宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2013年12月21日アップ
今週は、24日に水星が山羊宮に入宮します。
入宮後、すぐに太陽、水星、冥王星の三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0)をとり、週末には、山羊宮を逆行中の金星を含めて、連続合(ローリング・コンジャンクション=0度)を形成していきます。
これらの星は、金星を除いて今週、牡羊宮の天王星と矩(スクエア=90度)、蟹宮の木星と衝(オポジション=180度)、天秤宮の火星と矩(90度)をとり、天王星は火星と衝(180度)ですが、木星とは矩(90度)ではないために、正式な大十字(グランド・クロス=90度×4)とはなりませんが、影響は出ます。
木星は、蠍宮の土星と三分(トライン=120度)で、土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは継続中です。
Point ◆ 昨今のニュースをみてもお分かりのように、今後の大十字(90度×4)は、火星によって「武器」や「暴力」や「暴動」また「軍事力」といった「争い」が生じやすくなることを象わしています。
さらには、トップやトップクラスをはじめ改革者がそのターゲットになりやすいときです。
日時によっては、そこに一般大衆が一時的ながら含まれてきます。
お正月を迎え、今週は移動が多くなりますので、飛行機をはじめ、「事故」や「事件」に注意しておくにこしたことはありません。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
牡羊宮に象意を持つ人は、多くの人が、大十字(グランド・クロス=90度×4)の影響を直接的に受けていくときになります。
かといって、十把一絡げに「大凶座相」と解釈するのは大間違いで、他に持つ運勢サイン(宮)の影響を除けば、組織的にリーダーシップをとっていくことが可能なときですが、案外と、それを快く思わない人がいて、緊張や葛藤を伴うのは仕方がありません。
通常は、年が若く、まだ見識や実力を備えていない人ほど、トラブルや課題が生じがちですが、いずれの牡羊宮であっても、活動の方向性や行動パターンを見直していくとよいときになります。
One-Point ◆ 精神的な内面性や、社会的な実力はもちろん、自身の将来の活動を見据えてどのような生き方をするか、人間関係の「在り方」も含め、「本物」になるべく試されていくときです。
牡牛宮に象意を持つ人は、他に持つ運勢サイン(宮)はともかく、牡牛宮のみをみれば大十字(グランド・クロス=90度×4)には関わりません。
しかし、社会や現実生活に深くコミットして生きる牡牛宮である以上、周囲や社会がその影響を受けるために、間接的ながら案外と深くかかわっていくことになります。
周囲や社会の現実が変われば、牡牛宮自身も実際の生活を見直すなど、将来の変化を見据えた対処をとるなり、準備をしていかざるをえなくなりますので、過去に拘泥するよりも未来志向が必要な時期にあります。
One-Point ◆ 星の配置はそのことを象わしています。所属する部署や組織のTOP、またそのレベルや力量次第によっては、その影響やトバっちりを直接、受けていくことが起こる時期です。
双子宮に象意を持つ人は、他に持つ運勢サイン(宮)はともかくとして、双子宮のみをみれば大十字(グランド・クロス=90度×4)には関わりません。
しかし、今週は若干様相が異なり、組織の「長」に関わるなどして、直接間接に影響を受けやすくなりますので、数々の課題や問題やジレンマを解決していく力量があるかどうかが問われていくときになります。
良し悪しはともかく、仕事や社会活動に「夢」や「ビジョン」を描いていく人生期に多くの方がありますので、前向きかつシビアに対処していくとよい時期です。
One-Point ◆ 「夢」や「前向き」さは重要なので、そのように進むとよいのですが、同様に「現実把握」が重要なので、ゴチャ混ぜにせずに、一つひとつを分析して対処していくとよいときです。
蟹宮に象意を持つ人は、ほぼ全員の人が大十字(グランド・クロス=90度×4)の影響を直接的に受けていくときになります。
個性や才能を活かした新分野に前向きに進もうとするのですが、周囲も含めて、自分を取り巻く状況は一筋縄ではいかず、今一つ、やる気が伴わなかったり、波に乗り切れない昨今で、願望ばかりが強まって、逆にジレンマを生むときにもなっていきます。
深刻といえば「深刻」なのは、課題を明確に「課題」ととらえていなかったり、問題を「問題」と認識せずに、無意識のうちにも「何とかなる」と安易にとらえてしまいやすい昨今にあることです。
One-Point ◆ 他に持つ運勢サイン(宮)を除いて、蟹宮のみをみればそういうことで、実は、今後の大十字(90度×4)は蟹宮にとって、自分の「現状」を象わすバロメーターになっていきます。
獅子宮に象意を持つ人は、星の配置のみを単純にみれば、他に持つ運勢サイン(宮)はともかく、大十字(グランド・クロス=90度×4)には関わらないように見えます。
しかし、ある意味、最も深くその影響を受けることになるのが獅子宮で、特に今週前後や来週は、人前ではともかく、一人の時間をもうけて、自分の精神意識面や内面世界を見詰め直して、謙虚に学ぶ姿勢を失わないほうがよいときです。
自分だけのことなら「やせ我慢」も美しいのですが、それが組織や周辺に迷惑をかけるような場合は、獅子宮らしく自分を捨てる高潔さが必要ではないでしょうか。
One-Point ◆ 今は出直すに遅いということはありません。むしろ過去の栄光にしがみついたり、過去を踏襲しようとするほど、トラブルを招き、問題を膨らませる時期にあることをご賢察ください。
乙女宮に象意を持つ人は、他に生まれ持つ運勢サイン(宮)はともかく、乙女宮のみをみれば、大十字(グランド・クロス=90度×4)には関わらないようにみえます。
しかし、そうもいかないのが星のディレクションの奥深いところで、自分をいっさい出さずに、機械のように自己主張をせず、黙々とルーチンワークをこなすだけならそうですが、そうもいかないのが人間社会なので、自分なりの完璧性や自我を出すほど、影響を直接的に受けていくことになります。
それが良いとか悪いというのは別問題で、見えないところも見える広い見識や、縦横に発揮できる実力をお持ちであれば、逆に世界を動かしていけるときです。
One-Point ◆ 特に今週前後は、大十字(90度×4)の本番に備えて腕試しをしていくようなときなので、結果はともかくとして、予行練習のつもりで対処法を探り出していくのもよいでしょう。
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