宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.341 / 2013.11.11 〜 11.24


●隔週土曜日に更新予定です。
※2013年11月 9日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、22日の午後1時頃、太陽が射手宮に入宮します。
その太陽は、蟹宮の木星と三分(トライン=120度)で、魚宮の海王星と矩(スクエア=90度)です。
木星はまた、蠍宮の土星とも三分(120度)で、今週前半まで太陽と土星は合(コンジャンクション=0度)をとっています。
山羊宮の冥王星と金星は合(0度)で、いずれも牡羊宮の天王星と矩(90度)です。
先週末、順行に戻った蠍宮の水星は、週中頃過ぎまで海王星と三分(120度)で、その後は土星と合(0度)に入ります。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは、まだまだ継続中です。
Point ◆ 今週は、意識が安直や安易に流れてしまうと、判断に迷ったり、ケアレスミスが起こりやすく、最悪、間違うことも起こります。
芸術方面ではそれもいいのですが、ビジネスなど現実面においては、緻密さや明晰さを意図的にもって判断したほうがよいでしょう。
なお、情熱的になるのはいいとしても、衝動的に倫ならぬ色恋に進んだり、ストーカーまがいの行為になると、トラブル注意報が発令します。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、今週は自分の魅力が高まり、良し悪しはともかく、世間的にも職場や学校でアプローチを受けたり、また自分自身も恋愛情動が発揮されやすいときになります。
ただし、恋愛などの異性関係にかぎらず、ビジネスなどの仕事面においても、どこか精神的に「不安定」になりやすいときなので、意図的に意識をしっかりと持って、一つひとつ明確な判断をするように心がけるとよいでしょう。
昨今の人生期は、自分自身の精神意識面や人格面など、内面性を充実させて、対外的な現実に適応させていくことが必要なときです。

One-Point ◆ 新たな自分自身を見出していくときで、今週を含めた昨今の仕事運や異性運もまた、結局は内面性に基づく自己コントロール力によって、成果が大きく左右されるときになります。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、デリケートな感性や繊細な対人接触力を持つ場合、それ以上のタフさを持たないと、幾分ながらも混乱しやすい昨今になります。
すべての牡牛宮の方に該当するわけではありませんが、もともと、自分にどこか自信がなかったり、内弁慶など繊細な一面を持つ人が多いので、昨今の社会運や対人関係運には、案外と如実にそれが反映されそうな星回りです。
かといって、本当は「悪い」時期ではなく、何かと混乱しやすいのは事実だとしても、どれが「現実」の要素で、どれが自分の思い込みなど「錯誤」なのかを一つひとつ分けて対処を考えてみると、何か気付いたり、道が見えてくるかもしれません。

One-Point ◆ いずれにしても、牡牛宮にとって昨今の人生期は、一つの大きな「転換期」であることに変わりがなく、変わりたがらない牡牛宮の方の場合は「試練」と映るかもしれませんね…。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、「入り乱れた」ともいえる複雑な星のディレクションを受けている昨今にあります。
俗世間から離れて、リゾート気分で自分の思いのままにノンビリと過ごし、リフレッシュできるなら、それも悪くはない星回りですが、実際は、大多数の人の場合、そうもいかない複雑な星のディレクションを受けていることになります。
中には、否応なく企画制作を進めざるをえなかったり、または異性との関係を持たざるをえなかったりと、自分ではどうにもならないケースもあって、それに輪をかけているのが昨今の「仕事運」なので、休みたくても休めない状況になりそうです。

One-Point ◆ いずれにしても「事実」や「現実」と、また「夢」や「ビジョン」とを明確に分けて考え、判断し、個別に対処を探っていかないと混乱しそうですし、ケアレスミスも生じやすくなります。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、例えはよくないかもしれませんが、「お盆と正月が一緒に来た」ような、良いのか悪いのか、進んでいるのか停滞しているのか、幾分、ゴッチャなディレクションの時期になります。
なので、「運勢」も2つに分かれやすく、昨今、恋も仕事も前向きに積極的にバリバリと進めていける人と、逆に、受け身になり、成り行き任せのお気楽とも安易ともいえる対応によって「思うように物事が進まない」と思っている人です。
どちらかというと、後者のケースになりやすいタイプの人が多い蟹宮ですが、もしその場合は「物事が進まない」のではなく、積極的に「物事を進めようとしていない自分」に気づかなければならないでしょう。

One-Point ◆ 星が象わすディレクションは、結果を左右するとは限らず、ときの「運勢」を選ぶのは自分自身にかかるときがありますが、まさに蟹宮の昨今が、そのようなときにあるということです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、どちらかというと、自分自身の生まれ持つホロスコープ(出生天球図)や、現在の自分の内外のレベルによって、昨今の運勢は2つに分かれるときにあります。
基本は、先回も書いたように、対外的に華々しく仕事面で活躍するというよりも、逆に、自分自身の現状や内面の精神意識の世界を見つめ直して、今後の人生に向けた再スタートを図るべく、整えていく昨今の人生期になります。
そういった中でも今週は、もともとワンマンでもなく、自己本位でもなく、また自己顕示も少ないタイプのホロスコープ(出生天球図)を生まれ持つ人であれば、そういった人生期でも相応に仕事上の活動はやぶさかではないときになります。

One-Point ◆ いずれにしても、恋愛情動を含めて異性関係や、また自分の個性に基づく能力を、職場や学校など社会的に発揮していくことができる今週、また今の時期になっては…います。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、恋愛情動や異性関係はもちろん、人間関係などの対人関係が複雑な様相をみせながらも、実力次第で活発に展開していくことができる昨今です。
異性への衝動が高まりやすいときですが、そうではなくても、自分の個性に基づく能力を発揮できるときになりますので、相乗的にパートナーシップや人間関係がさまざまな展開を含めて活性化していくときになります。
乙女宮に象意を持つ人の全員ではありませんが、どちらかというと、対人関係には一応の注意が必要な人生期にありますので、誰かれなく安易に信じすぎることなく、誠意を持ちつつも、同時に、充分に現実的な手を打って応対するほうがよいでしょう。

One-Point ◆ 今週の前後は、特に相応の成果が出て自信を持つことにもなりやすいので、逆に、それゆえにこそ傲慢になることなく、謙虚な姿勢を保ちつつ、安全な手を打つべきといえます。



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