宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.289 / 2012.11.12 〜 11.25

●隔週土曜日に更新予定です。
※2012年11月10日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、17日に火星が山羊宮に入宮します。
22日の朝7時頃、太陽が射手宮に入宮します。
同日、金星が蠍宮に入宮します。
蟹宮のケレス、蠍宮の土星、魚宮の海王星の大三角(グランド・トライン=120度×3)に、山羊宮の冥王星を尻尾としたトライン・カイト(60・60・120・120)は継続中で、今週は山羊宮に入宮する火星が加わり、後半を過ぎると金星も加わってきます。
火星と冥王星、そしてケレスは、牡羊宮の天王星を軸としたTスクエア(90・90・180)を形成します。
天王星は水星と三分(120度)、海王星は太陽と矩(90度)、今週前半のみ水星とも矩(90度)です。
Point ◆ 今週は連携が生まれますが、それに対する反発も起こり、また対立しながらも「連携」していくといった、両者や三者が入り乱れた複雑な様相になりそうです。
恋愛関係も似ていて、激しく情動や思慕の情が高まりますが、それに反発もあって、四方円満とはなりません。
ただ良くも悪くも、一つの結論が出やすいでしょう。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、社会や組織または部署や部門などのTOPに立つなど、社会的責任が増したり、仕事が多忙だったりと、活躍できる今後1〜2か月間となっていきます。
かといって、ワンマンになったり増長して、頑固な態度や横柄な言動に出ると、激しいバッシングを受けたり、事故やケガなどを含めたアクシデントに見舞われる可能性が高いときです。
その一方で、恋愛関係や異性関係が活発化したり、あるいは何らかの「決着」がつくことによって、良し悪しはともかく、恋愛情動や関係する動きが大きく表面化(現実化)することにもなりそうです。

One-Point ◆ 「良し悪しはともかく」というのは、表沙汰にならなければ「対立」も生じにくいのですが、現実化することによって、それなりに対立やトラブルが生じやすくなるということです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、今週も後半以降に進むにつれて、次第に新たな展開が生じたり、進むべき「転換」の方向性が明らかになっていくかもしれません。
昨今は、もともと過去の自分中心の意識や生き方から、相手や周囲を考えた意識や、対外的な活動の方向に意識や生き方を変えていくべき、「転換」の人生期に入りつつあるときです。
そこに今週は、恋愛関係や異性関係が絡んで、一つの決着をみるような出来事が起こりやすく、たとえば「ハネムーン」や「新婚」のような「ラブリィ・モード」や「熱情」の高まるときになりそうです。

One-Point ◆ 牡牛宮に象意を持すつべての人が「ハッピーエンド」の結末になるというのではなく、まったく正反対に消滅したり、「激情」による行動に出すぎてトラブルを生むこともありえます。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、現在のところ、何が起こっても、ふだんほど大きくは気にしにくいときですし、「何とかなるさ」とイージーにもとらえやすいときなので、あまり深刻にここで書くこともなさそうです。
かといって、何か書かないとこのスペースが埋まりませんので書いておきますと、今週は、自分の持つスキルや知識や技能を過信し過ぎないほうがよいでしょう。
生まれ持つホロスコープによって、もともと「慎重」な方は、その心配ありませんし、生まれながらに勘違いしやすい方は、すでに気をつけていると思いますので、問題となるのは、昨今のディレクションによって、イージーになり過ぎている方のみでしょう。

One-Point ◆ とはいえ、レアケースですが、今週、また近いうちに「大どんでん返し」または「青天の霹靂」の出来事を体験する方が出ないともかぎりませんので、異性関係にはご注意ください。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、自分が好むと好まざるとにかかわらず、意図するしないにもかかわらず、また能力のあるなしにもかかわらず、昨今また今週の出来事や事態の一方の中心的存在になりやすいときです。
動きは、あまりにもゆっくりで深く潜行的に進んでいるので、ほとんど気づきにくいのですが、少しずつ少しずつ自分自身も、また自分を取り巻く周囲の環境も、これまでとは180度ほども変っていく大転換期の人生の中にあるときです。
例えていえば、ふだんはカタツムリの歩みよりも遅いくらい見えにくいのですが、今週やほぼ年内に関しては、それが例外的に加速することもありそうです。

One-Point ◆ 回りくどい書き方をしましたが、正確に書くとそういうことです。今週や年内は自分や仕事や社会的な立場を含めて、変革に通じる大きな動きが出てくる可能性が高いときです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、いったい運勢や調子が良いのか悪いのか、実は予測不能なときにあります。
というか、ご本人のホロスコープ(出生天球図)によって異なりますし、社会的な見識や実力やまた自分を捨てる胆(はら)をどれくらい持っているかによっても変わってきますので、状況は実に人さまざまになるときです。
一般的にいえば、新しい自分に変わることを拒まない人ほど調子が良く、頑なに古い自分や過去のステイタスにこだわる人ほど、今の人生期は運勢から見放されやすくなっています。

One-Point ◆ そのような今週は、基本的には今一つ、自分の本領を発揮しにくいときにありますので、逆に「自分を捨てる胆(はら)を持って」、周囲から学んでいくくらいの無心がベストです。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、人間関係やパートナーとの関係が表現は適切ではないかもしれませんが、むやみやたらと「やみくも」に広がったり、どちらかというと「曖昧模糊」としやすい時期にあります。
分かりやすくいえば、相手のホンネを本当はつかめていないのに、分かった気になりやすいときで、来るものは拒まずだと、期待を裏切られることが起こりますし、逆に拒めば、信頼のできる情愛関係を結べる相手を失うことにもなります。
そういった点では、昨今の流れに任せた生き方が良いほうにも悪いほうにも出てしまうときで、何かにつけて、正しい判断が難しいときにあるといえます。

One-Point ◆ 負けず嫌いの人やプライドの高い人ほど、今週はシャカリキに自己発揮をしやすく、逆にそうせざるをえない状況が起きたりするのですが、良い結果を生むとはかぎらないようです。



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