宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2012年10月13日アップ
今週は、23日朝9時頃、太陽が蠍宮に入宮します。
週末の28日、それも翌29日に変わる直前に金星が天秤宮に入宮します。
今週も、蟹宮のケレス、蠍宮の土星、魚宮の海王星に、太陽が加わって大三角(グランド・トライン=120度×3)が続きますが、これは山羊宮の冥王星を尻尾にトライン・カイト(60・60・120・120)を形成します。
その冥王星は、牡羊宮の天王星を軸としたTスクエア(90・90・180)をケレスとともに形成します。
天王星は射手宮の火星と三分(トライン=120度)で、火星は双子宮の木星と衝(180度)です。
Point ◆ 上の星の動きに加え、土星と冥王星のミューチュアル・リセプションゆえに、一般的に今週は、良きにつけ悪しきにつけ動くに動けず、進むに進みづらい、どこかモヤモヤした隔靴掻痒のような時期になりそうです。
ただし、一朝事あれば、まったく正反対で、良し悪しは別にして一気に動いてしまうことになります。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
牡羊宮に象意を持つ人は、おおむね社会的な評価を受けやすいときにありますが、今週、実際にどういう運勢になるかは、本人のホロスコープ(出生天球図)に加えて、見識や実力次第のときになります。
「本人のホロスコープ次第」というのは、どちらかというと持って生まれた自分自身の運勢傾向が出やすいという意味で、「見識や実力次第」というのは、読んで字のとおりです。
もう一つは、人生の新展開ともいうべき新しい活動分野が開けてきたり、新しい自分自身への意識を持って行動パターンや生き方を変えていくなど、個性的になっていくときにあります。
One-Point ◆ いずれにしても、何が起きたとしても今週や今の人生期は、「チャンス」であることには変わりありません。既成概念や過去の常態にとらわれないほうが運勢を開きやすいときです。
牡牛宮に象意を持つ人は、今週、具体的な動きがどこまで出るかは人それぞれで、一般的にはオモテに出にくいときですが、大きな転換の人生期がはじまっていることに変わりはありません。
この時期に必要なことは、自分の周りに起こることをマイナスにとらえていくのではなく、これから将来の人生において、活躍していくために必要なので起きているととらえてみることです。
たとえば、これまで愛着を持って肌身離さず大事にしてきたものが壊れたり、また失うことも起こりやすい時期ですが、それは精神的にも現実的にも、自立や成長していくために起きたと考えるほうがよい時期にあるのです。
One-Point ◆ 今週とはかぎりませんが、中には、それがモノや環境ではなく、近しい人だったりすることもある人生期です。そういった出来事を通過することによって新しいステージに進みます。
双子宮に象意を持つ人は、今週は出来事からいえば、いつもより思わぬアクシデントやトラブルが起こりやすくなっていますので、そういったホロスコープ(出生天球図)を生まれ持つ人ほど、注意したほうがよいときになります。
また良きにつけ悪しきにつけ、身近な異性関係にある人への情動や、「横恋慕」のような想いや、突発的かつアブノーマルな衝動行動にも出やすい傾向のときなので、上述と同様の人ほど、注意しておきましょう。
そういったことも含めて、今週や今月は、これまでの意識から対外活動へのチェンジや、行動パターンのチェンジを図っていくことを心掛けていくとよいときです。
One-Point ◆ たとえば、気分が良いからと昨今を何もせず安易に過ごしてきた人は、積極果敢に行動しはじめたり、逆にそれいけドンドンできた人は、地に足を着けていくといったことです。
蟹宮に象意を持つ人は、今週、良きにつけ悪しきにつけ、運勢の変化や、その振り幅が大きくなっていくときにあります。
こういった時期に必要なことは、状況の変化や心境の変化に一喜一憂したり、振り回されないことで、今週は特に軽々な判断を避け、慎重の上にも慎重な状況判断によって言動していくことが必要です。
特に対人関係や、パートナーや協同者といった身近な相手との関係に、見解の違いが生じやすいので、柔軟な対応を心掛けるほうが無難といえば無難です。
One-Point ◆ 蟹宮の前半に象意を持つ人は、現実的ながら自分でも知らずに勘違いした判断をしやすいときで、それが権威主義や権力的な言動に出やすい人生期なので注意しましょう。
獅子宮に象意を持つ人は、早い人では過去の考え方や生き方、またビジネスなど仕事が通用しなくなっていく人生期に入りつつありますので、胆(はら)を決めなければなりません。
特に今週は、それが実感できたり、また現実のものとして目の当たりにしていくことになる出来事が生じやすいときなので、客観的に事実を見つめていくことをおすすめいたします。
こういうディレクションの時期は、ヘンなプライドを持っていたり、いつまでも過去の成功体験を踏襲したり、現状の立場を維持しようとするほど、事態を悪化させていきます。
One-Point ◆ 良し悪しはともかく、今週は獅子宮の真価が試されるときになります。自分がどこまで高い精神性や見識を持った対応ができるかで、運勢も大きく分かれていくことになりそうです。
乙女宮に象意を持つ人は、そろそろ、これまでの密かながらも「我が世の春」といった活動期から、謙虚さを取り戻したり、現実をよく見た慎重な対応に切り替えていくことを意識したほうがよさそうです。
結論的にいえば、それが今後の運勢を持続していけるポイントなので、うまく切り替えができない場合は、突発的なトラブルに見舞われることが、可能性としては起こりえることになります。
要は、自分から意識や行動パターンを切り替えていくか、それともトラブルによって考えを変えざるをえなくなるかなので、どちらが周囲の評価を得たり、運勢を持続しやすいかはお分かりだと存じます。
One-Point ◆ 先回にも類似しますが、相手が思うように行動してくれなかったり、レスポンスがなかったり、特に異性に対する安易なアプローチや行動は、出直しを迫られることが起こりえます。
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