宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.321 / 2013.06.24 〜 07.07

●隔週土曜日に更新予定です。
※2013年 6月22日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、26日に木星が蟹宮に入宮します。
同日、蟹宮23度で水星が逆行に転じます。
翌々日の28日、金星が獅子宮に入宮します。
蟹宮の太陽と木星、蠍宮の土星、魚宮の海王星は大三角(グランド・トライン=120度×3)です。
このうちの木星を除き、太陽を頂点として、山羊宮の冥王星を尻尾としたトライン・カイト(60・60・120・120)が形成されます。
その太陽と冥王星は、牡羊宮の天王星を軸に、Tスクエア(90・90・180)を形成します。
獅子宮の金星は、土星と矩(スクエア=90度)です。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは、まだまだ続きます。
Point ◆ 今週は、良くも悪くも両極端に出やすくなります。
とくにトップクラスの人々の言動が、見識のある人とない人とに分かれやすく、中にはスキャンダルや不祥事も含めて何かと注目されそうです。
恋愛関係や愛情問題で、失恋まじりの倫(みち)ならぬ関係に注意しておきましょう。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、どちらかといえば「中休み状態」の今週や来月になりそうです。
華々しく仕事や社会的に活躍するというよりも、自分自身の内面性を見つめ直したり、今後の新しい自身のあり方を模索していくとよいときです。
かといって、仕事や社会的にまったく活躍できないということではなく、自分自身の精神意識面をコントロールして、充分に物事を見極めていける見識と判断力があれば、リーダーシップの発揮は可能なときにあります。

One-Point ◆ すべては対外的な問題というよりも、何が誤魔化すことのできない現実で、何が勘違いの夢や幻想なのか、一つひとつ把握して対処していけるか、内面性が課題になるときです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、なぜか自分の周りのモノが壊れたり、無(亡)くなるなど、一見、トラブルや課題が生じやすい人生期で、意気消沈しやすい今週や今月になるかもしれません。
状況によっては、今週や今月、今すぐにどうこうとか、特に失恋や愛情がらみの場合、立ち直ることは難しいかもしれませんが、いずれは将来を見て、変わっていくべきときにあるのは事実です。
今は焦る必要はありませんので、じっくりと自分自身の内面の精神意識を見つめ直したり、本来あるべき理想の自分像を模索していくとよいでしょう。

One-Point ◆ 先回も書いたように、良くも悪くも人間関係やパートナーシップが、昨今の人生期のカギを握ることになりますので、言い方は悪いのですが、相手を選ぶことが重要になります。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、どちらかというと、複雑な判断が必要な人生期のときで、いったい良いのか悪いのか、自分ひとりのやる気パワーだけで空回りしないようにしなければなりません。
仕事や社会活動も、結局のところ、確かに自分自身の存在や意識は重要なのですが、加えて、配偶者や近親的なパートナーとの関係も課題となってくるときです。
夢やビジョンはもちろん必要ですが、それだけで盲動的に思い込んで突っ走ってしまったり、逆に現実を見すぎて、二の足を踏んで慎重すぎるのも、期待に応えることができないのが悩ましいところです。

One-Point ◆ 特に今週以降は、配偶者や近親的なパートナーとの関係や組織活動とのバランスをとることが難しくなりますので、その分、夢や仕事との齟齬も生じやすくなることでしょう。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、特に最初や前半に象意を持つ人をはじめとして、思い込んだり物事を安易にとらえすぎると、周囲との軋轢が起こりやすいときにあります。
自分自身の信念や前向きな気持ちによって言動したり、現実をみて正しいと思って言動していることが、実は我知らず、どこか勘違いしていたり、自分本位でワンマンな言動になりやすい人生期に今はあるためです。
自分自身の感情に従って動きやすい蟹宮ですが、昨今に限っては、自分とは異なる立場の人や、その意見や感性も認めつつ、共にあって尊重していく言動が必要なときになっています。

One-Point ◆ 自分の言動が、昨今は、オモチャレベルではなく、大型のトラックのようにパワフルで、微妙なコントロールや判断や、実際のハンドルさばきが必要なときだと認識しておくことです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人の今週、また今月、今後しばらくは、一人ひとり千差万別の出来事や、過去の生き方の結果を受け取っていくディレクションのときになります。
これまでの過去の生き方が、現実を無視するかのように夢や願望にのみ目を向けて生きてきた人は、例えばですが、そのような結果を招きつつも、厳しい現実に直面せざるをえなくなります。
逆に、現実のみをみて、自己実現や自己表現など頂点を目指して生きてきた人は、例えばですが、そのような結果を受け取りつつも、そこからまた新たな人生の再スタートを切るべきときになります。

One-Point ◆ ディレクションは同じでも、そこに起こりえる出来事(結果)が一人ひとり異なるときなので参考にならないかもしれませんが、そこから再度、出発していくべきことは変わりません。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、良いとか悪いとかはともかく、さておいて、すべての状況や出来事をひっくるめていえば、「自分」が出てしまう今週や、今後しばらくの人生期になります。
当然、本物の力量や見識や人脈を持った人であれば、そういった「自分」が出て、場合によっては、組織の頂点や権威ある立場に就くことが可能なときです。
逆に、もし、自分では「ある」つもりでも、そういった実力や正しい判断力がなく、自分の考えや思い込みで生きている人であれば、そういった「自分」が出て、正しいつもりが、間違った言動によってスキャンダラスな出来事を引き起こすことになりえます。

One-Point ◆ そのような自分の内面や情動や実像が出やすいときなので、今週また今後しばらくの間に起こる出来事から、逆に本当の自分自身のレベルや姿を推し量ることもできるでしょう。



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