宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.265 / 2012.05.28 〜 06.10

●隔週土曜日に更新予定です。
※2012年 5月26日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、6月7日に水星が蟹宮に入宮します。
今週前半、双子宮の太陽と水星は、乙女宮の火星と、魚宮の海王星に矩(スクエア=90度)です。
双子宮を逆行中の金星は、天秤宮で逆行中の土星と三分(トライン=120度)です。
今週後半になると、金星は三分(120度)を解消し、今度は太陽と水星が土星と三分(120度)をとります。
牡牛宮の木星は、今週から海王星との矩(90度)に入り、牡羊宮の天王星と山羊宮の冥王星の矩(90度)は、まだまだ続きます。
太陽と水星の合(コンジャンクション=0度)は、中頃に金星を交えた三重合(トリプル・コンジャンクション=0・0・0)を一時的にとり、すぐに太陽と金星の合(0度)へとチェンジしていきます。

全体的にはトーンダウン気味の今週で、良し悪しはともかく、どこか動きづらかったり、思うようにいかない感じが出てくるかもしれません。
一方で、高い見識を持っていたり、本当に実力がある人にとっては、絶妙の一手によって、道を見出していくことが可能です。
今週の前半と後半の運勢は、必ずしも同じとはかぎらないので、うまく切り替えていくことが必要になります。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、特に後半に象意を持つ人をはじめとして、些細なトラブルや課題が生じることになりそうです。
とはいえそれは、今後の仕事や社会的に活躍していくために、自分の意識や考えをチェンジしていく必要があって起きていることなので、あまり悪くとらえたりマイナスに考えないほうがよいものです。
むしろ積極的に受け入れるのもよく、どう自分が変わっていけば将来に役立つかという方向で、未来に向けた「希望」となる方向でとらえていくとよいでしょう。

One-Point ◆ 今週前半は、自分が何を目指しているのか「自己理想像」が課題になり、今週後半は、自分の考えをどう変えていくか、情報収集や研究が課題となっていくことになりそうです。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、自分自身が持つ実際の魅力を対外的にアピールできるときになります。
自分が好きというよりも、得意とする知識やスキル、また人柄によって行動して、実際はどういった自分自身なのか、周囲の人々に、そのイメージを定着させたり、理解してもらえるときなのです。
そのため過去の意識や考えから、作為された自分を出したり、自分自身を誤魔化してアピールしたり、そういった言動をとるのはふさわしくないときで、誠意をもって周囲に接していくことが結果、効果を発揮します。

One-Point ◆ 今週前半は、そのような本当の自分自身の人柄のままに魅力を出して、今週後半は、率直に自分の考えや思いを伝えて、誠意でもってコミュニケーションをとるべきです。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、本当の自分自身が露わになって、何らかの評価が定まっていくことになりそうです。
高い見識や実力を持った人であれば、現状の課題や問題を絶妙にコントロールしてクリアーしていくことができますし、それなりの人はそれなりに課題を抱えて、口先だけの当てにならない人と思われるケースが生じるかもしれません。
こういった状況では多くの場合、あがけばあがくほど自分の地が露わになっていくときなので、どうせなら安易に誤魔化したりつくろったりせずに、誠意を持って対応したほうが、功を奏する余地が残っています。

One-Point ◆ 今週前半は、自分の美意識や個性に対して評価が定まりやすく、今週後半は、情報量やコミュニケーションのとり方に裁定がくだされて、評価が定まっていきやすいでしょう。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、いろいろと課題や問題がある中で、自分自身を誤魔化しても難しいときで、率直に自分の現実や周囲をみつめていくべきときです。
自分自身、つまり自分の技能や才能や考えや個性と率直に対峙して、現実や現状と照らし合わせながら進むときに、今後、自分がどのような方向に舵を切って人生を再出発していけばよいかが見えやすくなります。
これまで生きてきた過去の人生の結果が定まるときでもありますが、むしろ今は、過去の結果や評価を踏まえつつも、過去にとらわれすぎることなく、新たな分野や可能性に向けて進んでいくほうがよいときです。

One-Point ◆ 過去を悔やんでも過去が戻ったり、やり直すことはできませんが、未来をより良いものにしていくことで、逆に過去を美しく変えていくことが可能になっているという事実があります。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、焦る必要はないのですが、残された時間はあまり多いとはいえないようです。
人生にはいくつかのサイクルがありますが、これまで過ごしてきた人生のサイクルも、昨今のピークを最後の花道に、もはや終えようとしているといってもいいときです。
成すべきことがあれば、早ければ今後の数か月のうちに、遅くても1年ほどのうちに片付けて、次の人生サイクルを出発していくための蓄えにしたり、計画や基盤づくりに向けた腹づもりを培っておくとよいでしょう。

One-Point ◆ いずれにしても、新しい時代は始まっていますので、これからの時代に向けた自分のスタンスを今後どうとっていくか、意識を改めていくことに躊躇してはならない時期です。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、自分自身の個性や技能を充分に発揮していけるときで、身をもったパフォーマンスをしていくことが可能な時期になっています。
本当は、多少の課題があるものの、それが見えにくいときでもあって、上司や周囲からの評判もよく、培った知識やスキルを発揮して結果につなげていけるでしょう。
ただし、昨今の人生期は、前半に象意を持つ人をはじめとして、相手や周囲の状況を正しくとらえることができないなど、どこか勘違いしやすいきらいが無きにしも非ずなので、相応の注意が必要です。

One-Point ◆ 今週の前半は、自分自身のキャラや魅力を対外的に発揮して、評価を受けやすく、今週後半は、仕事など対外活動に技能やスキルを発揮して、結果を出していきやすいときです。



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