宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2013年 9月28日アップ
今週は、10月8日に金星が射手宮に入宮します。
天秤宮の太陽は、蟹宮の木星や山羊宮の冥王星と矩(スクエア=90度)で、牡羊宮の天王星とは衝(オポジション=180度)です。
冥王星を軸としたT矩(Tスクエア=90/90/180)になります。
ところが太陽を軸としたT矩(90/90/180)や、大十字(グランド・クロス=90度×4)とはなりません。
もう一つ、週の中頃に金星が、獅子宮の火星や魚宮の海王星と矩(90度)をとりますが、こちらもT矩(90/90/180)ではありません。
蠍宮の水星と土星はドラゴンヘッドを含めて三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)です。
水星は週末を除いて海王星と三分(トライン=120度)です。
土星と冥王星はミューチュアル・リセプションを継続中です。
Point ◆ 今週は、トップクラスなど上層部においても、また男女間においても、立場の違いが現われやすく、主張や想いが異なるなど、擦れ違いや対立が起こりやすくなります。
ただ、コミュニケーションは活発になるときなので、対話は可能なケースが多いでしょう。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
牡羊宮に象意を持つ人は、牡羊宮のみをみればという条件つきですが、基本、何事もスムーズにはいかず、課題も多くなりやすいときなので、人徳や力量が試される今週になります。
決して運勢が悪いとか、そういったマイナス面の大きい人生期ではないのですが、ただ、精神意識面の充実や、しっかりとした見識や実力をもった対応が必要なときだということです。
人徳的にも正しく対応でき、また独りよがりにならずに客観的な対応ができる見識や実力をお持ちであれば、むしろ逆に、トップに立って指導力や権勢を発揮できる時期になります。
One-Point ◆ 先回も似たことを書きましたが、夫婦関係はそれぞれなので別としても、若い人の恋愛関係においては、百戦錬磨の達人でもなければ、「秋の空」とかで、うまくいきにくいときです。
牡牛宮に象意を持つ人は、人によって多少のタイムラグが生じますが、今週前後まではなにかと「意識転換」や生きる「方向性の見直し」といった「チェンジ」が必要なときです。
もともと、衣食住など、自分の現実生活を視野に生きる人が多い牡牛宮ですが、今週また昨今の人生期は、そのことがより重点的に問われていて、端的にいえば、生活の安定のために今後の「仕事(または家事)」に意識を注いていくべきときになります。
さらにいえば、自分自身の心の持ち方や考え方など、自分の生活のすべての在り方を現実に添うよう変えていくことが強く求められているときです。
One-Point ◆ あくまでも自分自身のパーソナルな「チェンジ」が必要なディレクションのときなので、身近な異性との恋愛関係によって何とかしようとしても、今週は期待外れになりそうです。
双子宮に象意を持つ人は、例えばですが、「スピリチュアル」や「占い」など不思議系や、文芸また芸術的なことに関心を持つなど行動していきやすい今週で、「直観力」や「空想的発想力」また「ひらめき」が高まる今週になります。
それだけに、現実を視野に、ビジネス活動などの企画立案やアイデアが出やすく、口八丁(失礼!「立て板に水」)を含めて、自分のコミュニケーション能力やスキルなど個性を発揮しやすい今週になります。
それらは逆にいえば、何かと自分を取り巻く状況や環境に、少なからぬ課題が生じることになるためで、それらに対応するために、持ち前の臨機応変さや機転を発揮してフォローしていくということです。
One-Point ◆ 今週、課題や対立のない人は、まずいませんので、そういった全体ディレクションの時期に、自分の持ち前のスキルや能力を発揮できるというのは、ある意味「ラッキー!」です。
蟹宮に象意を持つ人は、大きな人生期の流れはともかく、どちらかといえば昨今は、自分のプライベートなことに意識や行動が向きやすいときで、それだけに自分の内面性に目を向けていくとよいときです。
ただし、昨今は、問題や課題が生じても「なんとかなる」と思ってしまったり、あまり「気にならない」ときなので、それは良いとしても、安易に過ごしすぎて、あまり考えずに学ばないことのほうが課題となるときです。
もっとも、幾分ながら、ふだんよりも対人関係などもろもろにおいて、今週は課題や葛藤を抱きやすくなりますので、そこにおいては自分の内面性を充実させていくとよいでしょう。
One-Point ◆ 蟹宮の一般人よりも、組織のトップレベルにある蟹宮に象意を持つ人のほうが、何かと課題が大きい昨今です。ただし、本物の人物であれば見事に乗り越えることが可能です。
獅子宮に象意を持つ人は、単純にいえば、やる気や衝動的なパワーが高まっているときですが、それが充分に功を奏するとはいいにくく、何かと空回りをしやすくなる今週になります。
大きな運勢的にみても、極端にいえば、180度近いほど自分自身の意識を変えるような対応をしないかぎり、課題は大きく続くといえるときなので、ここはひとつ大物らしく胆(はら)をくくるのも悪くはありません。
その潔さがあれば、一度、自分を完全に捨て切るようなつもりで、自分の意識や考えを根本から改めてみるなり、また自分を捨てて周囲から素直に学んでいくなり、一から人生を出直していくのがよいでしょう。
One-Point ◆ ついでに書けば、恋愛も課題がある今週です。そういった時期なので、あがくほど泥沼にはまりやすく、完全に自分を捨て切れる高い「見識」や「実力」を身に付けた人のみ例外です。
乙女宮に象意を持つ人は、さすがに今週また昨今の星回りによるディレクションは、実務能力に長けた乙女宮といえども、一筋縄ではいかない状況や事態に直面することになりそうです。
もちろん、単なる事務能力や実務能力だけではなく、大局的な見地から物事をとらえることができ、かつ正確に対処することができる超大物であれば例外となりえますが、今週はTOPといえども課題が大きいときです。
そういった前提で注意的に一つ書けば、シビアに現実を分析して判断し、間違いないと確信して対処を図ったことが、実は大きな勘違いに基づく手法だったりと、正しいと思っていたことが誤っていたりしやすい今週なのでご注意ください。
One-Point ◆ 状況が状況だけに、自分のスキルや実務能力を過信して、絶対に正しいと思い込んで突き進んだり、相手を批判すると、一発で能力だけでなく信頼を失墜することになる今週です。
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