宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.339 / 2013.10.28 〜 11.10


●隔週土曜日に更新予定です。
※2013年10月26日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、11月6日に金星が山羊宮に入宮します。
週末の11月10日に蠍宮2度で水星が順行に戻ります。
今週は、太陽、水星、土星、そしてドラゴンヘッドが、蠍宮で連続合(ローリング・コンジャンクション=0度)や四重合(マルチプル・コンジャンクション=0度)を形成します。
水星、また週末を除いて太陽は、魚宮の海王星と三分(トライン=120度)です。
週初めと週末を除いて太陽や土星、乙女宮の火星を底辺に、牡羊宮の天王星を頂点とするYOD(ヨッド=60/150/150)が形成されます。
火星は、山羊宮の冥王星と三分(120度)で、山羊宮入りした金星は、週末、冥王星と合(コンジャンクション=0度)をとります。
また太陽は週の中頃から、土星は週末から、蟹宮の木星と三分(120度)です。
天王星と冥王星の矩(スクエア=90度)および冥王星と土星のミューチュアル・リセプションは、まだまだ継続します。
Point ◆ 今週は、衝動的になったり、こうあるべきといった思い込みから、突飛や異常な行動を起こす人が増えていきそうです。
セーブは効きますが、暴力や傷害事件も起こりやすく、国際関係では軍事的緊張や戦闘行為も視野に入りそうです。
航空機に関する事件や事故も一応は注意すべきでしょう。
一方、クールに自分とは異なる相手の意見や立場を認める「友愛意識」を発揮していくときにもなります。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、今週は否応なく周囲や世間の注目が集まり、対応や対処をしていかざるをえなくなりそうです。
もちろん、牡羊宮に象意を持つ人の全員がそうなるわけではありませんが、半数以上の人がそのような、場合によっては事実に基づいた「突っ込み」などを受けていくことになるかもしれません。
その場合、またいずれの場合にしても、頑なに自己主張をしたり、自己弁護にすぎることがないように、相手の考えや立場を理解しつつ、周囲の状況や考えにも目を向けた広い意識をもった新しい自分自身になっていくとよいでしょう。

One-Point ◆ いくら信念を持っていても、相手のいうことをきかず、言い分を認めることもなく自己主張を通すと、孤立したり、場合によってはケンカや最悪は事件に発展していきやすいときです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、もはや自分の家やうちに閉じこもっていたり、精神意識面などの内面性や、そういった趣味嗜好に想いや意識を向けているべきときではなくなりつつあります。
では、どういった方向に意識を向けていけばよいのかというと、仕事や対外的な活動など、自分以外の他者に意識を持ち、積極的に関係して、情報収集や対外行動を展開していくとよいときになります。
少なくとも、その心構えや準備をする時期で、自分の考えや行動の仕方を変えるなり、積極的に外部とのコミュニケーションを活性化したり、正当なアピールをはじめていくとよいでしょう。

One-Point ◆ 要するに牡牛宮の今週また昨今の人生期は、対外活動に向けた大きな転換のときです。過去の自分にこだわらず、本来なすべき仕事や現実へ意識改善を図っていくとよいのです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、多様多彩に身に付けた自分の知識やスキルを充分に発揮していけるときで、生活や仕事の安定はもちろん、社会的な使命や責任に向けて地歩を築いていくときです。
場合によっては仕事上のビジョンや理想とするビジネス活動と、現実の自分のスキルや能力や知識との間にギャップを感じたり、バランスをとっていく必要性が生じるかもしれません。
いずれにしても理想だけに走りすぎず、また安易に考えてしまい、正しい現実や打つべき手を見失わないように、ビジョンと実際のギャップを見識や実力によって埋めていくことが必要でしょう。

One-Point ◆ 今週また今月は、積極果敢に行動するというよりも、本来あるべき自分の個性に基づいた内面性や、また意志や行動を見直して、もう一度一から再構築していくときになっています。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、今週は休むとか、ラクをしようとか、安易に成り行き任せにして「なんとかなる」と思わないほうがよさそうです。
もっとも、これまでお気楽にも、あるいは流れのままに放っておいたり、のんきに進めてきたことが逆に原因となって、否応なく仕事や社会活動に根性を持って取り組んでいかなければならなくなるともいえます。
もちろん、怠けてはいなかったとしても、いずれにしても仕事モードや社会活動モードにならざるをえない今週だし、また自分の個性を発現していかざるをえなくなるために、集中力を発揮していきましょう。

One-Point ◆ 不可能なことはありません。今はやればできる蟹宮に象意を持つ人の運勢期です。理想はあるとしても、今週は現実をシビアに見つめて、効率的に判断したほうがうまくいきます。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、対外的な仕事や社会活動は、今週や昨今は基本、「お休み」ということになるときです。
もっとも、獅子宮に対するディレクションのみをみればそういうことなので、他に持つ運勢サイン(宮)次第によっては、仕事に取り組むべき状況やディレクションは幾分なりとも出てきたりと異なってきます。
ただ、いずれにしても、獅子宮に象意を持つ以上、今週は、自分の実際の行動や、自分の内面の精神面や意識世界を見つめ直し、素直に周囲から学ぶなど、再構築をしていくときで、それによって否応なく、自分の新しい個性やオリジナリティーを見出していかざるをえないときです。

One-Point ◆ 逆にいえば、今は意識やパワーをもって仕事に励むほど、まわり回って自分の内面性を見つめ直したり、過去の人生サイクルが通用せず、結果、出直しを迫られることになります。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、今週また今月11月は、やる気パワーが異常に高まったり、良し悪しはともかく活力を発揮していくときになります。
あえて「異常」という言葉を使ったのは、今週は、しっかりと情報収集をしたうえで現実に根ざした冷静な判断力や、コントロール能力を持っていないと、車にたとえていえば、少しアクセルを踏んだつもりが、急発進をして暴走してしまったり、自分でも思わぬ方向に突進してしまったりなど、「意外(異常)」なことが起こりやすくなっているためです。
簡単に結果を判断できないディレクションですが、少なくとも衝動的行動やケンカ、または痴情のもつれによるストーカーや傷害事件といった不法行為に走らないようにしておいかないと、一瞬ですべてを失います。

One-Point ◆ 一応は最悪パターンをご紹介したもので、ふつうはそうではなく、一発大逆転、新機軸を開く画期的な展開をもたらしていくことが充分に可能なときですが、ただ、両極端に働きます。



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