宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.329 / 2013.08.19 〜 09.01


●隔週土曜日に更新予定です。
※2013年 8月17日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、23日朝8時頃、太陽が乙女宮に入宮します。
翌24日には水星も乙女宮に入宮です。
28日には、火星が獅子宮に入宮します。
太陽と水星は合(コンジャンクション=0度)で、魚宮の海王星と衝(オポジション=180度)、山羊宮の冥王星と三分(トライン=120度)です。
週の中頃には、牡羊宮の天王星、蟹宮の木星、天秤宮の金星、山羊宮の冥王星が、大十字(グランド・クロス=90度×4)を形成します。
土星と海王星は、三分(120度)です。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは、継続中です。
Point ◆ それぞれの立場から主張や対立が強まる今週になります。
東西冷戦のように宗教的や思想的に、対立は「二大陣営化」しますが、その両方に対してまた、意見や主張が発されます。
難しいのですが、トップどうしの話し合いなど対立を調停する道がなくはありませんので、人智が問われる今週です。
個人的には、倫(みち)ならぬ恋など男女問題のトラブルに注意しておくとよいでしょう。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、思い込みや突っ走りすぎによる病気やケガ、そのほかのトラブルにも、今週は注意が必要です。
少し慎重すぎるくらい慎重だったり、何事にも用心に用心を重ねるくらい着実に安全を確認しながら進むくらいが、今はちょうどよいかもしれません。
異性関係にも、念のためながら注意をしたほうがよく、衝動的に我知らず痴情的な行動に出てしまわないようにするなど、今週は幸い理性をもった行動や、意志による行動をしやすいときなので、自己制御はまだ可能です。

One-Point ◆ そのようなことからくる「ストレス」のせいとはかぎらないのですが、今週は衝動買いや、ちょっとした贅沢消費などによる散財もしやすいので、必要以上の出費に注意が必要です。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、いろんな意味で、「自分自身」に対する意識が強まりやすいときなので、「自我」の出し方に注意をするとよいでしょう。
「自我」は成長に必要なもので、「エゴイズム(利己主義)」のように悪ではなく、抑える必要はありませんので、今の時期は仕事や社会活動に向けて、前向きに自我意識を発揮していくとよいときです。
昨今は、いわば「自己再生」ともいえるディレクションを受けているときなので、今後、仕事や社会で、いっそう活躍できる新たな自分の発見と再生のために、意識のあり方やスキルを多方面から検討していくとよいときです。

One-Point ◆ いろいろと自分の在り方を模索したり、何が必要なスキルなのか試行錯誤するほうがよく、そのような多方面からの判断を通じて、いずれ方向性が見えてくるようになるからです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、今週はどちらかというと自分の内面の意識や知識、さらには霊性などを高めるための充実期や学習吸収のときととらえておいたほうがよいかもしれません。
自分が理想とする個性や、自分の美意識を発揮すればするほど、今週は逆にトラブルが生じたり、課題が明確になっていきやすいときなので、しぜんと何かを学ばざるをえない思いになっていくことも起きるでしょう。
ただし、全員がそうなるというものでもないのは、現実に根ざした見識や実力をもった人であれば、課題の中にも絶妙な方法や選択肢を見つけ出していくことができるためです。

One-Point ◆ ただ、そのような人であっても、今週は内面の充実による再出発のときに変わりはありませんので、さらに本物の自分自身や真実を見出そうと思っていくときになるでしょう。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、自分自身の現実と、進むべき自分の理想とする方向性や願望との間に、なんとなくギャップを感じることがあったり、なんらかの課題が生じやすいときです。
だいたいは、進むに進めなかったり、引くに引けなかったり、曲がろうにも曲がれなかったりと、試行錯誤をする以前の「混乱」や「混沌」に近く、意識するしないにかかわらずそのように陥りやすいときです。
だからといって、今の人生期は真剣に悩んだり、焦ったりすることも少なく、良し悪しはともかく、なるようになるといった成り行き任せに無意識のうちになりやすいので、深刻さは感じにくくなっています。

One-Point ◆ もちろん、十把一絡げで蟹宮全員がそうなるというのではなく、現実に根ざした高い見識や実力を持つ人であれば、自分の現実と目標との間の課題にちゃんと対処していけます。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、自分の内面に目を向けて、本当の自分を見出すべく、夢やビジョンや目標を描くことになりやすいときです。
それはよいのですが、どのように「自我意識」を出していくかの兼ね合いが難しいときで、自我を持たなければ夢やビジョンや目標を描けませんが、一方で自我を出すほど周囲との摩擦や課題が生じたり、ジレンマに陥りやすいときになります。
人生や社会を観念的にとらえている人ほどそうなりやすく、逆に、今の自分の現実をしっかりと目を向けて誤魔化すことなく把握できたり、現実に通用する見識や実力を持っている人であるほど、バランスをとって充分に調整していくことができます。

One-Point ◆ いずれにしても今の人生期は、相手の「個性」をも認める新しい自分自身のオリジナルな個性を見出して、今後の人生を再出発していくべきときにあることに変わりはありません。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、自分らしい個性や技能や考えを発揮していける今週になります。
ただし、無意識のうちにでも強く自我を出してしまうことによって、一長一短が生じやすいときなので、だいたいは、何事も適度であれば問題が生じることは少ないのですが、それでは進むべき「変革」や「改革」が進まないこともありますので、職務に忠実であろうとするほど摩擦や課題や対立を避けることができない今週になります。
上の「獅子宮」にも書いたことですが、乙女宮らしさを出すことによって、解決したり進められる問題もあれば、逆に乙女宮らしさを出すことによって、生じる課題や周囲との対立も起こらざるをえないときになるということです。

One-Point ◆ ただ、獅子宮と異なるのは、乙女宮の場合、現実に目を向け、実力を持っていても調整しにくいときで、逆に課題や対立から誤魔化すことのできない現実を学ぶことになります。



【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2013 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.