意は必要です。
また、同棲相手や配偶者など、場合によっては、家族を含めた生活を共にする人々との口論やケンカなどの騒動をはじめ、男女関係をメインとした人間関係に課題が生じやすいときです。
対立や無用な関係変化を避けたいのであれば、「こう思う」「こうあるべき」といった自分なり正義心や考えを幾分でも抑制して、相手の考えや事情を配慮していく度量の広さを持ったほうがよいときです。
One-Point ◆ もともと昨今の人生期は、そういった「おおらかな心」や、現実を冷静に判断して「友愛(和)の精神」を身に付けていくべきときにありますので、その真価が問われる今週になります。
牡牛宮に象意を持つ人は、知らない人や、心の距離の遠い人に対しては、控えめや受け身的な応対をする人が多いのですが、今週に関しては、内に秘めた激情や情動や頑固さが湧きおこりやすくなりそうです。
どちらかというと、もともとが「内弁慶」タイプが多いので、顔見知りや家族に対しては、マイペースに衣食住にこだわって自己主張しますが、今週は、より広範囲な人に対して自己主張をしたり、対立意識を持ちやすくなりそうです。
また、恋愛関係や夫婦関係など、身近な人をふくめた異性関係にも、とくに注意が必要な今週にもまた来週にもなっていますので、破たんや破局などトラブルにならない程度にしておきましょう。
One-Point ◆ いずれにしても、今週は自分のホンネというか本心や心根のレベルが、現実の結果となって現われやすいときなので、異なる相手を許容できる心があればなんとかなるはずです。
双子宮に象意を持つ人は、よくいえば、仕事や現実社会に「夢」や「ビジョン」を描いて、理想や構想が広がる人生期にありますが、一方では、どこか事実誤認や現実錯誤に注意が必要なときです。
それを個人的な面でみれば、良し悪しはともかく、占いやスピリチュアルなど不思議系の分野に意識や関心を持ちやすい人生期にあることになりますが、今週は、それらの真価が問われます。
現実に根付いた仕事のビジョンや、グランディングができた占いやスピリチュアルであれば、ちゃんと結果を残せますが、もし、そうでない場合は、今週は、現実の結果を受け入れるべきでしょう。
One-Point ◆ 早いお話が、自分自身で意識しなかったり、認識しなかったり、気づかなくても、自分の奥深い精神世界で、「現実」をどこまでとらえていたかが結果となって現われるときです。
蟹宮に象意を持つ人は、多くの場合、昨今の大十字(90度×4)の中にあっても、どこか影響を感じにくく、安易にとらえやすかったのですが、今週あたりからは、自分を取り巻く現実をシビアに自覚していくようになります。
どちらが良いとか悪いとかいうお話ではなく、早い話が、しっかりと事実をとらえたうえで、あたふたすることなく、前向きなお気持ちで、現実にそって対処すればよく、実際にもそのようにできる今週です。
周囲に根強い対抗勢力は確かに存在するときですし、今週は考えや意見の対立が起こりやすいのですが、その一方で、周囲をどこまで協力者やパートナーに変えたり、協調関係を築けるかに、度量や精神レベルの質が試されるときです。
One-Point ◆ 昨今は、おおらかで、楽天的な内面の一方、ともすれば、我知らずとも「ワンマン」や「上から目線」に出たり、場合によっては衝動的に激高しないともかぎらない今週になります。
獅子宮に象意を持つ人は、良くも悪くも、自分がどれくらい昨今の大十字(90度×4)を含めて、自分を取り巻く現実を理解しているのかが、結果として問われていく今週になりそうです。
冷静かつ客観的に自分の現実をとらえ、なおかつ高い精神意識や自制心をもって、周囲の意見を受け入れつつ、自らの意識変革を図っていく人であれば、社会的にも評価を受けて、新たなスタートを切っていくことができます。
もし、いまだにプライドだけが高く、自分を取り巻く現実認識をなおざりにし、自制心も低い場合は、昨今の大十字(90度×4)をまともに受けて、否応なく一から出直さざるをえない出来事が生じるときになります。
One-Point ◆ 基本、先週や今週は、充分に自己発揮ができるときで、リーダーシップをとったり、意見を述べることができますが、そのことによって、前者と後者に結果が分かれていくときです。
乙女宮に象意を持つ人は、12サイン(宮)の中でも、今回の大十字(90度×4)の影響を最も受けにくいサイン(宮)なので、客観的に周囲の状況を見据えつつ、自分らしく「実務能力」を発揮していける今週になります。
ただし、もし自身が「権力者」かのように自我意識を拡大させて、「ワンマン」や「傲慢」に出て、自分を絶対視しすぎた場合は、一気に大十字(90度×4)の渦中に身を置くことになります。
その場合、どこまで直ちに顕在化するかは別として、周囲との対立やトラブルは避けられなくなり、他に持つ運勢サイン(宮)や状況によりますが、いずれ身動きがとれなくなることが起こります。
One-Point ◆ 今週前後は、自分自身はもちろん、対人関係やパートナーシップも含めて、最高度に星のディレクションを受けていますので、両方のバランスを偏らずにとっていくのがベストです。
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