宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
HOME | 今週の運勢1 牡羊宮〜乙女宮 | バックナンバー > No.271
●隔週土曜日に更新予定です。
※2012年 7月 7日アップ
今週は、13日に天王星が牡羊宮8度で逆行に転じます。
15日には水星も獅子宮12度で逆行に転じます。
週末22日の19時頃、太陽が獅子宮に入宮します。
今週は、天王星、山羊宮の冥王星、天秤宮の火星によるTスクエア(90・90・180)がはじまります。
天王星は、射手宮のドラゴンヘッド、獅子宮の水星と三分(トライン=120度)で、火星は、双子宮の木星と三分です。
一方、魚宮の海王星を軸に、ドラゴンヘッド、木星のTスクエア(90・90・180)が今週も続きます。
結果、天王星、木星、火星、ドラゴンヘッドの4者が、お互いに調停の座相をとり合う神秘十字(ミスティック・レクタングル=60・120・60・120)を形成します。
太陽は、天秤宮の土星と矩(スクエア=90度)です。
*
Point ◆ 複雑に交錯した星の配置によって、対立と協調、問題やトラブルが生じやすく、昨今の政局をみてもお分かりのように、「攻守対立」や「合従連衡」が生じそうです。
今週末22日前後から、週があけた来週25日前後、特に、「嫌だ」といっても、「起こるもの」は起こります。
歴史の動きは、さらに混乱し、加速していきそうです。
今週は解決したり、元に戻そうと調整しても難しいので、対立や課題を恐れずに進んだほうが、本当はよいのです。
*
注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
牡羊宮に象意を持つ人は、動き回って問題やトラブルを起こすのは、今の時期に限っていえば、悪くはないのですが、その場合、激しい批判や非難また抵抗を覚悟しなければなりません。
かなり内面のストレスや自噴エネルギーが高まっているときなので、相手や周囲に、つい一言、批判しやすくなりますが、それを社会的な行動にまで出してしまうのは、かなりの見識や実力を持っていることが必要な昨今の状況です。
なので、一般的に今週は、「忍」の一文字が無難ですが、それでも、これから、どのように行動パターンを転換していくかが課題となっています。
One-Point ◆ リーダーシップを発揮していける社会運や人生期にあるのですが、まだ個人的な運勢が追いついていない現状です。それでも今週は一つ、転換が前に進んでいくことになります。
牡牛宮に象意を持つ人は、恋愛機運や愛情運が高まり、中には衝動的にアクションを起こしてしまう人もいそうです。
しかし、昨今の星周りは複雑なので、気持ちが高まったとしても基本的にはどうすることもできないようなときですし、また、思い切って行動に出たとしても、それが問題やトラブルにつながりそうなときでもありますので、内心ではヤキモキしてしまうことになりやすい今週かもしれません。
結果的にいつものように忍耐したり、自分の部屋で思いを巡らしたり、打開への新たな展開や画期的なアイデアがないか考えることになりそうです。
One-Point ◆ 中には、思わぬキッカケによって、恋愛異性運が動き出す人がいます。それでも障害が伴うのは避けにくい時期なので、かなりの覚悟を持たないとYESとはいえないでしょう。
双子宮に象意を持つ人は、自分の理想に向かってイケイケの気分になりやすく、安易にも、また果敢にも行動しやすいときです。
ただし、楽観視した気持ちで進む、そのことが、今週や昨今は、全体的な問題やトラブルの一因ともなっていく星周りにありますので、自我を通すなら、それなりの覚悟が必要なときになりそうです。
特に双子宮の前半に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、今の人生期は正しい現実の把握がしにくく、「理想的」に頭や心の中でのみとらえて進みがちなので、何事も体験と割り切ってやってみるのも仕方ないでしょう。
One-Point ◆ 左の「今週の星の動きと傾向」にも書いたように、週末もしくは来週初めの25日前後は、大きな「変化」に関係しやすいので、その際は、冷静な対応が必要になるかもしれません。
蟹宮に象意を持つ人は、昨今のディレクションや運勢の渦中にあって、今週は、さまざまな感情の変化を体験していくことになりそうです。
その渦中に身をおいて、ではどこまで動くことができ、自分の結果や成果を出していくことができるのかといえば、昨今の複雑な星周りの中では、かなりハードルの高い見識や実力を備えておかなければ難しいのが現実です。
そういうこともあって、今週や今後しばらくは、現状から素直に学び、これからの行動のあり方を模索したり、自分の意志を改めたり、確認していくとよい今週、また今月になりそうです。
One-Point ◆ 場合によっては、欄外の「今週の星の動きと傾向」にも書いたように、週末もしくは来週初めの25日前後は、大きな「変化」をモロに受けやすくなる人がいて、奮起させられそうです。
獅子宮に象意を持つ人は、昨今の混乱した星周りの中で、比較的ながらも、マイペースで進むことができる唯一のサイン(宮)です。
であっても、決して一匹狼になることのない獅子宮に象意を持つ人は、困難の中に身を置く仲間とともに行動を伴(とも)にしていくなど、むしろ自らこの混乱に身を投じていくことが起こりやすいでしょう。
良いとか悪いとかは関係なく、実際、獅子宮に象意を持つ人のパートナーや協力者ほど、昨今の混乱するディレクションの影響を受けて、課題やトラブルに直面している状態にある人が多いときです。
One-Point ◆ そのような現実に直面せざるをえないとはいえ、打開を目指して透徹した能力を発揮し、画期的なアイデアを出すなど、仲間に果敢で頼もしい行動を見せることができそうです。
乙女宮に象意を持つ人は、意識するしないにかかわらず、昨今の混乱やトラブルの「ウラ」の仕掛け人といえるほど、仕事場や社会における行動が、その引き金になっている運勢のときにあります。
とはいえ、ご本人の運勢は決して悪いときではないし、むしろ個性が際立ったり、社会的な立場や信用のある人や上司からの引き立てを受けやすく、それに伴って、行動したり、実力を発揮できるときです。
良いとか悪いとかは別にして、そのことが例えば、嫉妬や誤解をはじめ、周囲に問題やトラブルを我知らずに生んでいる、そういった可能性があるときです。
One-Point ◆ これも時の流れの必然なので、起こるのは仕方のないことです。今週末や来週初めの25日前後になると、さらに大きく「トップクラスの変化」にかかわることになるかもしれません。
※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。
Copyright(C) 2005-2012 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.