宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2013年 6月 8日アップ
今週は、21日の14時頃、太陽が蟹宮に入宮します。
今週中頃まで、牡羊宮の天王星を軸に山羊宮の冥王星と、蟹宮の水星や金星がTスクエア(90・90・180)をとります。
同様に中頃まで、魚宮の海王星と双子宮の火星は矩(90度)です。
一方、冥王星を中心にして海王星と蠍宮の土星が形成する小三角(60・60・120)に対して、週末は太陽、そして蟹宮入り直前の木星が大三角(120度×3)をとることによって、冥王星を尻尾とするトライン・カイト(60・60・120・120)が形成されます。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは継続中です。
Point ◆ 今週前半までは、社会や世の中の揺れ動きに対して個人が対応するのは、よほど見識を持った方でないと見守るしかないところです。
今週後半なると、良し悪しはともかく、何事も両極端に動く傾向が出てきて、週末以降、何が起きてもおかしくないほどになります。
もはや個人ではどうすることもできず、絶妙なバランス感覚を持っていくしかないところです。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
牡羊宮に象意を持つ人は、左の「今週の星の動きと傾向」に書いたように、「両極端に動く傾向」を最も強く受ける今週また今月になります。
もともと、先月また今週を含めた今月は、例えていえば「忙中閑あり」のように、動きにくかったり、開店休業状態のような状態になりやすい時期にあります。
そういった中で、どんな選択や判断をするのかで、自分自身が問われることになりますので、泰然自若や悠々と構えて、自分の時間を楽しむくらいの心の余裕を持っておくとよいでしょう。
One-Point ◆ 読書や情報収集をするのもよいし、また自分自身の精神面などを見直したり、反省すべきは反省してみて、自分の充実を図っておくと、それが今後の運勢期につながっていきます。
牡牛宮に象意を持つ人は、対人関係や、協同者やパートナーとのコミュニケーションを、どうとっていくかが重要となる今週また昨今の人生期にあります。
良いとか悪いとか、そういった問題ではなく、その両方の可能性があるときで、「夢」や「ビジョン」と、「現実」とのバランスが取れるか取れないかが重要です。
「夢」や「ビジョン」に流れすぎて、誤魔化せない現実を見失っても、また、逆に「現実」ばかりみて悲観的になりすぎて、夢やビジョンを見失っても、良い結果を得にくいときになっています。
One-Point ◆ 人間関係をはじめとして、全般的にそういったことが現われやすいときなので、今週は前向きにコミュニケーションをとったり、情報交流をして、対応を見極めていくとよいでしょう。
双子宮に象意を持つ人は、終盤に象意を持つ人を除いて、安易に流れに任せたり、何事にも楽観視していく人生期は過ぎ去りました。
とはいえ、代わりに活力ややる気パワーが高まっていく今週で、また行動的や活動的になっていきますが、「夢想」と「現実」の両方を見極めた判断や対応をとっていくことが重要な人生期にあります。
衝動気味に行動してしまうことが悪いことではないのですが、そこには経験に裏打ちされた見識や、理屈を超えて真実をキャッチする直観力が伴うことが必要で、今週は、それができなくはない今週です。
One-Point ◆ 一方、双子宮の終盤に象意を持つ人は、少々の問題や試練が起きても、いつもよりはさほど気にならずに、何とかなると思いやすいときで、それを楽しまれてみるのもよいでしょう。
蟹宮に象意を持つ人は、昨年までとは異なって、昨今は次第に本来の自分に戻りつつあり、上り調子のときにあるときです。
その傾向は、今週また今後も、ますますプッシュ・アップされていきますが、ただ一つ、調子に乗りすぎたりハシャギすぎて現実を見失うと、手痛い目に遭う可能性がありますのでご注意ください。
ポイントは、夢や希望を持つことは必要なのですが、自分自身に対してはもちろん、周囲や社会の現実とマッチさせて、慎重に対応や発揮していくことです。
One-Point ◆ 逆に、権威主義や権力主義に流れたり、何でも自分の思うとおりに言動してしまい、また周囲を動かそうとすると、現実が伴わない場合は、手痛いしっぺ返しを受けるということです。
獅子宮に象意を持つ人は、星のディレクションは確かに星のディレクションなのですが、今週以降の出来事や運勢は、自分の過去の言動や精神レベルに応じて異なっていくことになります。
簡単に書きますと、精神面が充分に伴っていない場合は、自分は楽しかったり夢や希望を持っていたとしても、現実面の出来事がついてこないことが起こります。
逆に、これまでが地味だったり、あまりパッとしなかったり、そこそこの人生であったとしても、内面性を磨いたり、誠実さをもって充分に努力してきた人の場合は、原則、それに応じて運勢が開けていくことになります。
One-Point ◆ 要は、これまでの人生の結果が、運勢や出来事となって現われやすい時期に入ったということです。過去の努力の成果や、自分自身の精神意識レベルが現実化していくときです。
乙女宮に象意を持つ人は、自身の能力面はもちろん、組織的なコミュニケーション力をもって、仕事や社会で実力を発揮できたり、現実に対応していくことができる今週また今月です。
運勢は、原則、サイクルをもって動きますので、人それぞれに好調期のときも不調期のときも巡りきますが、1年〜2年の短めのサイクルでみると、そのピークとなる今週また今月になります。
ただし、自分の実力によるピークにしていたり、または人望などによって周囲の協力を得たパートナーシップによって、しっかりと現実に裏打ちされたピークであれば、今週や今月にとどまることなく、以降も継続させていくことは、まだまだ可能な人生期にあります。
One-Point ◆ 今の人生期において最も重要なことは、そういった外面的なことのほかに、もっと大きな視野に立った人間性や精神意識面といった、心の世界の真実に目覚めることがあります。
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