宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年 4月12日アップ
今週は、20日13時頃、太陽が牡牛宮に入宮します。
23日には、水星も牡牛宮に入宮です。
当然、太陽と水星は合(コンジャンクション=0度)です。
先週9日から正式にはじまった大十字(グランド・クロス=90度×4)は、牡羊宮の天王星、蟹宮の木星、天秤宮の火星、山羊宮の冥王星によって、今後1か月間ほど形成されます。
木星は、魚宮の金星と三分(トライン=120度)で、金星は蠍宮の土星とも三分(120度)です。
魚宮の海王星は、今週初めのみ木星と三分(120度)をとっています。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは継続中です。
Point ◆ 今週は「真面目」な恋愛や異性関係であれば、昨今の大十字(90度×4)の中でも、結果が出やすくなります。
そのほかは、今回緊急アップしました「2014年の大十字(90度×4)解題」をご参照ください。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
牡羊宮に象意を持つ人は、基本、隠し立てできないストレートな性格の人が多いことから、ご自身の現在の「見識」や「実力」次第で、今週以降、どのような出来事を招来するかといった運勢は、今まで以上に異なってきます。
個人差はありますが、だいたいは若い人や自分なりのルールでもって頑なに言動する人ほど、周囲との摩擦や対立は避けられなくなりますが、一般に年配の方や自分と違う人の意見や立場や状況を受け入れられる人ほど、より的確な判断や対処によってトラブルを抑制できるときです。
ごく単純に申し上げますと、生まれ持った運勢の良し悪しよりも、多様な現実に通用する見識や実力を持っているかどうかによって、「運勢」が決まるときです。
One-Point ◆ 人は体験しないと分からないことも多いので、どのようにされても致命的にならない程度なら何が起きてもいいのですが、そこから、新しい「精神意識」を見出していくべきときです。
牡牛宮に象意を持つ人は、一見、大十字(90度×4)と関係がないようにみえますが、良し悪しはともかく案外と大きく人間関係などに変化を受けるときになります。
基本、異性やパートナーとの関係が強まる人生期ですが、それが協力的な関係に向かうのか、それとも対立的な関係に向かうのかは、ひとえに自分自身の意識や精神レベルによって異なってきます。
一般的には絆を固めたり、密接になる関係に向かうケースが多いのですが、相手の立場を考えずに、必要以上に情念に流れたり、我がままや自己本位の執着心や嫉妬心を発揮した場合は、いずれ破局も含めた、大どんでん返しの関係変化を招いていくことが起こりえるときです。
One-Point ◆ そういった点では、少し面映ゆい表現を用いますが、自分自身の「想い」や「情愛」が、独りよがりでない真実(ほんもの)かどうかが試され、それによって左右されてくるときです。
双子宮に象意を持つ人は、大十字(90度×4)と関係がないように一見、みえても、今週は案外と大きく、影響を受けていくときになります。
仕事運や恋愛関係など、自分のビジョンや魅力発揮においては、恵まれた昨今また今週にありますので評価を得られますが、実際の行動に移ると、周囲に問題が起きたり、四方八方に課題を抱えていきやすい時期になっています。
失礼ながら、言葉やお話は上手で、夢や理想を語って力を発揮しますが、肝心の現実化に向けて行動する段になると、中身や実力が伴わないことが多いのも、また双子宮に象意を持つ人に案外と多くみられる特徴になっているためです。
One-Point ◆ 今回の大十字(90度×4)は、そのことが顕著になりますので、本当に見識や実力がある方であれば問題は少ないのですが、そうでない場合は、誠意をもって当たるべきです。
※注:「誠意」は正直、ウソをつかないという意味です。
蟹宮に象意を持つ人は、ときに「深刻」になることがあったとしても、基本的には「前向き」で「楽観的」で、また「夢」や「希望」をもって進んでいける人が多い昨今の時期にあります。
そのため、精神面や心理的には、良し悪しはともかく、昨今の大十字(90度×4)の影響を感じにくいタイプになりますので、そこが嬉しくもあり、また我知らずにピンチを招くことにもつながっていきます。
早いお話が、楽天的にイージーに過ごすはよいのですが、それが自分を取り巻く周囲の現実をしっかりと把握した「自信」や「対処」のうえに成り立っているかということが、その判断のポイントになります。
One-Point ◆ 結局は、正しく現状認識ができて、見識や実力を持たれた方なら問題はありません。そうではなく、スピや理想など観念的に生きている方の場合は、注意が必要になるときです。
獅子宮に象意を持つ人は、今回の大十字(90度×4)に関係がないどころか、星のみをみればそう見えたとしても、実は、極論すれば最も大十字(90度×4)の影響を受けるサイン(宮)といっても過言ではありません。
ここでどうこう書くよりも、それは獅子宮に象意を持たれる方ご自身が、最もよく体験されていると存じますのでご説明は省きますが、要は、宝瓶宮時代にマッチして生きる「新しい精神意識」を身に付けた自分自身になるために、今、「真価」が問われている次期にあるということです。
現実面だけであれば、まだ何とかなりますし、精神面だけでも、まだ何とかなりますが、今回は、現実的にも精神的にも、例えば180度変わっていくような、一からの出直しが求められているようです。
One-Point ◆ 早いお話が、過去の自分の考え方やとらえ方、また生き方が、新しく時代が変化した昨今に通用しにくくなっていますので、現状把握による素直な転換を考えてみるとよいのです。
乙女宮に象意を持つ人は、今週は異性も含めて、対人関係の絆が、良し悪しはともかく「確定的」になる方向に動いたり、「発展的」に社会的な展開をみせることが起こりやすくなりそうです。
それはよいのですが、発展的に展開していくことで、逆に、自分自身の考えや立場との間に、「刷り合わせ」や「調整」が必要になりますので、そこに心の広さや、度量や、見識の高さが試されることになっていく今週です。
自分なりの狭い了見やノウハウからのみとらえて、自分のみが正しいとばかりに自我意識を最高度にもってワンマンかのように主張していくと、逆に相手との齟齬や大きなトラブルが起きていくことになります。
One-Point ◆ そういうときなので、自分なりの完璧性を超え、大局的な見識や実力や広い懐を持った本物の自分になれるかどうかで、対人関係を含めた運勢は両極端に変わっていきます。
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